決戦! アマノミカドスタジアム!!
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《さあ両チームの入場です!》
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
時間が来て扉が開き、両チームはグラウンドへ入場する。それと同時に観客席から一層盛り上がりの声が上がった。
そして両チームはそれぞれのベンチに移動し、雷門中サッカー部の選手たちは試合前の円堂からの言葉を聞くために、彼の前へ集まっている。
「みんな、これはサッカーの未来を賭けた戦いだ。これで本当のサッカーが取り戻せるかどうかが決まる。だから思いっきり――楽しんで来い! お前たちのサッカーを!」
「「「「「えっ?」」」」」
「『楽しむ』?」
「「「フフッ/フッ」」」
円堂から意外な言葉を投げかけられ、天馬を始め選手たちは驚いたが、瑞貴と春奈と鬼道は逆に微笑んでいた。特に瑞貴は今朝、自分が言ったことを円堂が天馬たちに伝えているので尚更面白そうに笑っている。
「これは俺たちが昔、久遠監督から言われた言葉だ」
「「久遠監督が!」」
円堂たちが久遠と深くかかわったのはイナズマジャパンのときだ。名監督として名も馳せていた久遠が実際に言っていた言葉に、天馬と信助は顔を綻ばせながら声を上げた。
「その手で日本一をつかみとるんだ! ドカーンッと一発、決めてやれ! お前たちの魂のシュートをな!」
「「「「「はい!!」」」」」
拳を手の平に当ててニカッと笑う円堂に、さっきの言葉の意味がわかった天馬たちは元気よく返事をした。
「よし! それじゃあ天馬、みんなに一発気合いを入れろ!」
「えっ! 俺がですか!?」
「当然お前だろ。キャプテンなんだしさ!」
「あっ……はい……」
車田からの提案に天馬が驚くも倉間はさも当然と言うように告げた。渋々だが天馬は考えながら円堂の隣に移動する。
「えっと……よし。それじゃあ」
天馬が拳を構えて深呼吸をすると、みんなも同時に拳を構えて片足を一歩下げると……。
「絶対に優勝しましょ――っ!!」
「「「「「だああっ!」」」」」
気合い入れの言葉がまさかの敬語だ。チームの大半が先輩だからかもしれないが、予想とは斜め発言に剣城以外のみんなはズッコケかけた。
「ブーッ!おいおい、なんだよ!」
「ハッハッハッハッ!」
「だいたい『しましょう』なんて締まらねぇな」
「すみません……。それじゃあもう一度いきます!」
狩屋と錦は大笑いをすると、言った本人でもある天馬も失態に気づいたのか顔が赤い。そして倉間に言われてやり直す。
「絶対優勝するぞ――っ!!」
「「「「「オ――ッ!!」」」」」
天馬の気合いが入ったかけ声に、みんなもまた気合いを入れて拳を高らかに上げた。
両チームがポジションに着いてもうすぐ試合が始まる。先攻は雷門ボールだ。
《さあまもなくキックオフです! 栄光を手にするのは昨年準優勝の雷門中か!? それとも、聖堂山中が決勝戦でもその圧倒的な力を見せつけるのか!? 数々の強豪を打ち破ってきた雷門の円堂監督! それに対する聖堂山の監督は聖帝・イシドシュウジ! 今日はどんな試合を見せてくれるのか!?》
「ホォ……なかなかに華があるじゃないか」
とある部屋で試合を見学する千宮路は、頬杖を付きながら面白そうに口の端を上げていた。
センターラインに立つ天馬は、隣で一緒に立っている剣城を見上げる。
(ファイアトルネードDD(ダブルドライブ)はまだ完璧じゃない。でも、きっとなんとかなる!)
すると剣城が別方向を向いたので天馬もつられて見ると、聖堂山中サッカー部の攻撃陣である一番前が四人で並んでおり、そのうしろにある中心部の両脇にスペースがあることに気づいた。
(まずはそこから攻める!)
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
時間が来て扉が開き、両チームはグラウンドへ入場する。それと同時に観客席から一層盛り上がりの声が上がった。
そして両チームはそれぞれのベンチに移動し、雷門中サッカー部の選手たちは試合前の円堂からの言葉を聞くために、彼の前へ集まっている。
「みんな、これはサッカーの未来を賭けた戦いだ。これで本当のサッカーが取り戻せるかどうかが決まる。だから思いっきり――楽しんで来い! お前たちのサッカーを!」
「「「「「えっ?」」」」」
「『楽しむ』?」
「「「フフッ/フッ」」」
円堂から意外な言葉を投げかけられ、天馬を始め選手たちは驚いたが、瑞貴と春奈と鬼道は逆に微笑んでいた。特に瑞貴は今朝、自分が言ったことを円堂が天馬たちに伝えているので尚更面白そうに笑っている。
「これは俺たちが昔、久遠監督から言われた言葉だ」
「「久遠監督が!」」
円堂たちが久遠と深くかかわったのはイナズマジャパンのときだ。名監督として名も馳せていた久遠が実際に言っていた言葉に、天馬と信助は顔を綻ばせながら声を上げた。
「その手で日本一をつかみとるんだ! ドカーンッと一発、決めてやれ! お前たちの魂のシュートをな!」
「「「「「はい!!」」」」」
拳を手の平に当ててニカッと笑う円堂に、さっきの言葉の意味がわかった天馬たちは元気よく返事をした。
「よし! それじゃあ天馬、みんなに一発気合いを入れろ!」
「えっ! 俺がですか!?」
「当然お前だろ。キャプテンなんだしさ!」
「あっ……はい……」
車田からの提案に天馬が驚くも倉間はさも当然と言うように告げた。渋々だが天馬は考えながら円堂の隣に移動する。
「えっと……よし。それじゃあ」
天馬が拳を構えて深呼吸をすると、みんなも同時に拳を構えて片足を一歩下げると……。
「絶対に優勝しましょ――っ!!」
「「「「「だああっ!」」」」」
気合い入れの言葉がまさかの敬語だ。チームの大半が先輩だからかもしれないが、予想とは斜め発言に剣城以外のみんなはズッコケかけた。
「ブーッ!おいおい、なんだよ!」
「ハッハッハッハッ!」
「だいたい『しましょう』なんて締まらねぇな」
「すみません……。それじゃあもう一度いきます!」
狩屋と錦は大笑いをすると、言った本人でもある天馬も失態に気づいたのか顔が赤い。そして倉間に言われてやり直す。
「絶対優勝するぞ――っ!!」
「「「「「オ――ッ!!」」」」」
天馬の気合いが入ったかけ声に、みんなもまた気合いを入れて拳を高らかに上げた。
両チームがポジションに着いてもうすぐ試合が始まる。先攻は雷門ボールだ。
《さあまもなくキックオフです! 栄光を手にするのは昨年準優勝の雷門中か!? それとも、聖堂山中が決勝戦でもその圧倒的な力を見せつけるのか!? 数々の強豪を打ち破ってきた雷門の円堂監督! それに対する聖堂山の監督は聖帝・イシドシュウジ! 今日はどんな試合を見せてくれるのか!?》
「ホォ……なかなかに華があるじゃないか」
とある部屋で試合を見学する千宮路は、頬杖を付きながら面白そうに口の端を上げていた。
センターラインに立つ天馬は、隣で一緒に立っている剣城を見上げる。
(ファイアトルネードDD(ダブルドライブ)はまだ完璧じゃない。でも、きっとなんとかなる!)
すると剣城が別方向を向いたので天馬もつられて見ると、聖堂山中サッカー部の攻撃陣である一番前が四人で並んでおり、そのうしろにある中心部の両脇にスペースがあることに気づいた。
(まずはそこから攻める!)