うけつがれるイナズマ魂!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
当時の響木に、悲しい出来事が訪れた。
『えっ!? か…監督が……監督が死んだ!?』
それは、大介が亡くなったという知らせだった。
信じられないままでいたが、葬式にある大介の遺影を見て、現実だと悟った。
『そんな…監督……。死んだら、もうチャレンジできないじゃないですか。一緒に全国一を目指そうって言ったのに……』
響木の瞳から涙が溢れる。
『監督はイナズマチャレンジャーじゃないんですか……!? なのに…なのに……!! 死んじゃったら何もできないじゃないですか――っっ!!』
葬式場には、響木の叫び声が広がった――。
その出来事を思い出した響木が拳を握ると、教え子となる雷門イレブンが見ていたことに気づいた。
「スマンスマン! しんみりさせてしまったな」
「監督……。そのチャレンジ、ボクたちにやらせてください!」
「!」
風丸一郎太の言葉に響木が驚くと、栗松も染岡竜吾も続く。
「そうでヤンス。オレたち、イナズマイレブンになりたくて全国一を目指しているでヤンス!! だから……」
「円堂のじいさんの意志はオレたちが継ぐ。なっ、円堂!!」
「みんな……」
「やろう、守!」
「瑞貴……。ああ!」
「「「「「今度こそ、フットボールフロンティア優勝しましょう、監督!!」」」」」
「お前たち……」
響木は大介や自分たちができなかったことを、円堂や瑞貴たちが成し遂げようとしてくれることに、嬉しく思った。
「あっ、響木監督。一つ訊いていいですか?」
「なんだ?」
「四十年前の自然の(ナチュラル)プレーヤーって、どんな人だったんですか!?」
瑞貴はイナズマイレブンだけでなく、自然の(ナチュラル)プレーヤーの名前も受け継ぐのだ。気になるのだろう。
「そうだな。お前と同じように、女子ながらサッカーがうまい奴だった」
それは練習中に起こった出来事だった。パスが反れたボールが、通行中の一人の少女にぶつかりそうになり、サッカー部は青ざめていたが……。
『てやっ!』
『な……っ!?』
なんと、少女はボールを蹴り返し、そのまま響木がいるゴールに入った。あまりの速さに誰も反応できず、ただ呆然とするだけだった。ただ一人を除いて……。
『君! スゴいシュートをするな! 一緒にサッカーやらないか!?』
『はっ!?』
言うまでもなく大介だ。彼の声で響木たちは我に返った。
「「「…………」」」
「アハハ……」
似た勧誘をされた豪炎寺と、それを現場で見た瑞貴と五郎は、一斉に円堂を見た。やることが一緒なのは、絶対血筋だろう。
「そのままサッカー部に入部して、いつしか自然の(ナチュラル)プレーヤーと呼ばれるようになったんだ。今じゃ、あいつも普通の家庭で過ごしている」
「やっぱりスゴい人だったんですね! 私もがんばろう!」
「その意気だ、瑞貴!」
円堂はバシッと瑞貴の背を叩く。二人は顔を見合わせ、気合いを入れる。
「「よーし!!」」
「いくぞ、みんな!!」
「まずは一回戦だ!!」
「「「「「オォッ!!」」」」」
☆☆☆☆☆
フットボールフロンティア全国大会一回戦。雷門中の相手は戦国伊賀島中だ。現れた戦国伊賀島イレブンに、雷門イレブンは驚く。
「に…忍者~!?」
「選手全員が忍者の末裔だそうよ」
「フッ!! 教えてしんぜよう。我らの『忍者サッカー』を!!」
戦国伊賀島中のキャプテン・霧隠才次は、円堂や瑞貴を始め雷門イレブンに告げた。両チームがポジションに着き、試合開始のホイッスルが鳴り響いた。
『えっ!? か…監督が……監督が死んだ!?』
それは、大介が亡くなったという知らせだった。
信じられないままでいたが、葬式にある大介の遺影を見て、現実だと悟った。
『そんな…監督……。死んだら、もうチャレンジできないじゃないですか。一緒に全国一を目指そうって言ったのに……』
響木の瞳から涙が溢れる。
『監督はイナズマチャレンジャーじゃないんですか……!? なのに…なのに……!! 死んじゃったら何もできないじゃないですか――っっ!!』
葬式場には、響木の叫び声が広がった――。
その出来事を思い出した響木が拳を握ると、教え子となる雷門イレブンが見ていたことに気づいた。
「スマンスマン! しんみりさせてしまったな」
「監督……。そのチャレンジ、ボクたちにやらせてください!」
「!」
風丸一郎太の言葉に響木が驚くと、栗松も染岡竜吾も続く。
「そうでヤンス。オレたち、イナズマイレブンになりたくて全国一を目指しているでヤンス!! だから……」
「円堂のじいさんの意志はオレたちが継ぐ。なっ、円堂!!」
「みんな……」
「やろう、守!」
「瑞貴……。ああ!」
「「「「「今度こそ、フットボールフロンティア優勝しましょう、監督!!」」」」」
「お前たち……」
響木は大介や自分たちができなかったことを、円堂や瑞貴たちが成し遂げようとしてくれることに、嬉しく思った。
「あっ、響木監督。一つ訊いていいですか?」
「なんだ?」
「四十年前の自然の(ナチュラル)プレーヤーって、どんな人だったんですか!?」
瑞貴はイナズマイレブンだけでなく、自然の(ナチュラル)プレーヤーの名前も受け継ぐのだ。気になるのだろう。
「そうだな。お前と同じように、女子ながらサッカーがうまい奴だった」
それは練習中に起こった出来事だった。パスが反れたボールが、通行中の一人の少女にぶつかりそうになり、サッカー部は青ざめていたが……。
『てやっ!』
『な……っ!?』
なんと、少女はボールを蹴り返し、そのまま響木がいるゴールに入った。あまりの速さに誰も反応できず、ただ呆然とするだけだった。ただ一人を除いて……。
『君! スゴいシュートをするな! 一緒にサッカーやらないか!?』
『はっ!?』
言うまでもなく大介だ。彼の声で響木たちは我に返った。
「「「…………」」」
「アハハ……」
似た勧誘をされた豪炎寺と、それを現場で見た瑞貴と五郎は、一斉に円堂を見た。やることが一緒なのは、絶対血筋だろう。
「そのままサッカー部に入部して、いつしか自然の(ナチュラル)プレーヤーと呼ばれるようになったんだ。今じゃ、あいつも普通の家庭で過ごしている」
「やっぱりスゴい人だったんですね! 私もがんばろう!」
「その意気だ、瑞貴!」
円堂はバシッと瑞貴の背を叩く。二人は顔を見合わせ、気合いを入れる。
「「よーし!!」」
「いくぞ、みんな!!」
「まずは一回戦だ!!」
「「「「「オォッ!!」」」」」
☆☆☆☆☆
フットボールフロンティア全国大会一回戦。雷門中の相手は戦国伊賀島中だ。現れた戦国伊賀島イレブンに、雷門イレブンは驚く。
「に…忍者~!?」
「選手全員が忍者の末裔だそうよ」
「フッ!! 教えてしんぜよう。我らの『忍者サッカー』を!!」
戦国伊賀島中のキャプテン・霧隠才次は、円堂や瑞貴を始め雷門イレブンに告げた。両チームがポジションに着き、試合開始のホイッスルが鳴り響いた。