神の力にあらがう者たち……!!
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「クッ…クククッ……。面白かったよ。せいぜい決勝戦も足掻いてくれたまえ! それでも世宇子中の勝利は揺るがないがね!!」
「やってみなくちゃ、わかんないだろ!!」
「また今回みたいな結果になるかもよ!!」
「いや、我々の勝利は絶対のものなんだ……。――私の人生に、敗北など認めない!!」
「な……」
「っ……」
「ククク……」
影山の狂気の笑みに、円堂と瑞貴は悪寒が走った。
「待てッ!! ここにいたか、影山零治!!」
「「「「「!!!」」」」」
「警察で話を聞かせてもらおう!!」
突然現れたのは、なんと刑事・鬼瓦源五郎だった。
「ほう。これはこれは鬼瓦刑事。いったい何があったんだね?」
「お前の捜査をしている内に、とんでもない事実が発覚したんだ!!」
「とんでもない事実……?」
「そう。とんでもない事実だ……」
事情が読み込めない円堂たちと、原作を思い出してハッとする瑞貴に、鬼瓦は説明する。
「円堂くん! 君のおじいさんが亡くなった理由がわかったんだ。それは病気でも事故でもない」
「え?」
「…………。円堂くん、心して聞いてくれ……」
「ま…まさか……」
何かに気づいた五郎が声を上げると、鬼瓦は「そう……」と言う。
「君の祖父・円堂大介は、この男・影山零治に殺されたんだ!!! イナズマイレブンをバラバラにするために……!!!」
「な…なんだって……?」
それは円堂にダメージを与える事実だった。
「そんな……お前が……お前がじいちゃんを……?」
(守……!!)
(円堂……!!)
瑞貴と豪炎寺は、円堂が誰より大介に憧れ、イナズマイレブンを目指していたか知っていた。
『オレたちは強くなって「自然の(ナチュラル)プレーヤー」を見つけてもう一度このサッカー部を……「イナズマイレブン」として復活させるんだ!!』
『円堂センパイおじいちゃんは、かつてのイナズマイレブンだったんです。円堂センパイはその遺志を次いで、雷門中サッカー部を「イナズマイレブン」にしたいんですよ』
『とううことは瑞貴、お前が自然のプレーヤーだったのか!!』
『豪炎寺、お前サッカー好きなんだろ? 一緒にイナズマイレブンを目指そうぜ!!!』
あんなにも嬉しそうにイナズマイレブンを語っていた円堂、それを汚したのは影山だった。
「ハハハハ……。だが証拠はないだろう! 証拠がなければ、ただの噂話だよ鬼瓦刑事!!」
「ぬう……」
「フフ……。もっとも――円堂大介が死んで悪い気はしなかったがね」
「「「!!!」」」
その言葉が追い討ちとなる。瑞貴や五郎や鬼道が目を見開くと、豪炎寺が歯を食いしばる。
「影山ァ~~ッ!!! ぶっ飛ばす!!!」
「ほう。殴るかね」
「暴力はいかん!! 豪炎寺くん!!」
「豪炎寺さん!!」
「止めないでくれ!!! オレはこいつを許せないんだ!! おおおおッ!!」
影山を殴りかかる豪炎寺に、みんなは彼の気持ちがわかっているので止めなかった。
ガッ!
「!!!」
豪炎寺の腕を止めた者がいた。それは――。
「!!! 瑞貴!!!」
なんと瑞貴だった。
「何故止める瑞貴!? 円堂のじいさんは、こいつに殺されたんだぞ!!!」
「…………」
瑞貴は何も言わず、円堂を見る。豪炎寺もその視線を追って円堂を見ると、彼は震えていた。
(じいちゃん……!!!)
円堂は『イナズマチャレンジャー』と書かれた、祖父のグローブを見て拳を下ろす。
「……瑞貴。豪炎寺を止めてくれて、ありがとう。ぶっ飛ばすさ、豪炎寺……絶対にぶっ飛ばす!!」
「守……」
豪炎寺が殴る気力がなくなったことがわかった瑞貴は、豪炎寺の腕から手を離す。
「……だけど…だけどこいつは……じいちゃんが好きだったサッカーでぶっ飛ばす!!!」
円堂の瞳から、怒りと悲しさが入り混じった涙が流れていた――。
「やってみなくちゃ、わかんないだろ!!」
「また今回みたいな結果になるかもよ!!」
「いや、我々の勝利は絶対のものなんだ……。――私の人生に、敗北など認めない!!」
「な……」
「っ……」
「ククク……」
影山の狂気の笑みに、円堂と瑞貴は悪寒が走った。
「待てッ!! ここにいたか、影山零治!!」
「「「「「!!!」」」」」
「警察で話を聞かせてもらおう!!」
突然現れたのは、なんと刑事・鬼瓦源五郎だった。
「ほう。これはこれは鬼瓦刑事。いったい何があったんだね?」
「お前の捜査をしている内に、とんでもない事実が発覚したんだ!!」
「とんでもない事実……?」
「そう。とんでもない事実だ……」
事情が読み込めない円堂たちと、原作を思い出してハッとする瑞貴に、鬼瓦は説明する。
「円堂くん! 君のおじいさんが亡くなった理由がわかったんだ。それは病気でも事故でもない」
「え?」
「…………。円堂くん、心して聞いてくれ……」
「ま…まさか……」
何かに気づいた五郎が声を上げると、鬼瓦は「そう……」と言う。
「君の祖父・円堂大介は、この男・影山零治に殺されたんだ!!! イナズマイレブンをバラバラにするために……!!!」
「な…なんだって……?」
それは円堂にダメージを与える事実だった。
「そんな……お前が……お前がじいちゃんを……?」
(守……!!)
(円堂……!!)
瑞貴と豪炎寺は、円堂が誰より大介に憧れ、イナズマイレブンを目指していたか知っていた。
『オレたちは強くなって「自然の(ナチュラル)プレーヤー」を見つけてもう一度このサッカー部を……「イナズマイレブン」として復活させるんだ!!』
『円堂センパイおじいちゃんは、かつてのイナズマイレブンだったんです。円堂センパイはその遺志を次いで、雷門中サッカー部を「イナズマイレブン」にしたいんですよ』
『とううことは瑞貴、お前が自然のプレーヤーだったのか!!』
『豪炎寺、お前サッカー好きなんだろ? 一緒にイナズマイレブンを目指そうぜ!!!』
あんなにも嬉しそうにイナズマイレブンを語っていた円堂、それを汚したのは影山だった。
「ハハハハ……。だが証拠はないだろう! 証拠がなければ、ただの噂話だよ鬼瓦刑事!!」
「ぬう……」
「フフ……。もっとも――円堂大介が死んで悪い気はしなかったがね」
「「「!!!」」」
その言葉が追い討ちとなる。瑞貴や五郎や鬼道が目を見開くと、豪炎寺が歯を食いしばる。
「影山ァ~~ッ!!! ぶっ飛ばす!!!」
「ほう。殴るかね」
「暴力はいかん!! 豪炎寺くん!!」
「豪炎寺さん!!」
「止めないでくれ!!! オレはこいつを許せないんだ!! おおおおッ!!」
影山を殴りかかる豪炎寺に、みんなは彼の気持ちがわかっているので止めなかった。
ガッ!
「!!!」
豪炎寺の腕を止めた者がいた。それは――。
「!!! 瑞貴!!!」
なんと瑞貴だった。
「何故止める瑞貴!? 円堂のじいさんは、こいつに殺されたんだぞ!!!」
「…………」
瑞貴は何も言わず、円堂を見る。豪炎寺もその視線を追って円堂を見ると、彼は震えていた。
(じいちゃん……!!!)
円堂は『イナズマチャレンジャー』と書かれた、祖父のグローブを見て拳を下ろす。
「……瑞貴。豪炎寺を止めてくれて、ありがとう。ぶっ飛ばすさ、豪炎寺……絶対にぶっ飛ばす!!」
「守……」
豪炎寺が殴る気力がなくなったことがわかった瑞貴は、豪炎寺の腕から手を離す。
「……だけど…だけどこいつは……じいちゃんが好きだったサッカーでぶっ飛ばす!!!」
円堂の瞳から、怒りと悲しさが入り混じった涙が流れていた――。