天まで届け! みんなのサッカー!!
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《ホーリーロード決勝戦! 雷門対聖堂山も後半を半分経過! 4対2と聖堂山が2点リード!!》
「ドラゴンリンクは才能があるにもかかわらず、サッカーをプレーする機会が与えられなかった子供たちだ。だが、存分にサッカーができる環境を与えることによって才能を開花させ、化身を使えるようになった」
千宮路大悟は幼い頃の自分と重ね、息子も含めたこの十一人を集めて指導してきた。
「フィフスセクターがサッカーを管理したからだ。彼らは、我が管理サッカーの象徴……その象徴が今まさに頂点に立とうとしている、私の正しさを証明してくれるのだ」
「…………」
確かに誰もがサッカーをできるのは素晴らしいことだ。しかし、隣に座っている豪炎寺修也はそう思わなかった。
雷門も立ち上がれるくらいに体力が戻り、それぞれポジションに着く。その表情はさっきまでの苦しそうな表情はない。天馬もまた気合いを入れるために両足を叩いた。
「よし!」
「いかに意気込もうと、俺たちの勝利は揺るがない」
「点差は2点……でも!」
千宮路大和たちドラゴンリンクは絶対の自信がある。それに対し天馬は一人一人と仲間を見ると、みんな力強く頷いてくれた。
「俺たちは本当のサッカーで絶対に……絶対に勝つんだ!」
ホイッスルが鳴って雷門ボールで試合再開。影山輝からボールを受け取った剣城京介がドリブルすると、そこに後藤結界と御戸翔が走り込んで来た。
「「精鋭兵ポーン!」」
「ぐわっ!」
二人の出した化身に剣城は弾き飛ばされる。しかし、転がったボールが後藤と御戸に渡る前に剣城は体を滑らせながら天馬にボールを回した。
「ふっ!」
「ムダだ!」
「「精鋭兵ポーン!」」
「うわあっ!」
大和の声を合図に伍代慎吾と聖城将護が化身を出し、天馬を吹き飛ばす。だけど天馬は吹き飛ばされながらも体勢を立て直し、ボールを拾ってドリブルを続けた。
「魔宰相ビショップ!」
「鉄騎兵ナイト!」
「ううっ!」
今度は神山豪之神と合川賢の化身のダブル攻撃を受けてしまう。しぶとい雷門に大和は皮肉気に笑っていた。
「ムダだとまだわからないのか!」
「っ、まだまだ!」
「魔女クイーンレディア!」
「番人の塔ルーク!」
護巻徹郎と郷石閃真の化身だけでなく、猪狩五利貴の鉄騎兵ナイトや五味清栄の魔宰相ビショップにも吹き飛ばされた天馬。
「これで大人しくなるな」
「っ!」
ボールを五味が取って猪狩と共に上がろうとすると、またも起き上がった天馬がボールを取った。しかしその先には護巻と郷石がいる。
「「はああっ!」」
「うわあっ!」
二人のダブルディフェンスに天馬が飛ばされる。転がってきたボールを郷石が化身の力を借りて、前線に向かって大きく蹴り上げた。ドラゴンリンクのチャンスである。
こちらに来るボールを霧野と車田がジャンプして取ろうとすると、あとから飛んだにもかかわらず御戸が二人より高く飛んだ。ボールが取られる、と思ったが――。
「ふっ!」
「なっ!?」
それよりもあとに、さらに高く飛んだ西園信助がパンチングで防いだ。しかし反動は大きく転がり落ちてしまった信助。しかし痛む体を押さえながらも立ち上がる。
(いくら弾き飛ばされても、何度も何度も立ち上がる……入学式のときそんな天馬を見て、僕も絶対天馬と一緒にサッカーしたいって思ったんだ!)
「ドラゴンリンクは才能があるにもかかわらず、サッカーをプレーする機会が与えられなかった子供たちだ。だが、存分にサッカーができる環境を与えることによって才能を開花させ、化身を使えるようになった」
千宮路大悟は幼い頃の自分と重ね、息子も含めたこの十一人を集めて指導してきた。
「フィフスセクターがサッカーを管理したからだ。彼らは、我が管理サッカーの象徴……その象徴が今まさに頂点に立とうとしている、私の正しさを証明してくれるのだ」
「…………」
確かに誰もがサッカーをできるのは素晴らしいことだ。しかし、隣に座っている豪炎寺修也はそう思わなかった。
雷門も立ち上がれるくらいに体力が戻り、それぞれポジションに着く。その表情はさっきまでの苦しそうな表情はない。天馬もまた気合いを入れるために両足を叩いた。
「よし!」
「いかに意気込もうと、俺たちの勝利は揺るがない」
「点差は2点……でも!」
千宮路大和たちドラゴンリンクは絶対の自信がある。それに対し天馬は一人一人と仲間を見ると、みんな力強く頷いてくれた。
「俺たちは本当のサッカーで絶対に……絶対に勝つんだ!」
ホイッスルが鳴って雷門ボールで試合再開。影山輝からボールを受け取った剣城京介がドリブルすると、そこに後藤結界と御戸翔が走り込んで来た。
「「精鋭兵ポーン!」」
「ぐわっ!」
二人の出した化身に剣城は弾き飛ばされる。しかし、転がったボールが後藤と御戸に渡る前に剣城は体を滑らせながら天馬にボールを回した。
「ふっ!」
「ムダだ!」
「「精鋭兵ポーン!」」
「うわあっ!」
大和の声を合図に伍代慎吾と聖城将護が化身を出し、天馬を吹き飛ばす。だけど天馬は吹き飛ばされながらも体勢を立て直し、ボールを拾ってドリブルを続けた。
「魔宰相ビショップ!」
「鉄騎兵ナイト!」
「ううっ!」
今度は神山豪之神と合川賢の化身のダブル攻撃を受けてしまう。しぶとい雷門に大和は皮肉気に笑っていた。
「ムダだとまだわからないのか!」
「っ、まだまだ!」
「魔女クイーンレディア!」
「番人の塔ルーク!」
護巻徹郎と郷石閃真の化身だけでなく、猪狩五利貴の鉄騎兵ナイトや五味清栄の魔宰相ビショップにも吹き飛ばされた天馬。
「これで大人しくなるな」
「っ!」
ボールを五味が取って猪狩と共に上がろうとすると、またも起き上がった天馬がボールを取った。しかしその先には護巻と郷石がいる。
「「はああっ!」」
「うわあっ!」
二人のダブルディフェンスに天馬が飛ばされる。転がってきたボールを郷石が化身の力を借りて、前線に向かって大きく蹴り上げた。ドラゴンリンクのチャンスである。
こちらに来るボールを霧野と車田がジャンプして取ろうとすると、あとから飛んだにもかかわらず御戸が二人より高く飛んだ。ボールが取られる、と思ったが――。
「ふっ!」
「なっ!?」
それよりもあとに、さらに高く飛んだ西園信助がパンチングで防いだ。しかし反動は大きく転がり落ちてしまった信助。しかし痛む体を押さえながらも立ち上がる。
(いくら弾き飛ばされても、何度も何度も立ち上がる……入学式のときそんな天馬を見て、僕も絶対天馬と一緒にサッカーしたいって思ったんだ!)