恐怖のサイクロンスタジアム!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
天馬もまたポジションに戻ると剣城京介が声をかけてきた。
「お前、狩屋をどう思う?」
「どうって?」
「……まあいい。風の攻略は任せた」
「うん」
剣城が去って行くと、天馬はストレッチをしている狩屋を見る。剣城の真意はわからないが、天馬も狩屋のことが気になっていたのは確かだった。
雷門ボールで試合再開。剣城はボールを渡すと、受け取った倉間典人は神童にバックパスをした。そして攻撃陣が上がる中、月山国光の監督・近藤啓士と兵頭が頷き合った。
「壱の構え!」
「「「「「はっ!」」」」」
すると巨大扇風機が動き出し、センターラインに三つの竜巻を作り出した。
「天馬!」
「はい!」
竜巻を攻略した天馬に神童はボールを回し、天馬はドリブルして上がって行く。
「動きはもうつかんだ……そよかぜステップ!」
再び竜巻を相手選手に見立てた天馬は必殺技でかわした。もう竜巻を完全に攻略している。
「者共、彼奴(キャツ)を阻むぞ!」
「「承知!」」
甲斐信武の指示で月島景秀と正宗五朗がディフェンスに入る。天馬はそのまま突破しようと走り出すが……。
「「ふっ!」」
「えっ!?」
寸前で二人は左右にかわした。どういうことかと天馬も驚くと、天井にある巨大扇風機が回り竜巻を作った。いきなりのことに対応できなかった天馬は、竜巻にボールを取られてしまう。
「しまった!」
いくら相手が竜巻の情報を入手しているとはいえ、偶然天馬がそこに向かったわけじゃないことを円堂と鬼道有人と瑞貴は確信している。
「今の月山国光の二人、明らかに天井から竜巻が来ることをわかっていたな」
「相手選手の動きに注意を向けると、竜巻のパターンを読み切れない……厳しいな」
「完全に相手は竜巻を味方につけているね」
《まるで連携するかのような竜巻と月山国光! ボールは甲斐に渡った!》
「クレイモア!」
「うわあっ!」
浜野海士の前に空中から踵落とししてボールを埋め込んだ甲斐が指を立てると、ボールが無数のトゲに変化して吹き飛ばした。
「ふっ!」
ボールは甲斐から正宗に渡った。なんとかボールを奪取しようと霧野が走り出す。
「止める!」
「グウウッ!」
なんと霧野の前に天城が走り出していた。
「天城さん!?」
「お前は引っ込んでるんだド!」
「狩屋の言葉に惑わされちゃダメです!」
「ふんっ!」
隣に並んで霧野が必死に説得するが、怒り心頭の天城はスピードを上げて霧野を抜いた。
「どうした、ディフェンス……」
「霧野と狩屋、だな……」
「大地くんのあの動きも、蘭丸くんに対する敵意……」
円堂と鬼道と瑞貴が再び思案する中、近藤がタブレットに映る竜巻の情報を見て兵頭に顔を向ける。
「弐の構え!」
「「「「「はっ!」」」」」
「うおおおっ!」
もうすぐ天城と正宗が対立しようとするところで、竜巻が間に入って来たが、正宗は迷わずに竜巻にボールを入れる。そのまま竜巻はボールごと天城を抜かした。またもや竜巻を利用されて浜野は苦い顔をする。
「ええっ!? またかよ!」
「ディフェンス! こぼれ球を押さえろ!」
「よし!」
神童の指示で霧野と車田と狩屋が動くが、南沢と柴田勝時と一文字斬人がそれぞれマークについてきた。
「お前、狩屋をどう思う?」
「どうって?」
「……まあいい。風の攻略は任せた」
「うん」
剣城が去って行くと、天馬はストレッチをしている狩屋を見る。剣城の真意はわからないが、天馬も狩屋のことが気になっていたのは確かだった。
雷門ボールで試合再開。剣城はボールを渡すと、受け取った倉間典人は神童にバックパスをした。そして攻撃陣が上がる中、月山国光の監督・近藤啓士と兵頭が頷き合った。
「壱の構え!」
「「「「「はっ!」」」」」
すると巨大扇風機が動き出し、センターラインに三つの竜巻を作り出した。
「天馬!」
「はい!」
竜巻を攻略した天馬に神童はボールを回し、天馬はドリブルして上がって行く。
「動きはもうつかんだ……そよかぜステップ!」
再び竜巻を相手選手に見立てた天馬は必殺技でかわした。もう竜巻を完全に攻略している。
「者共、彼奴(キャツ)を阻むぞ!」
「「承知!」」
甲斐信武の指示で月島景秀と正宗五朗がディフェンスに入る。天馬はそのまま突破しようと走り出すが……。
「「ふっ!」」
「えっ!?」
寸前で二人は左右にかわした。どういうことかと天馬も驚くと、天井にある巨大扇風機が回り竜巻を作った。いきなりのことに対応できなかった天馬は、竜巻にボールを取られてしまう。
「しまった!」
いくら相手が竜巻の情報を入手しているとはいえ、偶然天馬がそこに向かったわけじゃないことを円堂と鬼道有人と瑞貴は確信している。
「今の月山国光の二人、明らかに天井から竜巻が来ることをわかっていたな」
「相手選手の動きに注意を向けると、竜巻のパターンを読み切れない……厳しいな」
「完全に相手は竜巻を味方につけているね」
《まるで連携するかのような竜巻と月山国光! ボールは甲斐に渡った!》
「クレイモア!」
「うわあっ!」
浜野海士の前に空中から踵落とししてボールを埋め込んだ甲斐が指を立てると、ボールが無数のトゲに変化して吹き飛ばした。
「ふっ!」
ボールは甲斐から正宗に渡った。なんとかボールを奪取しようと霧野が走り出す。
「止める!」
「グウウッ!」
なんと霧野の前に天城が走り出していた。
「天城さん!?」
「お前は引っ込んでるんだド!」
「狩屋の言葉に惑わされちゃダメです!」
「ふんっ!」
隣に並んで霧野が必死に説得するが、怒り心頭の天城はスピードを上げて霧野を抜いた。
「どうした、ディフェンス……」
「霧野と狩屋、だな……」
「大地くんのあの動きも、蘭丸くんに対する敵意……」
円堂と鬼道と瑞貴が再び思案する中、近藤がタブレットに映る竜巻の情報を見て兵頭に顔を向ける。
「弐の構え!」
「「「「「はっ!」」」」」
「うおおおっ!」
もうすぐ天城と正宗が対立しようとするところで、竜巻が間に入って来たが、正宗は迷わずに竜巻にボールを入れる。そのまま竜巻はボールごと天城を抜かした。またもや竜巻を利用されて浜野は苦い顔をする。
「ええっ!? またかよ!」
「ディフェンス! こぼれ球を押さえろ!」
「よし!」
神童の指示で霧野と車田と狩屋が動くが、南沢と柴田勝時と一文字斬人がそれぞれマークについてきた。