最後のキック! 未来(アス)に向かって飛べ‼
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そしてララヤはさらに数歩歩き近づくと、オズロックたちの前で座り、真っ直ぐな瞳を向ける。
「オズロックよ、すまなかった。我々の祖先がやってしまったこと、何度謝っていいのかわからぬ……。しかし、過去のことは忘れて、みんなで未来に向かって歩んで行かぬか? このファラム・オービアスは大きな国じゃ。大きな国をまとめるのは大変なのじゃ。オズロックよ、お前も手伝え!」
「っ!? くだらぬことを……」
「オズロック」
「…………!」
反乱をした今、失敗すればミネルが言ったように存在抹消されるのは予想付いていた。しかし、ララヤの過去への謝罪と和解を求めることは予想外だったようでオズロックは戸惑う。すると天馬が後押しするように声をかけて来たので、混乱する心中をどうすればいいのかと胸の位置を握り締めると、天馬が手を差し出してきた。
「さあ、行こうよ! 未来へ!」
「「「「「ワアアァァアアア!」」」」」
パチパチパチパチ――……!
この光景にスタジアム全体から拍手が送られた。まるで過去の過ちを反省し、手を取り合って行こうという、ファラム・オービアスのこれからの未来を祝福するかのように。
――イクサルフリートがやってきたことはさすがにただでは済まないため、事情聴取などを含めて連行された。だが、誰一人抵抗することはない。それはララヤに罪を帳消しにしてもらったせいか、それとも天馬に未来に向かう勇気をもらったからか、真相はわからないがオズロックの表情が少し和らいだのが、ある一歩を歩んで行ったのを物語っていた。
イクサルフリートのいないゴールを見ている天馬の表情は、とても晴れ晴れしていると気づき葵は隣に並ぶ。
「天馬、なんか嬉しそうだね」
「俺……――この大会で、いろんな人たちと出会って来た。宇宙にはいろんな人たちがいて、いろんな想いを持ってて、みんな『自分たちの星を守りたい』って強い想いを持ってた。だから命を懸けて戦えたんだ! 俺、そんな思いを受け取ってここまで来ることができた。サッカーが全部を救ってくれたんだ! きっとサッカーも喜んでくれてる……やっぱり俺、サッカーやってきてよかった!」
「そうだね!」
この大会でサッカーは『生き残りを懸けた道具』として見ている者も多かったが、本当は『希望を繋げ宇宙を救う象徴』なのだろう。サッカーの無限の可能性に天馬は感慨深げな表情をしていたので、葵は笑顔を浮かべた。
「あっ……」
「…………」
みんなを見守っていた瑞貴が気配に気づいて顔を向けると、そこにはポトムリ=エムナトルがフィールドに現れた。彼はこちらを向いた瑞貴に一つ頷くとペンダントを掲げた。
パアッ……!
ガコンッ!
ペンダントが輝くと同時にセンターサークルが動き出し地中から巨大な機械が現れる。その操作部にはこれまで天馬が集めた四つの希望のカケラが嵌っている。
ポトムリが操作部に行きもう一度ペンダントを掲げ、機械の電源を作動させた。
「準備完了……――始める」
「うん……」
天馬たちにはこの機械がなんなのかわかっていた。それはスタジアムの周りを囲む、コズミックプラズマ光子砲を操作するモノだと。オズロックの管理下から解放された今、今度こそブラックホールを打ち消すために使われる。
「ライフエナジー……放出!」
ウイイィィイインッ――……ポロロロンッ――……!
「「「「「おおっ!」」」」」
機械が作動すると、コズミックプラズマ光子砲の竪琴にベールが音を奏でながら張られる。そのベールもまたオーロラのように鮮やかに輝いていた。
「オズロックよ、すまなかった。我々の祖先がやってしまったこと、何度謝っていいのかわからぬ……。しかし、過去のことは忘れて、みんなで未来に向かって歩んで行かぬか? このファラム・オービアスは大きな国じゃ。大きな国をまとめるのは大変なのじゃ。オズロックよ、お前も手伝え!」
「っ!? くだらぬことを……」
「オズロック」
「…………!」
反乱をした今、失敗すればミネルが言ったように存在抹消されるのは予想付いていた。しかし、ララヤの過去への謝罪と和解を求めることは予想外だったようでオズロックは戸惑う。すると天馬が後押しするように声をかけて来たので、混乱する心中をどうすればいいのかと胸の位置を握り締めると、天馬が手を差し出してきた。
「さあ、行こうよ! 未来へ!」
「「「「「ワアアァァアアア!」」」」」
パチパチパチパチ――……!
この光景にスタジアム全体から拍手が送られた。まるで過去の過ちを反省し、手を取り合って行こうという、ファラム・オービアスのこれからの未来を祝福するかのように。
――イクサルフリートがやってきたことはさすがにただでは済まないため、事情聴取などを含めて連行された。だが、誰一人抵抗することはない。それはララヤに罪を帳消しにしてもらったせいか、それとも天馬に未来に向かう勇気をもらったからか、真相はわからないがオズロックの表情が少し和らいだのが、ある一歩を歩んで行ったのを物語っていた。
イクサルフリートのいないゴールを見ている天馬の表情は、とても晴れ晴れしていると気づき葵は隣に並ぶ。
「天馬、なんか嬉しそうだね」
「俺……――この大会で、いろんな人たちと出会って来た。宇宙にはいろんな人たちがいて、いろんな想いを持ってて、みんな『自分たちの星を守りたい』って強い想いを持ってた。だから命を懸けて戦えたんだ! 俺、そんな思いを受け取ってここまで来ることができた。サッカーが全部を救ってくれたんだ! きっとサッカーも喜んでくれてる……やっぱり俺、サッカーやってきてよかった!」
「そうだね!」
この大会でサッカーは『生き残りを懸けた道具』として見ている者も多かったが、本当は『希望を繋げ宇宙を救う象徴』なのだろう。サッカーの無限の可能性に天馬は感慨深げな表情をしていたので、葵は笑顔を浮かべた。
「あっ……」
「…………」
みんなを見守っていた瑞貴が気配に気づいて顔を向けると、そこにはポトムリ=エムナトルがフィールドに現れた。彼はこちらを向いた瑞貴に一つ頷くとペンダントを掲げた。
パアッ……!
ガコンッ!
ペンダントが輝くと同時にセンターサークルが動き出し地中から巨大な機械が現れる。その操作部にはこれまで天馬が集めた四つの希望のカケラが嵌っている。
ポトムリが操作部に行きもう一度ペンダントを掲げ、機械の電源を作動させた。
「準備完了……――始める」
「うん……」
天馬たちにはこの機械がなんなのかわかっていた。それはスタジアムの周りを囲む、コズミックプラズマ光子砲を操作するモノだと。オズロックの管理下から解放された今、今度こそブラックホールを打ち消すために使われる。
「ライフエナジー……放出!」
ウイイィィイインッ――……ポロロロンッ――……!
「「「「「おおっ!」」」」」
機械が作動すると、コズミックプラズマ光子砲の竪琴にベールが音を奏でながら張られる。そのベールもまたオーロラのように鮮やかに輝いていた。