壮絶! 最後の聖戦!!

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大和は化身シュートを繰り出した。GK用の化身だというのに威力が高く、あっという間に天馬や輝を弾き飛ばした。


「天馬ー!」

「影山くん!」


浜野と速水が駆け出して止めようとするが、二人も飛ばされてしまう。そしてボールはゴールへ一直線だ。


「僕が…ゴールを守るんだ……! 護星神タイタニアス……!」


信助が化身で止めようと踏ん張るも、護星神タイタニアスまで消えてしまった。そのまま為す術(スベ)もなくシュートはゴールに突き刺さる。


《千宮路大和のシュートが決まった――っ!! これで4対2! 雷門、後半この時間で絶望的な点差となってしまった――っ!!》

「みんな……!」


天馬が周りを見渡すと、凄まじい攻撃を受けてしまった雷門中サッカー部は誰一人立ち上がることができない。天馬自身はなんとか立ち上がれても、この状況を生み出した後悔が激しく渦巻く。


「俺のせいだ……俺、なんてことしちゃったんだ……! 神童キャプテン……いつだって何があったって、みんなに指示を出してチームを勝利に導いてきた……。キャプテンがいたから、俺たちは今まで勝ち進むことができたんだ……!」


神童は『神のタクト』と呼ばれるのにふさわしいゲームメイクをし、キャプテンとしてチームを引っ張ってきた。その偉大さと大変さに天馬は気づく。


「だけど俺は、みんなをボロボロにしただけだった……バカだ……俺、化身には化身をぶつけるなんて……みんなが消耗することにも気づかずに……! 何が『なんとかなる』だよ……! みんなががんばってくれてた、みんながなんとかしてくれていただけじゃないか……!」


少しでも神童に近づけたと思ったが、それは果てしなく遠く、自分一人の力でここまでこられたのではないとわかった。


「みんなのがんばりに支えられていただけなんだ……! キャプテンの俺が…なんとかなっているなんて…大間違いだったんだ!」

「…………」


涙と共に天馬のキャプテンとしての自信が崩れていくも、円堂は何も言わない。その彼を瑞貴は一度見ると、もう一度フィールドにいる天馬を見た。


(守が何も言わないのは、ここが天馬の――チームの進化のときだからだ。進化のためには自分がやるべきことがある。それが今はギリギリまで『見守る』ことだと判断したんだ……)


対して相手のベンチに居る千宮路は、余裕そうに笑っていた。


「フンッ、雷門もここまでのようだな。ようやくわかっただろう……フィフスのサッカーこそが正義、反乱など無意味なことだと。これで完成する……完璧な管理の元に、完全なるサッカーが!」

「…………」


革命を完膚なきまで叩き潰し、自分の理想とするサッカーが来ると千宮路は喜びの表情をする。そして豪炎寺もまた何も言わず、ただ真っ直ぐフィールドを見ていた。


「何がキャプテンだよ……俺がチームをメチャクチャにしたんだ! 俺…キャプテン失格だ……! 俺がキャプテンじゃ、どうやっても勝てない……!」

「天馬――っ!! 松風天馬――っ!!」

「!」


膝から崩れ落ちた天馬に自分の名を呼ぶ声が聞こえる。そして天馬が顔を上げて観客席を見ると……そこにいたのは冬花と共に神童がいた。


「神童…キャプテン……!」


本当ならここにいるはずがない彼に、天馬は目を見開いた。










☆コーチの 今日の格言☆



進化のためには自分がやるべきことがある



以上!!
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