イナズマイレブンGOVSダンボール戦機W
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「認めない!」
「わっ!」
フランは力一杯瑞貴を弾き飛ばし、拳を握ると禍々しいオーラを放った。まるでフランの怒りを表すように……。
「お前たち……何故戦いをやめる!?」
「フランちゃん!」
「まだ終わってはいない!」
フラウ・ア・ノートリアスから飛び立ったフランは、今までの姿と違って黒い髪と衣装を身に包み、空を赤黒く染めるのだった。
「フラン!」
「姉さん待って!」
「サン……」
天馬とアスタの前に現れたのは瞬間移動してきたサン。彼とアスタはフランへ必死に言葉をかける。
「姉さん、もう終わりにしよう!」
「俺たちは間違っていたのかもしれない。戦いを消し去ること……それがフランの望みならと……そう思ってやってきた。でも、このまま憎しみ合って争ってちゃ――」
「違う!」
今まで仲間として過ごしてきたサンとアスタの心変りは、フランにとって許せないことであり否定の声を上げる。
「裏切りは……許さない!」
ゴールのうしろにある石造の前まで浮かんだフランは両手を上げ、背後から黒い花を咲かせてイバラを出現させた。
「許さない!!」
「フラン!」
イバラはアスタとサンを壁まで弾き飛ばし、さらに天馬も弾き飛ばすのだった。
「天馬!」
「来るぞ!」
剣城と神童が構えると、花ごと移動するフランが残されたボールを自身の空間に入れて新生イナズマジャパンの前に向かって行く。そして飛び上がると太陽と白竜とフェイと錦を押し潰した。
「「「「うわあっ!」」」」
「戦いは何も生まない……」
「「ぐわっ!」」
浮かんで花びらを回転させると、その衝撃でできた砂嵐が神童や剣城だけじゃなくDFたちを弾き飛ばした。
「闘争心は人の心にできる闇!」
「「――そんなことはない!」」
バンやヒロやランたちが飛行マシンからグラウンドに降り立ち、フランの元へ行こうと駆け寄る。
「フランを止めるんだ!」
「「はい/オウッ!」」
「邪魔は、させない!」
フランが手を伸ばすと黒い結晶が現れ、その中から生まれたのはフランのLBXだとバンもヒロも気づく。
「あれは!」
「LBX!?」
「いくのよ、ヘリオローザ! 戦いに溺れる者たちを退けろ!」
「フランさん!」
「っ、みんないくぞ!」
ヒロとバンを筆頭に全員がLBXを繰り出すも、ヘリオローザの剣から放たれる衝撃で一気に吹っ飛ばされてしまった。
「なんてパワーだ……!」
「何故わからない!? 戦いのせいで全てが失われるというのに!」
「速い……!」
ヒロとバン以外のLBXは先ほどの一撃ですぐに動ける状態ではなくなった。ジンたちがCCMを操作して応急処置していくので、時間稼ぎも兼ねてバンはヒロに声をかけた。
「いくぞ!」
「はい!」
迫り来るヘリオローザの攻撃をかわし、バンとヒロはCCMを操作する。
「「必殺ファンクション!」」
【アタックファンクション・ダブルレイウィング!!】
オーディーンMk-2(マークツー)が飛行モードに変形してアキレスD9がそれに乗る。二機は加速の勢いで炎の鳥となってヘリオローザに攻撃した。しかしそれでもヘリオローザは動いている。
「失う悲しみを知らない者に何がわかる!」
「知っているさ! だからこそ、仲間がいることの素晴らしさや大切さがわかるんだ!」
究極の必殺ファンクションを受けてもヘリオローザの動きは衰えない。次々と攻撃を受けていく二機にどうするべきかとヒロはCCMを操作しながら考えるが――。
「クッ……!」
「ヒロ、受け止めるんだ」
「えっ?」
「フランを……フランの悲しみを受け止めるんだ!」
「はい!」
迫り来るヘリオローザにアキレスD9は羽交い絞めにした。続けてオーディーンMk-2もヘリオローザの動きを止める。
「「うおおぉぉおおお!」」
「小賢しい……!」
「バン! ヒロ!」
「ラン!」
「ミネルバ改!」
動けるようになったのかランが駆け寄ってミネルバ改を操作する。しかしオーディーンMk-2とアキレスD9がヘリオローザにしがみついているため攻撃できない。
「どうすれば……!」
「ラン、俺たちのLBXごと撃つんだ」
「えっ!? マジ!? 本当に撃つの……?」
「あいつを倒すのは今しかない。撃つんだ、ラン!」
「っ、えーい!」
バンもヒロも覚悟を決めている。ランはミネルバ改のスラスターをヘリオローザに向けて、あとは発射するだけ――。
「やっぱムリ――ッ!!」
「貴様ら!」
発射解除したミネルバ改はその勢いをつけてヘリオローザに飛びかかった。さすがに三機のLBXを支える力はなく、そのまま落下してしまう。衝撃で砂煙が起こったが、晴れたときには三機の中心にボロボロのヘリオローザが倒れているのだった。
バンたちはそれを確認すると体を向け、フランは忌々しげに舌打ちをする。
「チッ……! あなたたちは敗北して絶望するの!」
「負けるものか!」
再びオーラを解き放ったフランに、なんとか立ち上がった神童を始め新生イナズマジャパンは攻撃に備える。
フランが全身から放たれる混沌のエネルギーをボールにまとわせ、巨大な隕石のような姿に変えてカオスメテオを撃つ。
「全て…消えろ――っ!!」
いつの間にか観客が消えていたのが幸いだが、スタジアム全体を巻き起こす衝撃にオタクロスも淳一郎も目を見開く。
「あやつ、何もかも消すつもりデヨ!」
「これでは時空の混乱どころか、世界そのものが消えてしまう!」
「もう打つ手はないのか……!?」
宇崎もフランの爆発的なエネルギーに対抗する力がないことに歯を食いしばる。フィールドにいる全員は先ほどの衝撃でボロボロになっていた。
「来るぜよ!」
「クッソー……!」
錦が叫ぶと信助は受け止めようとした。しかし痛めた腕のせいで思うように力が出せずにいると……目の前にキャプテンマークを付けた背番号8が見えた。
「天馬!」
「俺たちは、君の心を受け止める!」
「天馬!」
「天馬!」
「「「天馬!」」」
「天馬さん!」
神童やフェイやマネージャー組やヒロが声をかける。それすらもフランにとっては忌々しげで、あっという間に狩屋たちを抜いた。
「天馬くん!」
「天馬!」
瑞貴もフラウ・ア・ノートリアスの端に行ってグラウンドを見降ろして声を上げる。映像を通してではなく、ちゃんとこの目で見るために。
天馬の右手から黄金の光が放たれて前に出し、さらに左手にも同じ現象が起こって前に突き出した。
「ゴッドハンドW!」
ゴッドハンドの二つ分のエネルギーを使うが、フランのカオスメテオの威力が強く天馬は押し出される一方だ。
しかしゴール前で支えるように天馬の背に手が置かれる。それは信助の手だった。
「くっ……!」
「信助……!」
信助だけじゃない。神童や剣城やアスタ、全員が相手の方や背に手を置いて天馬を中心にV字を作って支えていた。
「神童先輩……剣城……アスタ……みんな!」
「「「「「うおおぉぉおおお!」」」」」
「この光景……!」
瑞貴は目を見開いた。自分や天馬を逃がすために前に出てくれた円堂たちイナズマレジェンドジャパンのみんなを……仲間を支えるという光景が次世代にも続いていた。
瑞貴は自然と胸の前に両手を力強く組んで祈るように、フィールドにいるみんなに向けて叫ぶ。
「フランちゃんを救って……! 天馬…みんな……!」
「うおおぉぉおおお!」
「アスタ!」
「!」
最後尾で手を当てていたアスタにフランが声をかけた。裏切り者と言ったとはいえ、敵である天馬たちの味方をしていることが信じられなかったからだ。
「どうしてなの? 戦いは私たちから全てを奪ったじゃない。なのに何故そいつらの味方をする!」
フランの怒りの声に応えるように、カオスメテオの威力がまた倍増した。天馬たちは再び押されながらも踏ん張っている。
「フラン! 君が一番知ってるだろ! 憎しみの先にあるモノを! ――っ!」
パアアァァアアア――……!
「これは……!」
ゴッドハンドの指の先に小さな光が七機あった。それはLBXの光であり、バンやヒロたちが加勢してくれたのだ。
「わっ!」
フランは力一杯瑞貴を弾き飛ばし、拳を握ると禍々しいオーラを放った。まるでフランの怒りを表すように……。
「お前たち……何故戦いをやめる!?」
「フランちゃん!」
「まだ終わってはいない!」
フラウ・ア・ノートリアスから飛び立ったフランは、今までの姿と違って黒い髪と衣装を身に包み、空を赤黒く染めるのだった。
「フラン!」
「姉さん待って!」
「サン……」
天馬とアスタの前に現れたのは瞬間移動してきたサン。彼とアスタはフランへ必死に言葉をかける。
「姉さん、もう終わりにしよう!」
「俺たちは間違っていたのかもしれない。戦いを消し去ること……それがフランの望みならと……そう思ってやってきた。でも、このまま憎しみ合って争ってちゃ――」
「違う!」
今まで仲間として過ごしてきたサンとアスタの心変りは、フランにとって許せないことであり否定の声を上げる。
「裏切りは……許さない!」
ゴールのうしろにある石造の前まで浮かんだフランは両手を上げ、背後から黒い花を咲かせてイバラを出現させた。
「許さない!!」
「フラン!」
イバラはアスタとサンを壁まで弾き飛ばし、さらに天馬も弾き飛ばすのだった。
「天馬!」
「来るぞ!」
剣城と神童が構えると、花ごと移動するフランが残されたボールを自身の空間に入れて新生イナズマジャパンの前に向かって行く。そして飛び上がると太陽と白竜とフェイと錦を押し潰した。
「「「「うわあっ!」」」」
「戦いは何も生まない……」
「「ぐわっ!」」
浮かんで花びらを回転させると、その衝撃でできた砂嵐が神童や剣城だけじゃなくDFたちを弾き飛ばした。
「闘争心は人の心にできる闇!」
「「――そんなことはない!」」
バンやヒロやランたちが飛行マシンからグラウンドに降り立ち、フランの元へ行こうと駆け寄る。
「フランを止めるんだ!」
「「はい/オウッ!」」
「邪魔は、させない!」
フランが手を伸ばすと黒い結晶が現れ、その中から生まれたのはフランのLBXだとバンもヒロも気づく。
「あれは!」
「LBX!?」
「いくのよ、ヘリオローザ! 戦いに溺れる者たちを退けろ!」
「フランさん!」
「っ、みんないくぞ!」
ヒロとバンを筆頭に全員がLBXを繰り出すも、ヘリオローザの剣から放たれる衝撃で一気に吹っ飛ばされてしまった。
「なんてパワーだ……!」
「何故わからない!? 戦いのせいで全てが失われるというのに!」
「速い……!」
ヒロとバン以外のLBXは先ほどの一撃ですぐに動ける状態ではなくなった。ジンたちがCCMを操作して応急処置していくので、時間稼ぎも兼ねてバンはヒロに声をかけた。
「いくぞ!」
「はい!」
迫り来るヘリオローザの攻撃をかわし、バンとヒロはCCMを操作する。
「「必殺ファンクション!」」
【アタックファンクション・ダブルレイウィング!!】
オーディーンMk-2(マークツー)が飛行モードに変形してアキレスD9がそれに乗る。二機は加速の勢いで炎の鳥となってヘリオローザに攻撃した。しかしそれでもヘリオローザは動いている。
「失う悲しみを知らない者に何がわかる!」
「知っているさ! だからこそ、仲間がいることの素晴らしさや大切さがわかるんだ!」
究極の必殺ファンクションを受けてもヘリオローザの動きは衰えない。次々と攻撃を受けていく二機にどうするべきかとヒロはCCMを操作しながら考えるが――。
「クッ……!」
「ヒロ、受け止めるんだ」
「えっ?」
「フランを……フランの悲しみを受け止めるんだ!」
「はい!」
迫り来るヘリオローザにアキレスD9は羽交い絞めにした。続けてオーディーンMk-2もヘリオローザの動きを止める。
「「うおおぉぉおおお!」」
「小賢しい……!」
「バン! ヒロ!」
「ラン!」
「ミネルバ改!」
動けるようになったのかランが駆け寄ってミネルバ改を操作する。しかしオーディーンMk-2とアキレスD9がヘリオローザにしがみついているため攻撃できない。
「どうすれば……!」
「ラン、俺たちのLBXごと撃つんだ」
「えっ!? マジ!? 本当に撃つの……?」
「あいつを倒すのは今しかない。撃つんだ、ラン!」
「っ、えーい!」
バンもヒロも覚悟を決めている。ランはミネルバ改のスラスターをヘリオローザに向けて、あとは発射するだけ――。
「やっぱムリ――ッ!!」
「貴様ら!」
発射解除したミネルバ改はその勢いをつけてヘリオローザに飛びかかった。さすがに三機のLBXを支える力はなく、そのまま落下してしまう。衝撃で砂煙が起こったが、晴れたときには三機の中心にボロボロのヘリオローザが倒れているのだった。
バンたちはそれを確認すると体を向け、フランは忌々しげに舌打ちをする。
「チッ……! あなたたちは敗北して絶望するの!」
「負けるものか!」
再びオーラを解き放ったフランに、なんとか立ち上がった神童を始め新生イナズマジャパンは攻撃に備える。
フランが全身から放たれる混沌のエネルギーをボールにまとわせ、巨大な隕石のような姿に変えてカオスメテオを撃つ。
「全て…消えろ――っ!!」
いつの間にか観客が消えていたのが幸いだが、スタジアム全体を巻き起こす衝撃にオタクロスも淳一郎も目を見開く。
「あやつ、何もかも消すつもりデヨ!」
「これでは時空の混乱どころか、世界そのものが消えてしまう!」
「もう打つ手はないのか……!?」
宇崎もフランの爆発的なエネルギーに対抗する力がないことに歯を食いしばる。フィールドにいる全員は先ほどの衝撃でボロボロになっていた。
「来るぜよ!」
「クッソー……!」
錦が叫ぶと信助は受け止めようとした。しかし痛めた腕のせいで思うように力が出せずにいると……目の前にキャプテンマークを付けた背番号8が見えた。
「天馬!」
「俺たちは、君の心を受け止める!」
「天馬!」
「天馬!」
「「「天馬!」」」
「天馬さん!」
神童やフェイやマネージャー組やヒロが声をかける。それすらもフランにとっては忌々しげで、あっという間に狩屋たちを抜いた。
「天馬くん!」
「天馬!」
瑞貴もフラウ・ア・ノートリアスの端に行ってグラウンドを見降ろして声を上げる。映像を通してではなく、ちゃんとこの目で見るために。
天馬の右手から黄金の光が放たれて前に出し、さらに左手にも同じ現象が起こって前に突き出した。
「ゴッドハンドW!」
ゴッドハンドの二つ分のエネルギーを使うが、フランのカオスメテオの威力が強く天馬は押し出される一方だ。
しかしゴール前で支えるように天馬の背に手が置かれる。それは信助の手だった。
「くっ……!」
「信助……!」
信助だけじゃない。神童や剣城やアスタ、全員が相手の方や背に手を置いて天馬を中心にV字を作って支えていた。
「神童先輩……剣城……アスタ……みんな!」
「「「「「うおおぉぉおおお!」」」」」
「この光景……!」
瑞貴は目を見開いた。自分や天馬を逃がすために前に出てくれた円堂たちイナズマレジェンドジャパンのみんなを……仲間を支えるという光景が次世代にも続いていた。
瑞貴は自然と胸の前に両手を力強く組んで祈るように、フィールドにいるみんなに向けて叫ぶ。
「フランちゃんを救って……! 天馬…みんな……!」
「うおおぉぉおおお!」
「アスタ!」
「!」
最後尾で手を当てていたアスタにフランが声をかけた。裏切り者と言ったとはいえ、敵である天馬たちの味方をしていることが信じられなかったからだ。
「どうしてなの? 戦いは私たちから全てを奪ったじゃない。なのに何故そいつらの味方をする!」
フランの怒りの声に応えるように、カオスメテオの威力がまた倍増した。天馬たちは再び押されながらも踏ん張っている。
「フラン! 君が一番知ってるだろ! 憎しみの先にあるモノを! ――っ!」
パアアァァアアア――……!
「これは……!」
ゴッドハンドの指の先に小さな光が七機あった。それはLBXの光であり、バンやヒロたちが加勢してくれたのだ。