甦れ! 俺たちのサッカー!!
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――自宅へと帰った円堂は、瑞貴にフィフスセクターでイシドとのことを話した。瑞貴も夕飯を作りながら話を聞いている。
「そう、修也が……」
「俺、どうしても信じられないんだ……。あいつがあんなことを言うなんて……」
円堂が目を向ける先はテレビの端に飾っている写真立て。そこにはイナズマジャパンが優勝したときの写真が入っており、中央でトロフィーを持つ円堂の隣に豪炎寺が笑っていた。
本当にあの頃には戻れないのか、そう円堂は眉を下げていると……。
「でも、私たちは取り戻すって決めたでしょ。昔のサッカーを」
円堂が見上げると瑞貴が料理を持って来て、彼女はテーブルに並べながら言葉を続ける。
「だったら取り戻すしかないじゃん? とにかく、自分の信じる道を突き進む……それが守でしょ?」
「!」
「その気持ち、きっと修也にも届くと思うよ」
「瑞貴……!」
「信じる道が違えど、ぶつかり合うことで何かが生まれる。今日の試合で天馬たちが篤志くんに示してくれのなら、今度は私たちが修也に示さなきゃ。ねっ?」
瑞貴は微笑みを浮かべた。立ち止りかけた円堂を支え、共に進んでくれる彼女は昔も今も変わらず頼りになる相棒だ。
「それじゃあご飯にしようか。今日は守の好きな煮込みハンバーグだよ。サラダもしっかり食べてね」
「オウッ! いただきます!」
ハンバーグをひと口食べた円堂は、瞳を輝かせて「うまい!」と叫ぶ。それを見た瑞貴も嬉しそうに笑って、今日も円堂家では和やかな食卓が――。
「そういや、あとで南沢のこともしっかり聞かせてくれよ!」
「えっ!?」
イシドの件ですっかり記憶の彼方へ飛んだと瑞貴は思ったが、円堂はしっかり覚えていた。もちろん仲を疑っているのではなく、単に夫婦と知っていながら妻にキスをした南沢への嫉妬である。
☆☆☆☆☆
翌日、雷門中サッカー部に訪問者が現れた。なんでも入部の申し込みのようである。
「入部希望者?」
「はい! サッカー部に入りたいんです!」
「おっ、なかなか元気がいいじゃないか!」
円堂たちを前にハキハキと声を出す一年生。その姿に車田も感心していた。
「名前は?」
「輝です!」
「輝くんね。名字は?」
「名字……それは…あの…その……」
円堂に続いて春奈が尋ねると急に目を逸らしてどもり始めた。単に名前を言うだけなのに雷門中サッカー部全員が不思議に思うと、彼は意を決したように叫ぶ。
「か、影山です! 影山輝です!」
本名も明かしたし、選手やマネージャーのみんなは次の手続きへと移ると思った。だが……。
カランッ……。
「「「「「?」」」」」
なんと春奈が選手ボードを落としてしまった。それどころか大人たちはみんな驚いた顔をしている。
「「か、影山ぁ!?」」
忘れもしない名字を聞き、円堂と瑞貴の叫びが響き渡るのだった。
☆コーチの 今日の格言☆
信じる道が違えど、ぶつかり合うことで何かが生まれる
以上!!
「そう、修也が……」
「俺、どうしても信じられないんだ……。あいつがあんなことを言うなんて……」
円堂が目を向ける先はテレビの端に飾っている写真立て。そこにはイナズマジャパンが優勝したときの写真が入っており、中央でトロフィーを持つ円堂の隣に豪炎寺が笑っていた。
本当にあの頃には戻れないのか、そう円堂は眉を下げていると……。
「でも、私たちは取り戻すって決めたでしょ。昔のサッカーを」
円堂が見上げると瑞貴が料理を持って来て、彼女はテーブルに並べながら言葉を続ける。
「だったら取り戻すしかないじゃん? とにかく、自分の信じる道を突き進む……それが守でしょ?」
「!」
「その気持ち、きっと修也にも届くと思うよ」
「瑞貴……!」
「信じる道が違えど、ぶつかり合うことで何かが生まれる。今日の試合で天馬たちが篤志くんに示してくれのなら、今度は私たちが修也に示さなきゃ。ねっ?」
瑞貴は微笑みを浮かべた。立ち止りかけた円堂を支え、共に進んでくれる彼女は昔も今も変わらず頼りになる相棒だ。
「それじゃあご飯にしようか。今日は守の好きな煮込みハンバーグだよ。サラダもしっかり食べてね」
「オウッ! いただきます!」
ハンバーグをひと口食べた円堂は、瞳を輝かせて「うまい!」と叫ぶ。それを見た瑞貴も嬉しそうに笑って、今日も円堂家では和やかな食卓が――。
「そういや、あとで南沢のこともしっかり聞かせてくれよ!」
「えっ!?」
イシドの件ですっかり記憶の彼方へ飛んだと瑞貴は思ったが、円堂はしっかり覚えていた。もちろん仲を疑っているのではなく、単に夫婦と知っていながら妻にキスをした南沢への嫉妬である。
☆☆☆☆☆
翌日、雷門中サッカー部に訪問者が現れた。なんでも入部の申し込みのようである。
「入部希望者?」
「はい! サッカー部に入りたいんです!」
「おっ、なかなか元気がいいじゃないか!」
円堂たちを前にハキハキと声を出す一年生。その姿に車田も感心していた。
「名前は?」
「輝です!」
「輝くんね。名字は?」
「名字……それは…あの…その……」
円堂に続いて春奈が尋ねると急に目を逸らしてどもり始めた。単に名前を言うだけなのに雷門中サッカー部全員が不思議に思うと、彼は意を決したように叫ぶ。
「か、影山です! 影山輝です!」
本名も明かしたし、選手やマネージャーのみんなは次の手続きへと移ると思った。だが……。
カランッ……。
「「「「「?」」」」」
なんと春奈が選手ボードを落としてしまった。それどころか大人たちはみんな驚いた顔をしている。
「「か、影山ぁ!?」」
忘れもしない名字を聞き、円堂と瑞貴の叫びが響き渡るのだった。
☆コーチの 今日の格言☆
信じる道が違えど、ぶつかり合うことで何かが生まれる
以上!!