翔ろ! 俺のソウル‼
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この試合の興奮と高鳴りが、コズミックプラズマ光子砲に必要となるライフエナジーも溜まったことを察し、ポトムリはカトラに告げる。
「ついに満たされたようだな……。コズミックプラズマ光子砲は、まもなく発射できる状態になります」
「よくぞやってくれました。……これまで起こったこと全てを、皆に伝えなくては」
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「神童さん」
「!」
天馬に呼びかけられた神童が顔を向けると、テラスにカトラとポトムリが現れた。同時に、電光掲示板のモニターもカトラを映す。
〈ファラム・オービアス、そして全宇宙のみなさん。よく聞いてください。この戦いには『グランドセレスタギャラクシーの優勝を決める』という目的の他に、もう一つの重要な役割がありました。――それは、宇宙の危機を救うことです〉
ザワザワザワザワ――……!
〈私たちの星・キエルに伝わる、ブラックホールをも消し去る力……コズミックプラズマ光子砲。これに、みなさんの戦いから生まれたライフエナジーを流し込むことで、空を覆う闇を払う力を得ました。――今ここに、全宇宙は救われるのです!〉
「「「「「おおぉぉおおお!!」」」」」
カトラの発表により、ざわついていた観客が一気に歓声を上げる。自分たちだけでなくこの星が、宇宙全体が救われる方法があると知って喜んでいる。
「ライフエナジー……命の、エネルギーってこと……?」
「そうか! 黒岩監督は、そのために。剣城も知っていたのか……」
「…………」
瑞貴と神童の視線の先にいる剣城は、どこかにいるかもしれない黒ピクシー……アクロウス=オビエスとの出会いを思い出した。
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〈私はかつてのファラム・オービアス王、そしてララヤの父だ〉
『父……!?』
〈この星を救う方法がある〉
『何っ!?』
〈コズミックプラズマ光子砲で、ブラックホールを消し去る。そのためには宇宙に命を生み出す偉大なるエネルギー・ライフエナジーが必要なのだ。――ララヤの願い、叶えてくれると信じているぞ。ララヤの力となってくれ〉
人知れずピクシーと共にその情報を得たアクロウスは、本当の姿となって剣城に伝えていた。そして剣城は了承し、ライフエナジーを得るためにファラム・ディーテの一員となったのだ。
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「剣城!」
「…………」
「ありがとう、剣城!」
「…………!」
「お前と最高のサッカーができた! 楽しかったよ!」
「……ああ。俺もだ!」
やって来た天馬から告げられたのは、敵側に回った文句でもなんでもなく、ただただ心からの感謝の言葉だった。そして剣城も同じように返すが、やはり試合とは別に事情があったとはいえ、仲間を裏切ったという状況に罪悪感もあるので眉を下げる。
「天馬、俺は――」
「わかっているさ」
「!」
「お前は……――いつだって、俺たちの仲間だ!」
「…………!」
敵に回っても、キツい言葉を告げても、天馬はそれでも『仲間』と言ってくれたので神童は目を見開いた。次いで天馬のうしろから神童と瑞貴が現れる。