時を越えた天馬と##NAME1##!
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「そいつらは、サッカーを消そうとしているんです!」
「えーっと……お前……?」
「あっ……」
天馬と円堂が本当に出会うのは今から十年後なので、当然今の円堂は天馬が誰かわからない。なので天馬は背筋を伸ばして改めて自己紹介をする。
「俺、松風天馬といいます! えっと、あの、いろいろ説明難しいんですけど……俺、大好きなサッカーを守るためにここに来ました! このままじゃ、大変なことになるんです! 信じてください!」
天馬の言葉はあやふやで普通は信じ難い。秋も迷っている中、円堂は笑って言う。
「わかった!」
「信じてくれるんですか!?」
「ああ! サッカーが好きって言える奴の言うことは信じるさ。大好きなモノには嘘がつけないからな!」
まさに円堂らしい言葉で思わず秋も微笑んでしまう。そして円堂は確認するためにアルファに顔を向ける。
「今のこと、本当なんだな?」
「そうだ」
「試合、やるよ。やってやる! やってお前たちにサッカーが楽しいってこと教えてやる! でも、そっちはちゃんとチームがそろってるのか……。困ったな、こっちは……」
「――大丈夫、いるよ!」
次に声をかけたのはフェイだ。デュプリを七人出したフェイと瑞貴はテンマーズのユニフォームに着替えてその場にいた。
「みんなサッカーが好きな仲間です」
「そうなのか! ――ん?」
「!」
円堂はテンマーズのメンバーの中にいる瑞貴を思わず見ると、目が合った瑞貴は何も言わず視線を少し逸らした。
天馬たちにとってプロトコル・オメガはついさっき戦った相手だが、このプロトコル・オメガは天馬たちと接触する前なので初対面だ。エイナムは不思議そうにアルファに問いかける。
「奴らは?」
ピピピッ。
「情報を受け取った。奴らは我々の修正を取り消そうと時間移動している。他のパラレルワールドの我々とすでに戦ってるようだ」
「なるほど。どうします?」
「円堂守と松風天馬……そして円堂瑞貴。三人同時にサッカーを奪えばいいだけのことだ」
そして円堂もテンマーズのユニフォームに着替えることになり、その間に天馬は瑞貴とフェイに話しかける。
「あの、よく考えてみたら今の姿の瑞貴さんがここにいて大丈夫ですか? 来年には二人は相棒になるんだし、さっきも円堂さんが瑞貴さんを見ていましたよ?」
「私もそう思ってベンチにしようと思ったんだけど……」
「ワンダバが瑞貴さんを出せって……」
「今はプロトコル・オメガに勝つことが最優先だ。のちのちのことはあとで考えればいいだけのこと!」
「「「…………」」」
つまりはノープランということだ。それでも胸を張ってん宣言するワンダバに、三人は半目になって苦笑するのだった。
「まあとにかく、私はデュプリのフリをして必要以上に守と言葉を交わさないように注意するよ。雷門中サッカー部がなかったら今の私はいないしね」
「それもそうですね!」
「わかりました!」
両チームはセンターラインの前に並ぶと、先ほどの試合と同じように矢嶋が現れた。
「なんでマイク? おおおっ!? 店の厨房かと思ったらいきなりどこかのサッカー場だー!?」
さっきまでいた場所と違ったので矢嶋が驚くと、マイクからの光によってまた洗脳されてしまった。
「頼むぞ」
《さあ再び、テンマーズとプロトコル・オメガの試合だ――っ!!》
アルファの言葉もあって矢嶋はすっかり実況者モードになった。そして両チームはポジションに向かう。
「さあみんな! サッカーやろうぜ!」
(フフッ。いつの時代でも、やっぱり守は守だね)
ゴール前で拳を手の平に当てて意気込みながら叫ぶ円堂に、ポジションに着いた瑞貴は人知れず微笑んでいた。
先攻はプロトコル・オメガで、アルファからボールを受け取ったエイナムはもう一度アルファに渡す。その間にエイナムとエルザとクオースはフェイを囲んだ。
「何っ!?」
「ふっ!」
フェイの動きを封じたあと、アルファたちは他のデュプリに向かってボールをぶつけ始めた。直接受けていないフェイも顔をしかめている。
それをベンチでワンダバと見ている秋は、アルファたちの攻撃を不快に思う。
「ヒドい……!」
「敵はデュプリが遠隔操作だと知って、フェイの視界を遮ってデュプリを痛めつけているんだ」
次々とデュプリが倒れていく中、ゴール前でボールを足で止めるアルファ。そこに声を上げるのは――円堂だ。
「待てよ! サッカーは……サッカーはそんなんじゃないぞ!」
「…………」
しかしアルファは表情を変えず何も感じない。この試合の行く末はどうなるのか、雷門中サッカー部の始まりを守れるのか――!?
☆コーチの 今日の格言☆
生きる時代は違うけど、サッカーが好きって言う気持ちはどの時代でも同じ
以上!!
「えーっと……お前……?」
「あっ……」
天馬と円堂が本当に出会うのは今から十年後なので、当然今の円堂は天馬が誰かわからない。なので天馬は背筋を伸ばして改めて自己紹介をする。
「俺、松風天馬といいます! えっと、あの、いろいろ説明難しいんですけど……俺、大好きなサッカーを守るためにここに来ました! このままじゃ、大変なことになるんです! 信じてください!」
天馬の言葉はあやふやで普通は信じ難い。秋も迷っている中、円堂は笑って言う。
「わかった!」
「信じてくれるんですか!?」
「ああ! サッカーが好きって言える奴の言うことは信じるさ。大好きなモノには嘘がつけないからな!」
まさに円堂らしい言葉で思わず秋も微笑んでしまう。そして円堂は確認するためにアルファに顔を向ける。
「今のこと、本当なんだな?」
「そうだ」
「試合、やるよ。やってやる! やってお前たちにサッカーが楽しいってこと教えてやる! でも、そっちはちゃんとチームがそろってるのか……。困ったな、こっちは……」
「――大丈夫、いるよ!」
次に声をかけたのはフェイだ。デュプリを七人出したフェイと瑞貴はテンマーズのユニフォームに着替えてその場にいた。
「みんなサッカーが好きな仲間です」
「そうなのか! ――ん?」
「!」
円堂はテンマーズのメンバーの中にいる瑞貴を思わず見ると、目が合った瑞貴は何も言わず視線を少し逸らした。
天馬たちにとってプロトコル・オメガはついさっき戦った相手だが、このプロトコル・オメガは天馬たちと接触する前なので初対面だ。エイナムは不思議そうにアルファに問いかける。
「奴らは?」
ピピピッ。
「情報を受け取った。奴らは我々の修正を取り消そうと時間移動している。他のパラレルワールドの我々とすでに戦ってるようだ」
「なるほど。どうします?」
「円堂守と松風天馬……そして円堂瑞貴。三人同時にサッカーを奪えばいいだけのことだ」
そして円堂もテンマーズのユニフォームに着替えることになり、その間に天馬は瑞貴とフェイに話しかける。
「あの、よく考えてみたら今の姿の瑞貴さんがここにいて大丈夫ですか? 来年には二人は相棒になるんだし、さっきも円堂さんが瑞貴さんを見ていましたよ?」
「私もそう思ってベンチにしようと思ったんだけど……」
「ワンダバが瑞貴さんを出せって……」
「今はプロトコル・オメガに勝つことが最優先だ。のちのちのことはあとで考えればいいだけのこと!」
「「「…………」」」
つまりはノープランということだ。それでも胸を張ってん宣言するワンダバに、三人は半目になって苦笑するのだった。
「まあとにかく、私はデュプリのフリをして必要以上に守と言葉を交わさないように注意するよ。雷門中サッカー部がなかったら今の私はいないしね」
「それもそうですね!」
「わかりました!」
両チームはセンターラインの前に並ぶと、先ほどの試合と同じように矢嶋が現れた。
「なんでマイク? おおおっ!? 店の厨房かと思ったらいきなりどこかのサッカー場だー!?」
さっきまでいた場所と違ったので矢嶋が驚くと、マイクからの光によってまた洗脳されてしまった。
「頼むぞ」
《さあ再び、テンマーズとプロトコル・オメガの試合だ――っ!!》
アルファの言葉もあって矢嶋はすっかり実況者モードになった。そして両チームはポジションに向かう。
「さあみんな! サッカーやろうぜ!」
(フフッ。いつの時代でも、やっぱり守は守だね)
ゴール前で拳を手の平に当てて意気込みながら叫ぶ円堂に、ポジションに着いた瑞貴は人知れず微笑んでいた。
先攻はプロトコル・オメガで、アルファからボールを受け取ったエイナムはもう一度アルファに渡す。その間にエイナムとエルザとクオースはフェイを囲んだ。
「何っ!?」
「ふっ!」
フェイの動きを封じたあと、アルファたちは他のデュプリに向かってボールをぶつけ始めた。直接受けていないフェイも顔をしかめている。
それをベンチでワンダバと見ている秋は、アルファたちの攻撃を不快に思う。
「ヒドい……!」
「敵はデュプリが遠隔操作だと知って、フェイの視界を遮ってデュプリを痛めつけているんだ」
次々とデュプリが倒れていく中、ゴール前でボールを足で止めるアルファ。そこに声を上げるのは――円堂だ。
「待てよ! サッカーは……サッカーはそんなんじゃないぞ!」
「…………」
しかしアルファは表情を変えず何も感じない。この試合の行く末はどうなるのか、雷門中サッカー部の始まりを守れるのか――!?
☆コーチの 今日の格言☆
生きる時代は違うけど、サッカーが好きって言う気持ちはどの時代でも同じ
以上!!