最後のキック! 未来(アス)に向かって飛べ‼
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役目を終えたコズミックプラズマ光子砲の主電源を落としたポトムリは、天馬たちの元へ行き礼を告げる。
「ありがとう……これで宇宙は救われた……! っ……!」
「――ポトムリ」
「「!」」
一筋の涙を流すポトムリ。そんな彼らに声がかかったのでポトムリや天馬たちは顔を向けると、カトラがフィールドに降り立っていた。ポトムリは惑星キエルのときのように、カトラに向かって片膝を付いて頭を垂れる。
「やりましたね」
「はい……! やっと使命を果たすことができました」
「ええ。あなたは誇り高きキエルの英雄よ」
「カトラ様…ありがたきお言葉……! しかし、本当の英雄は……」
「!」
ポトムリが顔を向けて『本当の英雄』である天馬たちを示す。それに気づいた天馬は自然と姿勢を正し、カトラも天馬の元へ歩み寄る。
「テンマ……私のことをずっと信じてくれてありがとう……! そして、本当によくやってくれました……!」
「カトラが導いてくれたから、俺、希望を失わないで戦って来られたんだよ」
「いろんな星の人たちが力を合わせたことで、宇宙の脅威は去ったのです。ありがとう、テンマ、みなさん」
カトラを天馬が信じ、天馬をアースイレブンが信じ、アースイレブンを対戦チームが信じた結果、宇宙が救われた。この功労は全員に贈られるものだ。
――テラスからフィールドを見下ろすララヤは、先ほどまでブラックホールが消えたことに喜びの表情を浮かべていたが、今は自分の無力さを嘆いていた。
「この星は救われた……。皆が力を合わせて救ってくれたのじゃな……。わらわには何もできなかったというのに……」
「ララヤのやるべきことは、これから始まるんだ」
ララヤが振り向くと、フィールドから移動してきた剣城がララヤの隣に立って彼女の使命を告げた。
「この星をアクロウス王が治めておられた頃のような、立派な王国に戻さなければならない。そしてそれは、ララヤにしかできない」
「ツルギ……。わらわは……父上のような立派な王になれると思うか……?」
先王・アクロウスはララヤにとって憧れであり、同時にプレッシャーでもあったようだ。現に信頼していた部下に裏切られクーデターまで起こされたのも記憶に新しい。そして、自分が今まで見ていなかった上級貴族に脅かされた民の苦しい生活のことも。
不安だが確かな言葉が欲しいとララヤが手を差し出すと、その意図を察した剣城は片膝を付いてララヤの手を取り、顔を見上げて微笑んだ。
「ララヤ様なら、きっとなれます。この俺が、保証します」
「そうか……ならば、安心じゃな!」
剣城に取ってもらった右手を左手で包んだララヤは、涙を浮かべながら笑顔を向けて誓った。……そして同時に、銀河を越えた初恋にさよならを告げる。
――ひと通りの感謝を述べたあと、ポトムリは全員に向かって告げる。
「みなさん。そろそろお別れです」
「ええ……」
パアッ……。
カトラが眉を下げながらも微笑むと同時に、ポトムリの体が淡く光り始める。ポトムリはもともとブラックホールによって消えた命だ。そして元凶であり気がかりでもあったブラックホールが消えた今、使命を終えた自分がもうこの世に留まる必要はない。
「私は、こんなにも晴れやかな気持ちで旅立つことができる……。まさか、こんな日が来ようとは……」
「ポトムリ……」
「さよなら、カトラ様。さよなら、アースイレブン。ありがとう、水川みのり」
「水川さん!」
「あっ……ポトムリ……!」
ポトムリの体が全体に光に包まれたとき、その光の柱から出てきて倒れそうになる水川みのりを天馬が支えた。彼女もまた、ポトムリをこの世に留めてくれた功労者だ。
「ありがとう……これで宇宙は救われた……! っ……!」
「――ポトムリ」
「「!」」
一筋の涙を流すポトムリ。そんな彼らに声がかかったのでポトムリや天馬たちは顔を向けると、カトラがフィールドに降り立っていた。ポトムリは惑星キエルのときのように、カトラに向かって片膝を付いて頭を垂れる。
「やりましたね」
「はい……! やっと使命を果たすことができました」
「ええ。あなたは誇り高きキエルの英雄よ」
「カトラ様…ありがたきお言葉……! しかし、本当の英雄は……」
「!」
ポトムリが顔を向けて『本当の英雄』である天馬たちを示す。それに気づいた天馬は自然と姿勢を正し、カトラも天馬の元へ歩み寄る。
「テンマ……私のことをずっと信じてくれてありがとう……! そして、本当によくやってくれました……!」
「カトラが導いてくれたから、俺、希望を失わないで戦って来られたんだよ」
「いろんな星の人たちが力を合わせたことで、宇宙の脅威は去ったのです。ありがとう、テンマ、みなさん」
カトラを天馬が信じ、天馬をアースイレブンが信じ、アースイレブンを対戦チームが信じた結果、宇宙が救われた。この功労は全員に贈られるものだ。
――テラスからフィールドを見下ろすララヤは、先ほどまでブラックホールが消えたことに喜びの表情を浮かべていたが、今は自分の無力さを嘆いていた。
「この星は救われた……。皆が力を合わせて救ってくれたのじゃな……。わらわには何もできなかったというのに……」
「ララヤのやるべきことは、これから始まるんだ」
ララヤが振り向くと、フィールドから移動してきた剣城がララヤの隣に立って彼女の使命を告げた。
「この星をアクロウス王が治めておられた頃のような、立派な王国に戻さなければならない。そしてそれは、ララヤにしかできない」
「ツルギ……。わらわは……父上のような立派な王になれると思うか……?」
先王・アクロウスはララヤにとって憧れであり、同時にプレッシャーでもあったようだ。現に信頼していた部下に裏切られクーデターまで起こされたのも記憶に新しい。そして、自分が今まで見ていなかった上級貴族に脅かされた民の苦しい生活のことも。
不安だが確かな言葉が欲しいとララヤが手を差し出すと、その意図を察した剣城は片膝を付いてララヤの手を取り、顔を見上げて微笑んだ。
「ララヤ様なら、きっとなれます。この俺が、保証します」
「そうか……ならば、安心じゃな!」
剣城に取ってもらった右手を左手で包んだララヤは、涙を浮かべながら笑顔を向けて誓った。……そして同時に、銀河を越えた初恋にさよならを告げる。
――ひと通りの感謝を述べたあと、ポトムリは全員に向かって告げる。
「みなさん。そろそろお別れです」
「ええ……」
パアッ……。
カトラが眉を下げながらも微笑むと同時に、ポトムリの体が淡く光り始める。ポトムリはもともとブラックホールによって消えた命だ。そして元凶であり気がかりでもあったブラックホールが消えた今、使命を終えた自分がもうこの世に留まる必要はない。
「私は、こんなにも晴れやかな気持ちで旅立つことができる……。まさか、こんな日が来ようとは……」
「ポトムリ……」
「さよなら、カトラ様。さよなら、アースイレブン。ありがとう、水川みのり」
「水川さん!」
「あっ……ポトムリ……!」
ポトムリの体が全体に光に包まれたとき、その光の柱から出てきて倒れそうになる水川みのりを天馬が支えた。彼女もまた、ポトムリをこの世に留めてくれた功労者だ。