よみがえれ! 雷門!!
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雷門中サッカー部を取り戻すため、松風天馬と円堂瑞貴とフェイ=ルーンとクラーク=ワンダバットは十一年前の雷門中へタイムジャンプした。十一年前の円堂守と木野秋の前に、アルファたちプロトコル・オメガが現れサッカー部設立の妨害をするので、天馬や瑞貴たちはフットボールフロンティアスタジアムで試合することに。
次々とデュプリが倒れていく中、ゴール前でボールを足で止めるアルファ。そこに声を上げるのは――円堂だ。
「待てよ! サッカーは……サッカーはそんなんじゃないぞ!」
「…………」
「円堂さん……」
(守……)
どこまでもサッカーに対して真っ直ぐな円堂に、アルファは何も感じないが、天馬と瑞貴は拳を手の平に当てて構える彼を見る。
「さあ、撃って来い!」
「自らの能力を把握できていない」
「それがどうした! やってみなくちゃわかんないだろ! お前がやってるのはサッカーじゃない……ボールは人を傷つけるモンじゃない!」
「そうだ! サッカーが悲しんでる!」
同意するように声を上げた天馬に、円堂は嬉しそうに天馬を見る。
「お前、いいこと言うな! えーと……天馬って言ったっけ?」
「はい! アルファ、ボールだってそんな風に使われて泣いてるぞ!」
「サッカーは滅ぶべき物。よって円堂守、サッカーによってお前自身が滅ぶ。これより、円堂守のインタラプト修正に入る」
アルファは足で止めていたボールを顔くらいに高く上げ、そのままノーマルシュートを放った。それでも威力は強いと見ただけでもわかる。
「絶対に止める……サッカーが滅んでたまるか! ゴッドハンド!」
なんと円堂は金色に輝く右手を放つ、伝説の技・ゴッドハンドを繰り出した。しかし初めて出せるのは一年後のはずなのに、それを今出したことに天馬も瑞貴もフェイも驚いた。
「ゴ、ゴッドハンド!?」
「あの技は、まだ習得していないはずなのに!?」
「っ! まさか、ここで!?」
「スゴい!」
「パラレルワールドの共鳴現象!」
凄まじい必殺技に秋も感動していると、ワンダバはこの必殺技を出せた理由が共鳴現象によるものだとわかった。そして円堂は多少後退したものの、しっかりキャッチしている。
「フゥ……と、止めた? できたー! とうとうできたぞー!」
祖父の必殺技に憧れて練習していたため、それがついにできたと円堂は両手に持ったボールを高く上げて喜ぶ。
時空の共鳴現象とは――異なったパラレルワールド上に複数の円堂が生まれ、互いに干渉し合って力が高まっている。この円堂はこれまでのデータに存在しない円堂なのだ。
「よし! 今ので流れはこっちに来ます! フェイ、瑞貴さん、デュプリのみんなも広がって。反撃行くよ!」
「いくぞ!」
円堂のゴールキックを天馬が取ろうとしたが、ネタンに邪魔をされてジーニーにボールが渡った。
「行かせない!」
「天馬!?」
「っ!」
「あの子、早い!」
「急激に成長しとる!」
最初にプロトコル・オメガと戦ったときと違いスピードが加速している天馬。それに瑞貴もフェイも驚き、秋も彼の足の速さに目を見開いた。その間にジーニーのうしろまで追いついた。
「ワンダートラップ!」
「いいぞ、天馬!」
「あの加速、時空の影響か!」
「守がゴッドハンドを出せたのと同じってことね!」
見事ボールを奪うことができた天馬に円堂は声を上げる。そしてフェイと瑞貴もまた、天馬の成長は円堂と同じように時空の共鳴現象によるものだとわかった。
「潰せ」
ドリブルする天馬に、今度はアルファの指示でネタンとクオルが二人掛かりで向かう。
「アグレッシブビート!」
「あいつ、スッゲェ……!」
「フェイ!」
次々とプロトコル・オメガを抜く天馬に円堂は驚きながらも面白そうに笑う。次に天馬はフェイにボールを回した。
「ザノウ、攻撃を警戒」
「イエス!」
「瑞貴さん! いけー!」
ゴール前でメダムと接触する前にフェイは瑞貴に向かってボールを高く上げた。それを追って瑞貴もジャンプして構える。
「シューティングアローV!」
「キーパーコマンド03!」
【ドーンシャウト】
瑞貴が叩きつけるように蹴ると同時にボールからV字型の光が現れ、ザノウの必殺技も撃ち負かしてゴールに入った。
「やったー!」
「スゴいスピードだったよ、天馬!」
「うん! 自分でもこんなに加速するなんて思ってなかった! 瑞貴さんもナイスシュートです!」
「フフッ、ありがとう! でも子供になったから結構威力が落ちてるけどね」
「スッゲーな、あいつら!」
三人でハイタッチを交わす天馬とフェイと瑞貴。それを反対のゴールから見ていた円堂は目を輝かせていた。
次々とデュプリが倒れていく中、ゴール前でボールを足で止めるアルファ。そこに声を上げるのは――円堂だ。
「待てよ! サッカーは……サッカーはそんなんじゃないぞ!」
「…………」
「円堂さん……」
(守……)
どこまでもサッカーに対して真っ直ぐな円堂に、アルファは何も感じないが、天馬と瑞貴は拳を手の平に当てて構える彼を見る。
「さあ、撃って来い!」
「自らの能力を把握できていない」
「それがどうした! やってみなくちゃわかんないだろ! お前がやってるのはサッカーじゃない……ボールは人を傷つけるモンじゃない!」
「そうだ! サッカーが悲しんでる!」
同意するように声を上げた天馬に、円堂は嬉しそうに天馬を見る。
「お前、いいこと言うな! えーと……天馬って言ったっけ?」
「はい! アルファ、ボールだってそんな風に使われて泣いてるぞ!」
「サッカーは滅ぶべき物。よって円堂守、サッカーによってお前自身が滅ぶ。これより、円堂守のインタラプト修正に入る」
アルファは足で止めていたボールを顔くらいに高く上げ、そのままノーマルシュートを放った。それでも威力は強いと見ただけでもわかる。
「絶対に止める……サッカーが滅んでたまるか! ゴッドハンド!」
なんと円堂は金色に輝く右手を放つ、伝説の技・ゴッドハンドを繰り出した。しかし初めて出せるのは一年後のはずなのに、それを今出したことに天馬も瑞貴もフェイも驚いた。
「ゴ、ゴッドハンド!?」
「あの技は、まだ習得していないはずなのに!?」
「っ! まさか、ここで!?」
「スゴい!」
「パラレルワールドの共鳴現象!」
凄まじい必殺技に秋も感動していると、ワンダバはこの必殺技を出せた理由が共鳴現象によるものだとわかった。そして円堂は多少後退したものの、しっかりキャッチしている。
「フゥ……と、止めた? できたー! とうとうできたぞー!」
祖父の必殺技に憧れて練習していたため、それがついにできたと円堂は両手に持ったボールを高く上げて喜ぶ。
時空の共鳴現象とは――異なったパラレルワールド上に複数の円堂が生まれ、互いに干渉し合って力が高まっている。この円堂はこれまでのデータに存在しない円堂なのだ。
「よし! 今ので流れはこっちに来ます! フェイ、瑞貴さん、デュプリのみんなも広がって。反撃行くよ!」
「いくぞ!」
円堂のゴールキックを天馬が取ろうとしたが、ネタンに邪魔をされてジーニーにボールが渡った。
「行かせない!」
「天馬!?」
「っ!」
「あの子、早い!」
「急激に成長しとる!」
最初にプロトコル・オメガと戦ったときと違いスピードが加速している天馬。それに瑞貴もフェイも驚き、秋も彼の足の速さに目を見開いた。その間にジーニーのうしろまで追いついた。
「ワンダートラップ!」
「いいぞ、天馬!」
「あの加速、時空の影響か!」
「守がゴッドハンドを出せたのと同じってことね!」
見事ボールを奪うことができた天馬に円堂は声を上げる。そしてフェイと瑞貴もまた、天馬の成長は円堂と同じように時空の共鳴現象によるものだとわかった。
「潰せ」
ドリブルする天馬に、今度はアルファの指示でネタンとクオルが二人掛かりで向かう。
「アグレッシブビート!」
「あいつ、スッゲェ……!」
「フェイ!」
次々とプロトコル・オメガを抜く天馬に円堂は驚きながらも面白そうに笑う。次に天馬はフェイにボールを回した。
「ザノウ、攻撃を警戒」
「イエス!」
「瑞貴さん! いけー!」
ゴール前でメダムと接触する前にフェイは瑞貴に向かってボールを高く上げた。それを追って瑞貴もジャンプして構える。
「シューティングアローV!」
「キーパーコマンド03!」
【ドーンシャウト】
瑞貴が叩きつけるように蹴ると同時にボールからV字型の光が現れ、ザノウの必殺技も撃ち負かしてゴールに入った。
「やったー!」
「スゴいスピードだったよ、天馬!」
「うん! 自分でもこんなに加速するなんて思ってなかった! 瑞貴さんもナイスシュートです!」
「フフッ、ありがとう! でも子供になったから結構威力が落ちてるけどね」
「スッゲーな、あいつら!」
三人でハイタッチを交わす天馬とフェイと瑞貴。それを反対のゴールから見ていた円堂は目を輝かせていた。