決戦! アマノミカドスタジアム!!
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準決勝の相手である新雲学園に雷門中が勝利するも神童拓人が怪我をしてしまった。そこへ円堂守が監督に戻って来て告げられたのは、松風天馬の新キャプテン任命だった。
今までやったことのないキャプテンと言う大役に天馬は失敗し続け葛藤するも、神童からの励ましにより再度がんばると決める。木枯らし荘へ帰ろうとする天馬が名前を呼ばれたので振り向くと、剣城京介がユニフォーム姿でボロボロになっていたので慌てて駆け寄った。
「剣城! どうしたの、その格好!?」
「松風。お前にはある技を特訓してもらう」
「ある技?」
「ファイアトルネードDD(ダブルドライブ)――ファイアトルネードを元に、より威力を高めた合体技だ」
「ファイアトルネード!? それって、豪炎寺さんの必殺技……!」
伝説のストライカー・豪炎寺修也の原点にして最強の技……何故それを剣城が持ちかけたのか、そしてそれを自分が習得することになったのか、天馬は驚かずにいられなかった。
「なんで剣城がそんな技を……!?」
「これが勝利の鍵を握っているんだ。みんなには秘密で、特訓するぞ!」
「っ……――わかった!」
詳しくは告げてくれなかったものの、剣城の瞳が本気を意味していること、勝利に必要なことで天馬は了承した。
――さっそく河川敷のグラウンドで特訓を始めるが、シュートはゴールバーに当たり天馬も剣城も技の威力に負けて吹っ飛ばされてしまう。
「もう一度だ!」
「ああ!」
それでもあきらめず二人は何度もチャレンジを続けていた。肩でするほど息が上がっても、手や膝を床に付けるほどボロボロになってでもだ。
「なんとしてでも……決勝までに完成させるぞ!」
「ああ!」
すると河川敷脇にある道路で黒い高級車が止まった。後部座席の窓が開き二人の特訓を見ていたのは――イシドシュウジと共に試合を観戦していた千宮路大悟だった。
☆☆☆☆☆
翌日、今日の練習方法は屋外グラウンドで一乃七助と青山俊介も含めたファーストチームが二チームに分かれ、三国太一と西園信助がそれぞれのGKとなったるミニゲームだ。ボールを取った天馬は周りを見渡す。
「こっちぜよ!」
「はい!」
天馬からの絶妙なパスに錦龍馬はドリブルして行くと、前方から一乃と青山が駆け出してくるのが見える。それと同時に横から飛び出してきた影山輝が手を上げて自身を示していた。
「錦先輩!」
「影山!」
「うっぎいぃぃいいい!」
「わあっ!」
錦からのループパスで輝はボレーシュートを繰り出すと、あと一歩と信助が反応できなかったのでゴールに見事入った。
「よーし!」
「いいぞ、輝ー!」
「うん!」
(今の連携はうまくいったぞ! みんな動きがよくなってる!)
――決勝戦へ向けてみんなの意気込みは日々増しており、そうしていつの間にか夕方になっていた。
「はーい! 今日の練習はここまでよー!」
音無春奈が出したホイッスルの合図で練習が終了し、選手たちはマネージャーたちからドリンクとタオルをもらって水分補給をしたり汗を拭く。
今までやったことのないキャプテンと言う大役に天馬は失敗し続け葛藤するも、神童からの励ましにより再度がんばると決める。木枯らし荘へ帰ろうとする天馬が名前を呼ばれたので振り向くと、剣城京介がユニフォーム姿でボロボロになっていたので慌てて駆け寄った。
「剣城! どうしたの、その格好!?」
「松風。お前にはある技を特訓してもらう」
「ある技?」
「ファイアトルネードDD(ダブルドライブ)――ファイアトルネードを元に、より威力を高めた合体技だ」
「ファイアトルネード!? それって、豪炎寺さんの必殺技……!」
伝説のストライカー・豪炎寺修也の原点にして最強の技……何故それを剣城が持ちかけたのか、そしてそれを自分が習得することになったのか、天馬は驚かずにいられなかった。
「なんで剣城がそんな技を……!?」
「これが勝利の鍵を握っているんだ。みんなには秘密で、特訓するぞ!」
「っ……――わかった!」
詳しくは告げてくれなかったものの、剣城の瞳が本気を意味していること、勝利に必要なことで天馬は了承した。
――さっそく河川敷のグラウンドで特訓を始めるが、シュートはゴールバーに当たり天馬も剣城も技の威力に負けて吹っ飛ばされてしまう。
「もう一度だ!」
「ああ!」
それでもあきらめず二人は何度もチャレンジを続けていた。肩でするほど息が上がっても、手や膝を床に付けるほどボロボロになってでもだ。
「なんとしてでも……決勝までに完成させるぞ!」
「ああ!」
すると河川敷脇にある道路で黒い高級車が止まった。後部座席の窓が開き二人の特訓を見ていたのは――イシドシュウジと共に試合を観戦していた千宮路大悟だった。
☆☆☆☆☆
翌日、今日の練習方法は屋外グラウンドで一乃七助と青山俊介も含めたファーストチームが二チームに分かれ、三国太一と西園信助がそれぞれのGKとなったるミニゲームだ。ボールを取った天馬は周りを見渡す。
「こっちぜよ!」
「はい!」
天馬からの絶妙なパスに錦龍馬はドリブルして行くと、前方から一乃と青山が駆け出してくるのが見える。それと同時に横から飛び出してきた影山輝が手を上げて自身を示していた。
「錦先輩!」
「影山!」
「うっぎいぃぃいいい!」
「わあっ!」
錦からのループパスで輝はボレーシュートを繰り出すと、あと一歩と信助が反応できなかったのでゴールに見事入った。
「よーし!」
「いいぞ、輝ー!」
「うん!」
(今の連携はうまくいったぞ! みんな動きがよくなってる!)
――決勝戦へ向けてみんなの意気込みは日々増しており、そうしていつの間にか夕方になっていた。
「はーい! 今日の練習はここまでよー!」
音無春奈が出したホイッスルの合図で練習が終了し、選手たちはマネージャーたちからドリンクとタオルをもらって水分補給をしたり汗を拭く。