神の力にあらがう者たち……!!
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《止めた――っ!! 雷門中、決勝進出――っ!!》
「スゴいよみんな! 特訓のおかげでレベルアップしてる!!」
「必殺技のパワーも上がってる……!!」
「こりゃあ、イナズマイレブンの再来か!?」
秋や目金欠流や観客席からも声援が上がり、雷門コールが響き渡る。
「いよいよだね、守……!!」
「ああ」
次は世宇子中が待ち受ける決勝。雷門中はとうとうここまで来た。
着替えを済ませ、会場を出た雷門イレブンは、雷門中へ帰宅するため足を進めていたが……。
「……なあ瑞貴、付き合ってくれないか?」
「えっ?」
「鬼道たち帝国学園の奴らに、報告に行きたいんだ」
「……わかった。修也も五郎も一緒に行こうか」
「ああ……」
「はい……」
☆☆☆☆☆
瑞貴、円堂、豪炎寺、多摩野五郎は病院に行き、次に帝国学園のグラウンドへやってきた。そこに佇(タタズ)んでいたのは、鬼道だった。
「なんの用だ? 円堂、井上……」
「お見舞いに行ったら、源田がお前はたぶんここだろうって……」
「世宇子にやられた傷は、もう大丈夫なの?」
「……他の部員に比べれば、ダメージは少なかったからな」
今まで背を向けていた鬼道は、瑞貴たちに体を振り向く。
「いよいよ決勝か……。しかし世宇子の監督が、まさか影山だったとはな。あいつはどんな手を使ってくるかわからない。気をつけろよ」
「おう! ズババーンと任せとけ!」
「あんたたちの無念は、私たちが晴らしてみせるよ!!」
かつては傷つけたこともあったが、自分たちの無念まで晴らそうとしてくれる彼らに、鬼道は何かを感じた。
「――ははは……。惨めなものだな、敗者というものは。クズと呼んだ雷門中に頼むしかないとは……」
「!!」
突如聞こえてきた声に気づくと、鬼道に向かってボールが飛んできた。
「誰だ!?」
鬼道はそれを受け止め、ボールが放たれた方向を向くと……。
「影山!!!」
そこにいたのは影山と、世宇子のアフロディとアポロンとポセイドンとヘルメスだった。
「ほう……。敗者に挨拶をと思ったが……雷門中もいるとはね……。わかったかな、鬼道。私に楯突くとどうなるか。佐久間や源田は、まだ病院のベッドの上か……?」
影山の言葉に、円堂と瑞貴も眉を寄せる。
「貴様~……。いい加減にしろ!!」
「おっと」
仕返しにボールをぶつけようとした鬼道だが、ヘルメスが影山の前に立って邪魔をする。
「どけぇぇッ!!!」
「ふふん……。まだ神の力に勝てる気でいるようだな。天才ゲームメーカーと呼ばれて勘違いしているんじゃないか?」
「神の力などありはしない!!」
「豪炎寺!! 井上!!」
「勘違いしてるのは、あんたらのほうじゃない?」
「はっはっは。面白い……!!」
鬼道の代わりに反論した豪炎寺と瑞貴に、ヘルメスは笑い声を上げる。
「ならば、お前たちの力を試してみるか!? サッカーバトルでな!!」
「……いいだろう! 望むところだ!」
「ふふふ……面白い。鬼道もやる気か。四対四だ……ゲームを始めよう!!」
「五郎。今回は鬼道くんにやらせてもらえる?」
「はい! がんばってください!!」
両チームはポジションにつく。今回瑞貴はDFになった。アポロンがアフロディにボールを渡すと、豪炎寺と鬼道がすかさず前に出る。
「いくよ」
「え!?」
「なっ」
「えっ」
アフロディが足を蹴り上げたと思ったとき、いつの間にボールは円堂のいるゴールのバーに当たった。
「フフッ……。やっぱりボールは君たちからでいいよ」
誰も反応することができなかった。なんてシュートだ。
「スゴいよみんな! 特訓のおかげでレベルアップしてる!!」
「必殺技のパワーも上がってる……!!」
「こりゃあ、イナズマイレブンの再来か!?」
秋や目金欠流や観客席からも声援が上がり、雷門コールが響き渡る。
「いよいよだね、守……!!」
「ああ」
次は世宇子中が待ち受ける決勝。雷門中はとうとうここまで来た。
着替えを済ませ、会場を出た雷門イレブンは、雷門中へ帰宅するため足を進めていたが……。
「……なあ瑞貴、付き合ってくれないか?」
「えっ?」
「鬼道たち帝国学園の奴らに、報告に行きたいんだ」
「……わかった。修也も五郎も一緒に行こうか」
「ああ……」
「はい……」
☆☆☆☆☆
瑞貴、円堂、豪炎寺、多摩野五郎は病院に行き、次に帝国学園のグラウンドへやってきた。そこに佇(タタズ)んでいたのは、鬼道だった。
「なんの用だ? 円堂、井上……」
「お見舞いに行ったら、源田がお前はたぶんここだろうって……」
「世宇子にやられた傷は、もう大丈夫なの?」
「……他の部員に比べれば、ダメージは少なかったからな」
今まで背を向けていた鬼道は、瑞貴たちに体を振り向く。
「いよいよ決勝か……。しかし世宇子の監督が、まさか影山だったとはな。あいつはどんな手を使ってくるかわからない。気をつけろよ」
「おう! ズババーンと任せとけ!」
「あんたたちの無念は、私たちが晴らしてみせるよ!!」
かつては傷つけたこともあったが、自分たちの無念まで晴らそうとしてくれる彼らに、鬼道は何かを感じた。
「――ははは……。惨めなものだな、敗者というものは。クズと呼んだ雷門中に頼むしかないとは……」
「!!」
突如聞こえてきた声に気づくと、鬼道に向かってボールが飛んできた。
「誰だ!?」
鬼道はそれを受け止め、ボールが放たれた方向を向くと……。
「影山!!!」
そこにいたのは影山と、世宇子のアフロディとアポロンとポセイドンとヘルメスだった。
「ほう……。敗者に挨拶をと思ったが……雷門中もいるとはね……。わかったかな、鬼道。私に楯突くとどうなるか。佐久間や源田は、まだ病院のベッドの上か……?」
影山の言葉に、円堂と瑞貴も眉を寄せる。
「貴様~……。いい加減にしろ!!」
「おっと」
仕返しにボールをぶつけようとした鬼道だが、ヘルメスが影山の前に立って邪魔をする。
「どけぇぇッ!!!」
「ふふん……。まだ神の力に勝てる気でいるようだな。天才ゲームメーカーと呼ばれて勘違いしているんじゃないか?」
「神の力などありはしない!!」
「豪炎寺!! 井上!!」
「勘違いしてるのは、あんたらのほうじゃない?」
「はっはっは。面白い……!!」
鬼道の代わりに反論した豪炎寺と瑞貴に、ヘルメスは笑い声を上げる。
「ならば、お前たちの力を試してみるか!? サッカーバトルでな!!」
「……いいだろう! 望むところだ!」
「ふふふ……面白い。鬼道もやる気か。四対四だ……ゲームを始めよう!!」
「五郎。今回は鬼道くんにやらせてもらえる?」
「はい! がんばってください!!」
両チームはポジションにつく。今回瑞貴はDFになった。アポロンがアフロディにボールを渡すと、豪炎寺と鬼道がすかさず前に出る。
「いくよ」
「え!?」
「なっ」
「えっ」
アフロディが足を蹴り上げたと思ったとき、いつの間にボールは円堂のいるゴールのバーに当たった。
「フフッ……。やっぱりボールは君たちからでいいよ」
誰も反応することができなかった。なんてシュートだ。