激突!! 雷門VS世宇子
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「ハァ……。私どうしたらいいんだろ……」
「――僕たちのチームに入ったら?」
「はい?」
誰もいないのをわかって独り言を言ったのに、返事が返ってきた。
瑞貴は即座に振り向くと――。
「ア…アフロディ!?」
「こんばんは、瑞貴さん。いや……我ら世宇子中の女神・プシュケ」
「はっ!?」
突然呼ばれた聞き慣れない名に、瑞貴は驚いた。
「君は人間ながら神に選ばれた。僕らの仲間になる資格がある。総帥も、君のことを認めているよ」
「私は雷門中サッカー部だよ」
「関係ないさ。もともと君のことは総帥から聞いてるけど、実際に会って僕の心も決まった……。もう一度言うよ」
アフロディは瑞貴に向かって手を差し出す。
「僕らの仲間になるんだ、プシュケ」
「…………嫌だ」
「ん?」
瑞貴は睨むようにアフロディを見る。
「もう一度言うよ。私は雷門中サッカー部の副キャプテンで、円堂守の相棒・井上瑞貴だ!」
「彼が君の相棒? ふさわしくない……僕にしなよ。女神は人間より、同じ神を選ぶべきだ」
「私は女神でもない、ただの人間だ。それに、私が相棒に選んだのは――円堂守、ただ一人!」
その強い意志と気持ちを持つ瞳に、アフロディは目を奪われた。次いでフッと笑う。
「なるほどね。でも僕はあきらめないよ。――決勝で会おう」
「うわっ!」
突然現れた花吹雪に瑞貴は目を閉じ、晴れた頃に目を開けるとアフロディの姿はなかった。
「……なんか、厄介なことになったな」
☆☆☆☆☆
翌日。
《さぁ、やってきました! 雷門中VS世宇子中!! 初出場同士が激突――っ!!! ついにフットボールフロンティア決勝!!! 会場は早くもヒートアップ!! いよいよ両チームの入場だ――っ!!!》
超満員のフロンティアスタジアムで、雷門と世宇子が入場する。
《着実に成長した雷門中と神がかった強さを誇る世宇子中!! 果たして勝つのはどちらでしょうか――っ!?》
「勝つのはオレたちだ!!!」
「愚かな…無力を知るがいい……」
両チームのキャプテンである、円堂とアフロディが向かい合う。
(よーし! 落ち込んでる場合じゃない!! しっかりいくぞ!!!)
(私は世宇子じゃなく雷門の一員だって、試合で伝えないと!!!)
円堂と瑞貴は、それぞれの思いを改める。
「「みんな、気合いを入れていこうぜ!!」」
「「「「「オウ!!!」」」」」
「ふふ……。少しは楽しませてくれよ」
今、運命のホイッスルが鳴り響く。
最初は世宇子の攻撃。さらに強くなった雷門を見せようとしたが――。
「ククク。残念だが……次元が違うよ」
「!!!」
影山の言葉を合図とするように、ヘラが一気に染岡を弾き飛ばした
そしてヘパイス、アルテミス、アテナ、ヘルメスと素早いパス回しで繋ぐ。
雷門が防ぐ間もなく、アフロディにボールが渡った。
「「「絶対に止めてやる!!!」」」
残った円堂と栗松と壁山は、防ごうと構える。
壁山と栗松は二人がかりで止めに行ったが――。
「……残念だけど、神の動きは止められないよ!!」
「え……!?」
なんとアフロディは一瞬の如二人を抜いて、片手を掲げる。
「ヘブンズタイム!!!」
「「うわぁあぁ!!!」」
「なにィー!?」
アフロディの必殺技が壁山と栗松を吹き飛ばす。
「こい、アフロディ!!!」
「…………」
しかし、アフロディはデメテルへパスした。
「なんだ!? アフロディはシュートに来ないのか!?」
「フン! アフロディが撃つまでもないということだ」
「なに!?」
円堂とデメテルが対立していると、再び栗松と壁山がデメテルの前に出る。
「まだまだ通さないでヤンス!!」
(強がってるけど、円堂センパイは本調子じゃない。その分、オレらががんばるっス……!!!)
「往生際の悪い奴らめ」
デメテルは二人を物ともせず抜いていく。
「鉄平!! 塀吾郎!!」
「「ぐぐ……」」
そしてデメテルはゴール前に立ち、円堂と一対一になる。
「こォい!!!」
「少し遊んでやろう」
「――僕たちのチームに入ったら?」
「はい?」
誰もいないのをわかって独り言を言ったのに、返事が返ってきた。
瑞貴は即座に振り向くと――。
「ア…アフロディ!?」
「こんばんは、瑞貴さん。いや……我ら世宇子中の女神・プシュケ」
「はっ!?」
突然呼ばれた聞き慣れない名に、瑞貴は驚いた。
「君は人間ながら神に選ばれた。僕らの仲間になる資格がある。総帥も、君のことを認めているよ」
「私は雷門中サッカー部だよ」
「関係ないさ。もともと君のことは総帥から聞いてるけど、実際に会って僕の心も決まった……。もう一度言うよ」
アフロディは瑞貴に向かって手を差し出す。
「僕らの仲間になるんだ、プシュケ」
「…………嫌だ」
「ん?」
瑞貴は睨むようにアフロディを見る。
「もう一度言うよ。私は雷門中サッカー部の副キャプテンで、円堂守の相棒・井上瑞貴だ!」
「彼が君の相棒? ふさわしくない……僕にしなよ。女神は人間より、同じ神を選ぶべきだ」
「私は女神でもない、ただの人間だ。それに、私が相棒に選んだのは――円堂守、ただ一人!」
その強い意志と気持ちを持つ瞳に、アフロディは目を奪われた。次いでフッと笑う。
「なるほどね。でも僕はあきらめないよ。――決勝で会おう」
「うわっ!」
突然現れた花吹雪に瑞貴は目を閉じ、晴れた頃に目を開けるとアフロディの姿はなかった。
「……なんか、厄介なことになったな」
☆☆☆☆☆
翌日。
《さぁ、やってきました! 雷門中VS世宇子中!! 初出場同士が激突――っ!!! ついにフットボールフロンティア決勝!!! 会場は早くもヒートアップ!! いよいよ両チームの入場だ――っ!!!》
超満員のフロンティアスタジアムで、雷門と世宇子が入場する。
《着実に成長した雷門中と神がかった強さを誇る世宇子中!! 果たして勝つのはどちらでしょうか――っ!?》
「勝つのはオレたちだ!!!」
「愚かな…無力を知るがいい……」
両チームのキャプテンである、円堂とアフロディが向かい合う。
(よーし! 落ち込んでる場合じゃない!! しっかりいくぞ!!!)
(私は世宇子じゃなく雷門の一員だって、試合で伝えないと!!!)
円堂と瑞貴は、それぞれの思いを改める。
「「みんな、気合いを入れていこうぜ!!」」
「「「「「オウ!!!」」」」」
「ふふ……。少しは楽しませてくれよ」
今、運命のホイッスルが鳴り響く。
最初は世宇子の攻撃。さらに強くなった雷門を見せようとしたが――。
「ククク。残念だが……次元が違うよ」
「!!!」
影山の言葉を合図とするように、ヘラが一気に染岡を弾き飛ばした
そしてヘパイス、アルテミス、アテナ、ヘルメスと素早いパス回しで繋ぐ。
雷門が防ぐ間もなく、アフロディにボールが渡った。
「「「絶対に止めてやる!!!」」」
残った円堂と栗松と壁山は、防ごうと構える。
壁山と栗松は二人がかりで止めに行ったが――。
「……残念だけど、神の動きは止められないよ!!」
「え……!?」
なんとアフロディは一瞬の如二人を抜いて、片手を掲げる。
「ヘブンズタイム!!!」
「「うわぁあぁ!!!」」
「なにィー!?」
アフロディの必殺技が壁山と栗松を吹き飛ばす。
「こい、アフロディ!!!」
「…………」
しかし、アフロディはデメテルへパスした。
「なんだ!? アフロディはシュートに来ないのか!?」
「フン! アフロディが撃つまでもないということだ」
「なに!?」
円堂とデメテルが対立していると、再び栗松と壁山がデメテルの前に出る。
「まだまだ通さないでヤンス!!」
(強がってるけど、円堂センパイは本調子じゃない。その分、オレらががんばるっス……!!!)
「往生際の悪い奴らめ」
デメテルは二人を物ともせず抜いていく。
「鉄平!! 塀吾郎!!」
「「ぐぐ……」」
そしてデメテルはゴール前に立ち、円堂と一対一になる。
「こォい!!!」
「少し遊んでやろう」