集え! 革命の旗に!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「巨神ギガンテス! ギガンティックボム!」
石を積み上げた城塞のような鎧をまとった化身が現れた。さらに両腕を広げてボールを左右から拳で抑え込んで止めた。
《月山国光キャプテン・兵頭司、化身を発動してシュートを止めたぁ――っ!!》
「月山国光のキーパーは、化身使いか……!」
「あー惜しい!」
「そんな……!」
「ピンチにピンチが重なった……!」
「気にすんな! いけいけー!」
GKが化身使いだと尚更厄介だと青山は思った。水鳥は悔しそうな声を上げると、葵や茜が弱気な発言をしたので、逆に意気込むように声援を送る。
すると巨大扇風機が回りフィールドの中心に三つの竜巻を作り出した。しかし兵頭は怯むどころか舞っていたように笑う。
「フフッ、良き風だ。ふんっ!」
なんと兵頭のゴールキックは竜巻にボールを蹴り込んだのだ。
「弐の構え!」
「「「「はっ!」」」」
月島と南沢と一文字と柴田が竜巻の間を駆け出してきた。いつ止まるかわからない竜巻でも、月山国光は全て予測しているので兵頭がさらに合図を出す。
「進めい!」
「「「「はっ!」」」」
「ダメだド! コースが読めないド!」
天城たちは竜巻からできた風で相手選手の動きが見えない上に、竜巻の中にあるボールがどこに向かおうとしているのかわからない。天馬もどこへ落ちるのかとボールを見る。
「どこに向かってるんだ!?」
(月山国光は竜巻の動きを知っている……――ということは!)
南沢たちを見て何かをつかんだのか、神童はみんなに向かって指示を出す。
「みんな、相手の動きをよく見るんだ! ボールが来るのは……あそこだ!」
神童は神のタクトを発動させた。ボールが落ちる位置をわかって天城は向かおうとするが、竜巻に足止めされてしまう。
「クソッ! 動けないド!」
「俺が行きます!」
霧野がカバーしようと上がるが、なんと狩屋まで一緒に上がり出した。
「フッ」
「狩屋!? 俺に任せろ!」
風に乗って複数の竜巻を行ったり来たりしていたボールは、巨大扇風機が止まると風もやんで落ちていく。月島が飛び出したのを見て霧野もジャンプするが、同時に狩屋もジャンプしたため衝突してしまった。
その反動で霧野にぶつかったボールは、月島が南沢にヘディングパスをする。
「南沢!」
「ソニックショット!」
「何っ!?」
コースを読んで飛び出したサイドへ飛び出した三国だが、竜巻に寄ってコースを変えられたため、ゴールに入ってしまった。
《ゴォ――ルッ!! 月山国光、先制点を奪取した――っ!!》
「「「「「…………」」」」」
先制点を決められて雷門中が呆然とする中、月島が座り込んでいる狩屋と霧野のそばに立ち止まってニヤリと笑う。
「この得点、15番の手柄だな」
「っ、クッ……!」
「あっ……」
その言葉に反応した霧野は刈谷を見ると歯を食いしばり、逆に狩屋も眉を寄せた。……その様子を円堂と瑞貴はどうなるか見届けるために目線を向けている。
立ち上がった霧野は、同じように立ち上がって汚れを払う狩屋を鋭い眼で睨む。
「狩屋……!」
「……霧野先輩の言う通りですよ」
「なんだと?」
静かに狩屋が紡いだ言葉に霧野は目を見開くと、狩屋は一度目を閉じて不敵に笑う。
「俺……――フッ、シードなんです」
「なっ!?」
自分が予想していたとはいえ、本人の口から言われるとかなり驚いた。しかし、狩屋は霧野の口から聞くまでシードの存在を知らず、天馬と信助から詳細を聞いて理解したのだ。
かつての仲間との敵対、チーム内の怪しい雲行き、雷門には予測不能なスタジアム……全てが雷門の状況を不利にしていた。
☆コーチの 今日の格言☆
思想が違えばどちらが正しいか自分しかわからない。だからこそぶつかり合って答えを出すの
以上!!
石を積み上げた城塞のような鎧をまとった化身が現れた。さらに両腕を広げてボールを左右から拳で抑え込んで止めた。
《月山国光キャプテン・兵頭司、化身を発動してシュートを止めたぁ――っ!!》
「月山国光のキーパーは、化身使いか……!」
「あー惜しい!」
「そんな……!」
「ピンチにピンチが重なった……!」
「気にすんな! いけいけー!」
GKが化身使いだと尚更厄介だと青山は思った。水鳥は悔しそうな声を上げると、葵や茜が弱気な発言をしたので、逆に意気込むように声援を送る。
すると巨大扇風機が回りフィールドの中心に三つの竜巻を作り出した。しかし兵頭は怯むどころか舞っていたように笑う。
「フフッ、良き風だ。ふんっ!」
なんと兵頭のゴールキックは竜巻にボールを蹴り込んだのだ。
「弐の構え!」
「「「「はっ!」」」」
月島と南沢と一文字と柴田が竜巻の間を駆け出してきた。いつ止まるかわからない竜巻でも、月山国光は全て予測しているので兵頭がさらに合図を出す。
「進めい!」
「「「「はっ!」」」」
「ダメだド! コースが読めないド!」
天城たちは竜巻からできた風で相手選手の動きが見えない上に、竜巻の中にあるボールがどこに向かおうとしているのかわからない。天馬もどこへ落ちるのかとボールを見る。
「どこに向かってるんだ!?」
(月山国光は竜巻の動きを知っている……――ということは!)
南沢たちを見て何かをつかんだのか、神童はみんなに向かって指示を出す。
「みんな、相手の動きをよく見るんだ! ボールが来るのは……あそこだ!」
神童は神のタクトを発動させた。ボールが落ちる位置をわかって天城は向かおうとするが、竜巻に足止めされてしまう。
「クソッ! 動けないド!」
「俺が行きます!」
霧野がカバーしようと上がるが、なんと狩屋まで一緒に上がり出した。
「フッ」
「狩屋!? 俺に任せろ!」
風に乗って複数の竜巻を行ったり来たりしていたボールは、巨大扇風機が止まると風もやんで落ちていく。月島が飛び出したのを見て霧野もジャンプするが、同時に狩屋もジャンプしたため衝突してしまった。
その反動で霧野にぶつかったボールは、月島が南沢にヘディングパスをする。
「南沢!」
「ソニックショット!」
「何っ!?」
コースを読んで飛び出したサイドへ飛び出した三国だが、竜巻に寄ってコースを変えられたため、ゴールに入ってしまった。
《ゴォ――ルッ!! 月山国光、先制点を奪取した――っ!!》
「「「「「…………」」」」」
先制点を決められて雷門中が呆然とする中、月島が座り込んでいる狩屋と霧野のそばに立ち止まってニヤリと笑う。
「この得点、15番の手柄だな」
「っ、クッ……!」
「あっ……」
その言葉に反応した霧野は刈谷を見ると歯を食いしばり、逆に狩屋も眉を寄せた。……その様子を円堂と瑞貴はどうなるか見届けるために目線を向けている。
立ち上がった霧野は、同じように立ち上がって汚れを払う狩屋を鋭い眼で睨む。
「狩屋……!」
「……霧野先輩の言う通りですよ」
「なんだと?」
静かに狩屋が紡いだ言葉に霧野は目を見開くと、狩屋は一度目を閉じて不敵に笑う。
「俺……――フッ、シードなんです」
「なっ!?」
自分が予想していたとはいえ、本人の口から言われるとかなり驚いた。しかし、狩屋は霧野の口から聞くまでシードの存在を知らず、天馬と信助から詳細を聞いて理解したのだ。
かつての仲間との敵対、チーム内の怪しい雲行き、雷門には予測不能なスタジアム……全てが雷門の状況を不利にしていた。
☆コーチの 今日の格言☆
思想が違えばどちらが正しいか自分しかわからない。だからこそぶつかり合って答えを出すの
以上!!