新たな強敵、現る!!
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「でも確かに、円堂くんが言った通り帝国学園も強くなってるし。ねっ、瑞貴ちゃん!」
「…………」
「瑞貴ちゃん?」
顔をうつむけていた瑞貴は、秋が改めて呼ぶと我に返る。
「あっ、ごめん。ちょっと開幕式で緊張したから」
「ああ。たくさん観客がいたもんね。瑞貴ちゃんでも緊張するんだ」
「そりゃそうだよー」
瑞貴は秋と笑い合うが、内心はこれからの出来事に心を痛めていた。
――そして雷門中のグラウンド。
「よぉーし! 全国大会に向けて、気合い入れて練習するぞ!!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
さっそくサッカー部は練習を始めた。その光景を雷門中の生徒たちも見ていた。
「しかし驚いたなぁ。あいつらホントに全国大会に出ちまうなんて」
「まったく。まっ、どーせ一回戦で負けるだろーけどな!!」
「うおお――っ!! 目指せ優勝ぉ――っ!!」
タイヤを背負ったり、ロープを腰につけて引っ張り、さらにダンベル持って走り回る円堂。いつも通りの彼の姿に、「あいつはそーいう奴だったな」と男子生徒たちは苦笑する。
ドリブル、パス、シュート……雷門サッカー部は次々にメニューをこなしていく。
「ヒーハー……ボクはもうダメです~……」
否、目金欠流を除いて。
「だいたい、ボクはちょっと助っ人のつもりだったのに。いつの間にか部員にされちゃってさ。ホントはマネージャーがいいのになー」
目金は休憩がてら、ドリンクを飲みながらパソコンを開く。
「!!! な…なんだって……? 大変です、みんな!! これを見て!!」
画面を見て驚愕(キョウガク)した目金は、特訓している他のメンバーを呼ぶ。
「ん? どうしたの欠流」
「ネット中継?」
「あ…あの帝国学園が……帝国学園が……ボロボロにやられてる!!」
目金が見せてくれたパソコンの画面には、ボロボロになって地に伏せていく帝国イレブンの姿だった。有り得ない光景に、円堂も豪炎寺修也たちも驚くしかなかった。
「な…何~。嘘だろ!」
「こ…これは……」
「いったい何があったんだ!?」
そのうしろで見ていた瑞貴が歯を食いしばっていると、突然右手を握られた。
「行くぞ瑞貴! 試合会場に行ってくる!!」
「みぎゃ!?」
「あっ、円堂!」
「瑞貴センパイ!!」
瑞貴は円堂に手を引かれ、染岡竜吾や多摩野五郎が声をかけるも止まらなかった。
それから二人共ユニフォームのままフロンティアスタジアムへ向かった。
「…………」
「瑞貴ちゃん?」
顔をうつむけていた瑞貴は、秋が改めて呼ぶと我に返る。
「あっ、ごめん。ちょっと開幕式で緊張したから」
「ああ。たくさん観客がいたもんね。瑞貴ちゃんでも緊張するんだ」
「そりゃそうだよー」
瑞貴は秋と笑い合うが、内心はこれからの出来事に心を痛めていた。
――そして雷門中のグラウンド。
「よぉーし! 全国大会に向けて、気合い入れて練習するぞ!!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
さっそくサッカー部は練習を始めた。その光景を雷門中の生徒たちも見ていた。
「しかし驚いたなぁ。あいつらホントに全国大会に出ちまうなんて」
「まったく。まっ、どーせ一回戦で負けるだろーけどな!!」
「うおお――っ!! 目指せ優勝ぉ――っ!!」
タイヤを背負ったり、ロープを腰につけて引っ張り、さらにダンベル持って走り回る円堂。いつも通りの彼の姿に、「あいつはそーいう奴だったな」と男子生徒たちは苦笑する。
ドリブル、パス、シュート……雷門サッカー部は次々にメニューをこなしていく。
「ヒーハー……ボクはもうダメです~……」
否、目金欠流を除いて。
「だいたい、ボクはちょっと助っ人のつもりだったのに。いつの間にか部員にされちゃってさ。ホントはマネージャーがいいのになー」
目金は休憩がてら、ドリンクを飲みながらパソコンを開く。
「!!! な…なんだって……? 大変です、みんな!! これを見て!!」
画面を見て驚愕(キョウガク)した目金は、特訓している他のメンバーを呼ぶ。
「ん? どうしたの欠流」
「ネット中継?」
「あ…あの帝国学園が……帝国学園が……ボロボロにやられてる!!」
目金が見せてくれたパソコンの画面には、ボロボロになって地に伏せていく帝国イレブンの姿だった。有り得ない光景に、円堂も豪炎寺修也たちも驚くしかなかった。
「な…何~。嘘だろ!」
「こ…これは……」
「いったい何があったんだ!?」
そのうしろで見ていた瑞貴が歯を食いしばっていると、突然右手を握られた。
「行くぞ瑞貴! 試合会場に行ってくる!!」
「みぎゃ!?」
「あっ、円堂!」
「瑞貴センパイ!!」
瑞貴は円堂に手を引かれ、染岡竜吾や多摩野五郎が声をかけるも止まらなかった。
それから二人共ユニフォームのままフロンティアスタジアムへ向かった。