最後のキック! 未来(アス)に向かって飛べ‼
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「まるでみんなにお礼を言ってるみたい……」
「そうだな……」
ポトムリは魂となって光の球体になると、カトラを中心にみんなへ回った。その様子が礼を告げているようだと好葉が呟くと神童も同意する。
〈〈ピク~!〉〉
パアッ……!
天に向かうポトムリにピクシーと黒ピクシーが追って来た。ベルセルクレイを消したあと消滅したと思ったが、ずっと見守っていたようだ。そして彼らもまたポトムリと共に天に向かって飛び、三つの魂は光輝いて消えていった……。
☆☆☆☆☆
後日――宇宙に平和が訪れて大会後の収拾も終えた。アースイレブンはララヤによってファラム王宮の玉座の間に呼び出される。
玉座の前に立つララヤとその隣にはミネル、階下には跪くアースイレブン、そして続く赤絨毯の周りには瑞貴と葵とギャラクシーイレブンのメンバーとファラム・オービアスの重臣たちが集まっていた。そしてこの式典はファラム・オービアス中に実況中継されている。
「親愛なるファラム・オービアスの民、そして宇宙に生きる全ての者たちよ。ブラックホールは消滅し、宇宙は守られた。これは星を愛し、守り抜こうとした人々の想いの結晶じゃ。そして、大きな力を注いでくれたのが遥か青き星・チキュウからやって来た、アースイレブンなのじゃ。――さあ、盛大な感謝を!」
パチパチパチパチ――!
「わらわからの贈り物じゃ。受け取ってほしい。この国の祝いの場には、決して欠かせぬモノなのじゃ」
拍手が沸き起こる中、アースイレブンの元へ降りたララヤは、侍女からシロメツクサに似た白の花を象徴に紫の小さな花も混ざった花冠を受け取り、天馬を始めそれぞれの頭に乗せる。
「ありがとうございます。女王陛下!」
「わらわはここに知った。これから先どんなことがあろうとも、星々は一つになって打ち勝つことができるのじゃ。守り抜いて行こう、この平和を!」
ドンッ! ドドンッ!
ララヤの言葉を合図に外では花火が打ち上がり、キラキラと輝く紙吹雪がどこからともなく降り注ぐ。
ソッ……。
「ん?」
周りの光景を感慨深そうに瑞貴は一人眺めていると、頭に何か乗った感触がした。うしろを振り向けば神童がそこにいて、そして自分の頭に乗っているのは神童がララヤからもらった花冠なのだと悟る。
「瑞貴さん。これ、俺からです」
「えっ……でも、これは、拓人くんが女王陛下にもらったものでしょう?」
「はい。ですが、俺たちがここまで勝ち進んでくれたのはあなたがいたからでもあります。それに天馬も、ほら」
神童が示した先を見ると、天馬もまた葵に自分の花冠を乗せていた。
「ありがとうございます。俺たちをここまで育ててくれて。そして、ずっとそばにいてくれて」
「少しでもお役に立てたなら嬉しいよ。京介くんも、知らない星でよくがんばったね」
「えっ?」
「ずっと女王陛下を支えてくれたって、ミネルさんから教えてもらったの」
「……なんだか、俺にできることなら手を貸してみたい。そんな気持ちになったんです」
神童の隣にやってきた剣城は、ララヤのほうへ顔を向ける。ララヤもまた剣城の視線に気づくとニコッと微笑んでくれた。
「俺たちがやってきたサッカーが、この宇宙を救ったんだ!」
「ああ」
「そうなるな」
「スゴいよ、サッカーは! みんなに勇気をくれて、力をくれて、未来をくれた! 俺が思ってたよりも、サッカーはずっとずっとスゴかった! ――サッカー! 俺、お前のこと大好きだー!」
同意する剣城や神童たちに見守られる中、天馬は空に向かって――いや、サッカーに向けて感謝の言葉を告げたのだった。
「そうだな……」
ポトムリは魂となって光の球体になると、カトラを中心にみんなへ回った。その様子が礼を告げているようだと好葉が呟くと神童も同意する。
〈〈ピク~!〉〉
パアッ……!
天に向かうポトムリにピクシーと黒ピクシーが追って来た。ベルセルクレイを消したあと消滅したと思ったが、ずっと見守っていたようだ。そして彼らもまたポトムリと共に天に向かって飛び、三つの魂は光輝いて消えていった……。
☆☆☆☆☆
後日――宇宙に平和が訪れて大会後の収拾も終えた。アースイレブンはララヤによってファラム王宮の玉座の間に呼び出される。
玉座の前に立つララヤとその隣にはミネル、階下には跪くアースイレブン、そして続く赤絨毯の周りには瑞貴と葵とギャラクシーイレブンのメンバーとファラム・オービアスの重臣たちが集まっていた。そしてこの式典はファラム・オービアス中に実況中継されている。
「親愛なるファラム・オービアスの民、そして宇宙に生きる全ての者たちよ。ブラックホールは消滅し、宇宙は守られた。これは星を愛し、守り抜こうとした人々の想いの結晶じゃ。そして、大きな力を注いでくれたのが遥か青き星・チキュウからやって来た、アースイレブンなのじゃ。――さあ、盛大な感謝を!」
パチパチパチパチ――!
「わらわからの贈り物じゃ。受け取ってほしい。この国の祝いの場には、決して欠かせぬモノなのじゃ」
拍手が沸き起こる中、アースイレブンの元へ降りたララヤは、侍女からシロメツクサに似た白の花を象徴に紫の小さな花も混ざった花冠を受け取り、天馬を始めそれぞれの頭に乗せる。
「ありがとうございます。女王陛下!」
「わらわはここに知った。これから先どんなことがあろうとも、星々は一つになって打ち勝つことができるのじゃ。守り抜いて行こう、この平和を!」
ドンッ! ドドンッ!
ララヤの言葉を合図に外では花火が打ち上がり、キラキラと輝く紙吹雪がどこからともなく降り注ぐ。
ソッ……。
「ん?」
周りの光景を感慨深そうに瑞貴は一人眺めていると、頭に何か乗った感触がした。うしろを振り向けば神童がそこにいて、そして自分の頭に乗っているのは神童がララヤからもらった花冠なのだと悟る。
「瑞貴さん。これ、俺からです」
「えっ……でも、これは、拓人くんが女王陛下にもらったものでしょう?」
「はい。ですが、俺たちがここまで勝ち進んでくれたのはあなたがいたからでもあります。それに天馬も、ほら」
神童が示した先を見ると、天馬もまた葵に自分の花冠を乗せていた。
「ありがとうございます。俺たちをここまで育ててくれて。そして、ずっとそばにいてくれて」
「少しでもお役に立てたなら嬉しいよ。京介くんも、知らない星でよくがんばったね」
「えっ?」
「ずっと女王陛下を支えてくれたって、ミネルさんから教えてもらったの」
「……なんだか、俺にできることなら手を貸してみたい。そんな気持ちになったんです」
神童の隣にやってきた剣城は、ララヤのほうへ顔を向ける。ララヤもまた剣城の視線に気づくとニコッと微笑んでくれた。
「俺たちがやってきたサッカーが、この宇宙を救ったんだ!」
「ああ」
「そうなるな」
「スゴいよ、サッカーは! みんなに勇気をくれて、力をくれて、未来をくれた! 俺が思ってたよりも、サッカーはずっとずっとスゴかった! ――サッカー! 俺、お前のこと大好きだー!」
同意する剣城や神童たちに見守られる中、天馬は空に向かって――いや、サッカーに向けて感謝の言葉を告げたのだった。