衝撃の采配! キーパー交代!!
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「何っ!?」
「やった! キャプテン!」
天馬はそのまま前線にいる神童にパスを送った。神童は現在フリーであり、チャンスだと思った。しかし――。
「はああぁぁあああ! 来い、勝負士ダイスマン!」
「化身か!」
両手の指の間にサイコロを合計六つ挟み、全身の一部がルーレットやコインのような化身が箱野から現れた。敢えて交代させたのは箱野が化身使いだったからだと天馬は気づいた。
化身には化身――神童もオーラを解き放つ。
「奏者マエストロ! ハーモニクス!」
「ラッキーダイス!」
奏者マエストロが放つハーモニクスに対し、勝負士ダイスマンが放ったサイコロが全て6になると、そのラッキパワーによりシュートを止めた。
《止めた――っ!! キーパーの箱野、シュートを防いだ――っ!!》
「この俺がゴールを守る内は、もう1点も入れさせないぜ!」
「クッ……!」
「行くぞぉ!」
神童が悔しそうに歯を食いしばる中、箱野は大きくゴールキックを上げる。ちょうどいい距離にいた天馬は駆け出す。
「取れるぞ!」
ポッ……シュバンッ!
バンパーの頭上を越え、さらに走ってきた天馬のうしろに行くようバックスピンをかけていた。そしてバンパーにぶつかったボールは真帆路の元へ。
「よし」
《真帆路が雷門ゴールに迫る! 天城を狙っているのかー!?》
「あのシュート……なんとかするんだド!」
「まだわからないのか! 不可能ということが! マボロシショット!」
「ビバ! 万里の長城!」
またも現れた百発百中のマボロシショット。天城はなんとしても止めると必殺技を発動するが、すり抜けられてしまう。
「今度こそ! フェンス・オブ・ガイア!」
三国もまた必殺技で対抗するも、三度もマボロシショットに破られてしまった。
《決まった――っ!! 幻影学園に勝ち越し点! 真帆路、ハットトリックだ――っ!!》
「クソーッ!」
三度もゴールを許してしまうどころか手も足も出なかったことに、三国は悔しがって両拳を地に叩きつける。そして天城もショックのあまり了膝を床に着いた。
「ダメだド……。俺の力じゃ、真帆路にわからせることはできないド……。フィフスセクターのサッカーは間違ってるって……!」
「哀れだな。現実を受け止められない奴よ」
「クッ!」
「革命なんてできないんだよ。臆病者のお前にはな」
(俺にはムリ、だったんだド……!?)
「天城先輩……!」
何もできない上に真帆路に追い打ちをかけられ、ショックを受ける天城。それを見た輝は顔を引き締めて叫びながら天城の元へ駆け寄る。
「勝ちましょう! この試合!」
「!」
「僕たちのサッカーは革命を起こせるんだって、わかってもらうんです!」
「影山……?」
「だから、あきらめないでください!」
「……っ!」
一年の輝があきらめないでいるのに、自分があきらめるわけにはいかない。そう思った天城は力強く頷くと立ち上がった。
「キャプテン、やりましょう!」
「ああ!」
そしてまた、天馬も神童もあきらめずに試合に勝とうとやる気を出した。
白熱した試合が続く雷門中対幻影学園――絶対防御不可能のマボロシショットに加え、化身を使うGKの箱野で守りを固めている。しかし1点のビハインドを背負いながらも雷門中は積極果敢なプレーを見せる。
「キャプテン!」
「影山!」
「はい!」
真帆路を突破した天馬に続き、神童、輝とパスが繋いで行く。輝は先ほどの同点シュートのこともあるので、箱野は警戒していた。
「やった! キャプテン!」
天馬はそのまま前線にいる神童にパスを送った。神童は現在フリーであり、チャンスだと思った。しかし――。
「はああぁぁあああ! 来い、勝負士ダイスマン!」
「化身か!」
両手の指の間にサイコロを合計六つ挟み、全身の一部がルーレットやコインのような化身が箱野から現れた。敢えて交代させたのは箱野が化身使いだったからだと天馬は気づいた。
化身には化身――神童もオーラを解き放つ。
「奏者マエストロ! ハーモニクス!」
「ラッキーダイス!」
奏者マエストロが放つハーモニクスに対し、勝負士ダイスマンが放ったサイコロが全て6になると、そのラッキパワーによりシュートを止めた。
《止めた――っ!! キーパーの箱野、シュートを防いだ――っ!!》
「この俺がゴールを守る内は、もう1点も入れさせないぜ!」
「クッ……!」
「行くぞぉ!」
神童が悔しそうに歯を食いしばる中、箱野は大きくゴールキックを上げる。ちょうどいい距離にいた天馬は駆け出す。
「取れるぞ!」
ポッ……シュバンッ!
バンパーの頭上を越え、さらに走ってきた天馬のうしろに行くようバックスピンをかけていた。そしてバンパーにぶつかったボールは真帆路の元へ。
「よし」
《真帆路が雷門ゴールに迫る! 天城を狙っているのかー!?》
「あのシュート……なんとかするんだド!」
「まだわからないのか! 不可能ということが! マボロシショット!」
「ビバ! 万里の長城!」
またも現れた百発百中のマボロシショット。天城はなんとしても止めると必殺技を発動するが、すり抜けられてしまう。
「今度こそ! フェンス・オブ・ガイア!」
三国もまた必殺技で対抗するも、三度もマボロシショットに破られてしまった。
《決まった――っ!! 幻影学園に勝ち越し点! 真帆路、ハットトリックだ――っ!!》
「クソーッ!」
三度もゴールを許してしまうどころか手も足も出なかったことに、三国は悔しがって両拳を地に叩きつける。そして天城もショックのあまり了膝を床に着いた。
「ダメだド……。俺の力じゃ、真帆路にわからせることはできないド……。フィフスセクターのサッカーは間違ってるって……!」
「哀れだな。現実を受け止められない奴よ」
「クッ!」
「革命なんてできないんだよ。臆病者のお前にはな」
(俺にはムリ、だったんだド……!?)
「天城先輩……!」
何もできない上に真帆路に追い打ちをかけられ、ショックを受ける天城。それを見た輝は顔を引き締めて叫びながら天城の元へ駆け寄る。
「勝ちましょう! この試合!」
「!」
「僕たちのサッカーは革命を起こせるんだって、わかってもらうんです!」
「影山……?」
「だから、あきらめないでください!」
「……っ!」
一年の輝があきらめないでいるのに、自分があきらめるわけにはいかない。そう思った天城は力強く頷くと立ち上がった。
「キャプテン、やりましょう!」
「ああ!」
そしてまた、天馬も神童もあきらめずに試合に勝とうとやる気を出した。
白熱した試合が続く雷門中対幻影学園――絶対防御不可能のマボロシショットに加え、化身を使うGKの箱野で守りを固めている。しかし1点のビハインドを背負いながらも雷門中は積極果敢なプレーを見せる。
「キャプテン!」
「影山!」
「はい!」
真帆路を突破した天馬に続き、神童、輝とパスが繋いで行く。輝は先ほどの同点シュートのこともあるので、箱野は警戒していた。