決戦! アマノミカドスタジアム!!
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するとタオルで汗を拭く天馬のそばに剣城が寄って来ると、他のみんなに聞こえないよう小声で告げる。
「今日もやるぞ」
「うん」
何を言っているかわからなかったが、二人の様子がいつもと違っていることに円堂瑞貴と円堂は気づく。
「天馬に京介くん?」
「あいつら……?」
☆☆☆☆☆
場所は変わり、ここは帝国学園の地下にあるレジスタンス本部。そこにいた響木正剛と久遠道也と神崎シンと雷門総一郎と火来伸蔵に出迎えられ、吉良ヒロトと緑川リュウジは椅子に座る。
「すまないな、面倒な調査を任せてしまって」
「いえ――ついにフィフスセクターの不正の証拠をつかみました。緑川」
「はい」
ヒロトの指示で緑川は手元のモニターにあるファイルを開き、他のみんなのモニターにも見えるように表示をする。いくつかあったが、どれもフィフスセクターの不正を暴く証拠なので響木は眉をしかめた。
「睨んだ通り、フィフスセクターは財政や経営面でいろいろな不正を働いています」
「やはりな……」
「つかんだのは、それだけではありません」
緑川が続けて開いたファイルには、『WARNING』や『SECRET!』と表示されて内容が見えないデータだった。
「調べていく内に、いくつもの極秘ファイルが見つかったんです。そして、それら全てに共通するコードネームがありました」
「それが『ドラゴンリンク』です。詳しいことはまだ調査中ですが、恐らく重要な何かが隠されているはずです」
「ドラゴンリンク……?」
緑川やヒロトの言う通り『ドラゴンリンク』というコードネームには、何かがあるに違いないと響木は睨んでいた。
☆☆☆☆☆
翌日も屋外グラウンドでミニゲーム制の練習をしている。現在ボールを持っているのは天馬だ。
「錦先輩!」
「よっしゃ!」
「あっ!」
天馬がパスを上げると、錦は車田剛一のマークも振り切って前線へ進んで行った。ボールを受け取るだけでなくマークも振り切ったことで、天馬も嬉しそうに頷く。
それからボールが回って行き、今度は相手チームの一乃がドリブルをして来た。
「ディフェンス止めて!」
「ふっ!」
天馬の指示で狩屋マサキと霧野蘭丸がダブルディフェンスで一乃からボールを奪い、さらに狩屋がボールをクリアさせた。
「ナイスクリア!」
「なっ! フ、フンッ!」
「ハハッ……」
親指を立てて天馬が褒めると、狩屋は頬を少し赤らめてそっぽを向いた。嬉しいくせに相変わらず素直じゃない狩屋に霧野は苦笑する。
「倉間先輩!」
「オウッ!」
天馬からパスを受け取った倉間典人は、三国のいるゴールの隅に見事ゴールを決めることができた。
「よし、チームがまとまってきた。これならなんとかなるかもしれない……!」
(みんながんばって天馬を盛り上げてくれてる……! がんばれ、天馬キャプテン!)
順調な練習に天馬は感慨深くなって左腕に付けてあるキャプテンマークを見つめる。そして空野葵も天馬だけに重荷を背負わせないよう、応えるために努力していることに気づいていた。
「結構うまくいってるじゃねぇか。やってればキャプテンらしくなるもんだな!」
パシャ! パシャ! パシャ!
「フフフッ」
「お前だけは変わんねぇな……」
「ハハッ……」
マイペースに写真を撮り続ける山菜茜に、さっきまで天馬のキャプテンぶりに感心していた瀬戸水鳥も葵も苦笑するのだった。
「今日もやるぞ」
「うん」
何を言っているかわからなかったが、二人の様子がいつもと違っていることに円堂瑞貴と円堂は気づく。
「天馬に京介くん?」
「あいつら……?」
☆☆☆☆☆
場所は変わり、ここは帝国学園の地下にあるレジスタンス本部。そこにいた響木正剛と久遠道也と神崎シンと雷門総一郎と火来伸蔵に出迎えられ、吉良ヒロトと緑川リュウジは椅子に座る。
「すまないな、面倒な調査を任せてしまって」
「いえ――ついにフィフスセクターの不正の証拠をつかみました。緑川」
「はい」
ヒロトの指示で緑川は手元のモニターにあるファイルを開き、他のみんなのモニターにも見えるように表示をする。いくつかあったが、どれもフィフスセクターの不正を暴く証拠なので響木は眉をしかめた。
「睨んだ通り、フィフスセクターは財政や経営面でいろいろな不正を働いています」
「やはりな……」
「つかんだのは、それだけではありません」
緑川が続けて開いたファイルには、『WARNING』や『SECRET!』と表示されて内容が見えないデータだった。
「調べていく内に、いくつもの極秘ファイルが見つかったんです。そして、それら全てに共通するコードネームがありました」
「それが『ドラゴンリンク』です。詳しいことはまだ調査中ですが、恐らく重要な何かが隠されているはずです」
「ドラゴンリンク……?」
緑川やヒロトの言う通り『ドラゴンリンク』というコードネームには、何かがあるに違いないと響木は睨んでいた。
☆☆☆☆☆
翌日も屋外グラウンドでミニゲーム制の練習をしている。現在ボールを持っているのは天馬だ。
「錦先輩!」
「よっしゃ!」
「あっ!」
天馬がパスを上げると、錦は車田剛一のマークも振り切って前線へ進んで行った。ボールを受け取るだけでなくマークも振り切ったことで、天馬も嬉しそうに頷く。
それからボールが回って行き、今度は相手チームの一乃がドリブルをして来た。
「ディフェンス止めて!」
「ふっ!」
天馬の指示で狩屋マサキと霧野蘭丸がダブルディフェンスで一乃からボールを奪い、さらに狩屋がボールをクリアさせた。
「ナイスクリア!」
「なっ! フ、フンッ!」
「ハハッ……」
親指を立てて天馬が褒めると、狩屋は頬を少し赤らめてそっぽを向いた。嬉しいくせに相変わらず素直じゃない狩屋に霧野は苦笑する。
「倉間先輩!」
「オウッ!」
天馬からパスを受け取った倉間典人は、三国のいるゴールの隅に見事ゴールを決めることができた。
「よし、チームがまとまってきた。これならなんとかなるかもしれない……!」
(みんながんばって天馬を盛り上げてくれてる……! がんばれ、天馬キャプテン!)
順調な練習に天馬は感慨深くなって左腕に付けてあるキャプテンマークを見つめる。そして空野葵も天馬だけに重荷を背負わせないよう、応えるために努力していることに気づいていた。
「結構うまくいってるじゃねぇか。やってればキャプテンらしくなるもんだな!」
パシャ! パシャ! パシャ!
「フフフッ」
「お前だけは変わんねぇな……」
「ハハッ……」
マイペースに写真を撮り続ける山菜茜に、さっきまで天馬のキャプテンぶりに感心していた瀬戸水鳥も葵も苦笑するのだった。