計算を超えた戦い!
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豪炎寺修也と壁山塀吾郎との新必殺・イナズマ落としが炸裂し、雷門中はついに1点をもぎとることができた。
RRR――……。
雷門イレブンが喜び合う中、木野秋の携帯電話が鳴り出した。秋はそれを取って耳に当てると顔を綻ばし、そばにいた井上瑞貴は首を傾げる。
「秋ちゃん、どうしたの?」
「瑞貴ちゃん! みんなも聞いて! 五郎くんの意識が戻ったそうよ!!」
瑞貴と同じように事故に遭ってしまった多摩野五郎。彼も意識を取り戻したのだ。それは雷門イレブンにとって大きな力となる。
「よーしみんな! この調子でガンガンいこうぜー!!」
「「「「「オォッ!!」」」」」」
それから雷門中へさらに火が点き、野生中と激しい攻防が続いていく……。
☆☆☆☆☆
稲妻総合病院のとある一室――。
「もう試合は終わってる頃だ……。みんな、勝ったかなぁ……」
目を覚ましたばかりの五郎は試合の状況を知らず、時計を持って溜息をつく。そんな五郎の心情の中、病室の扉が開き――。
「「「「「勝ったぜ五郎――!!」」」」」
「みんな!!」
勝利を告げる雷門サッカー部に、五郎は驚きながらも笑う。
円堂は五郎に試合の経緯を話す。――始めは苦戦したが豪炎寺と壁山の新必殺技で得点し、そのあとは勢いに乗って3対2で大逆転したのだ。
「うう…よかった……。すみません、みんなに迷惑かけて……」
事故で試合に出れなかったことや、仲間に迷惑をかけたことで涙ぐむ五郎だが、円堂は「何言ってんだよ!」と励ます。
「サッカーまたできるようになるそうじゃないか!! 電話で聞いたぞ!! なによりだよ!」
サッカーを続けられるかどうかわからない。そう最初は告げられたが、五郎が治療に専念すれば大丈夫ということだ。それが円堂やみんなにとって嬉しいことだった。
「でもしばらくリハビリが必要だそうです……。みんなとフットボールフロンティアに出たかったですけど……」
「焦るなよ五郎。しっかりケガを治すんだ。そして治ったらフットボールフロンティアで一緒に戦おう」
「えっ!?」
「それまでオレたちは負けやしない。ずっとず――っと勝ち続ける。――ズババーンとオレたちに任せとけ!!」
頼もしい仲間の姿に、五郎は涙を流しながらも「はい!!」と返事をした。
「よォーし! 二回戦もがんばるぞ――っ!!」
「「「「「オォ――ッ!!」」」」」
みんなで意気込む中、五郎はふと気づく。
「あれ? 瑞貴さんは?」
「「「「「…………」」」」」
秋もいるのに瑞貴だけがいない。すると一気に静まり返り、五郎はその光景に目をパチクリすると風丸一郎太が口を開いた。
「あいつ、意識を取り戻してすぐに病院を抜け出して試合会場に行っただろ。今おっかない看護婦さんとお医者さんに説教を受けてる」
意識不明の状態であったのにもかかわらず、抜け出したことに医者たちに大目玉を食らったのだ。五郎は苦笑するしかなかった。
☆☆☆☆☆
それから三日経ち、雷門中は部活動する時間になった。
「あはは……。サッカー部がまたやってるぜ……」
野球部の生徒の呟きを耳にした雷門夏未は、グラウンドに目を向けると――驚愕した。
RRR――……。
雷門イレブンが喜び合う中、木野秋の携帯電話が鳴り出した。秋はそれを取って耳に当てると顔を綻ばし、そばにいた井上瑞貴は首を傾げる。
「秋ちゃん、どうしたの?」
「瑞貴ちゃん! みんなも聞いて! 五郎くんの意識が戻ったそうよ!!」
瑞貴と同じように事故に遭ってしまった多摩野五郎。彼も意識を取り戻したのだ。それは雷門イレブンにとって大きな力となる。
「よーしみんな! この調子でガンガンいこうぜー!!」
「「「「「オォッ!!」」」」」」
それから雷門中へさらに火が点き、野生中と激しい攻防が続いていく……。
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稲妻総合病院のとある一室――。
「もう試合は終わってる頃だ……。みんな、勝ったかなぁ……」
目を覚ましたばかりの五郎は試合の状況を知らず、時計を持って溜息をつく。そんな五郎の心情の中、病室の扉が開き――。
「「「「「勝ったぜ五郎――!!」」」」」
「みんな!!」
勝利を告げる雷門サッカー部に、五郎は驚きながらも笑う。
円堂は五郎に試合の経緯を話す。――始めは苦戦したが豪炎寺と壁山の新必殺技で得点し、そのあとは勢いに乗って3対2で大逆転したのだ。
「うう…よかった……。すみません、みんなに迷惑かけて……」
事故で試合に出れなかったことや、仲間に迷惑をかけたことで涙ぐむ五郎だが、円堂は「何言ってんだよ!」と励ます。
「サッカーまたできるようになるそうじゃないか!! 電話で聞いたぞ!! なによりだよ!」
サッカーを続けられるかどうかわからない。そう最初は告げられたが、五郎が治療に専念すれば大丈夫ということだ。それが円堂やみんなにとって嬉しいことだった。
「でもしばらくリハビリが必要だそうです……。みんなとフットボールフロンティアに出たかったですけど……」
「焦るなよ五郎。しっかりケガを治すんだ。そして治ったらフットボールフロンティアで一緒に戦おう」
「えっ!?」
「それまでオレたちは負けやしない。ずっとず――っと勝ち続ける。――ズババーンとオレたちに任せとけ!!」
頼もしい仲間の姿に、五郎は涙を流しながらも「はい!!」と返事をした。
「よォーし! 二回戦もがんばるぞ――っ!!」
「「「「「オォ――ッ!!」」」」」
みんなで意気込む中、五郎はふと気づく。
「あれ? 瑞貴さんは?」
「「「「「…………」」」」」
秋もいるのに瑞貴だけがいない。すると一気に静まり返り、五郎はその光景に目をパチクリすると風丸一郎太が口を開いた。
「あいつ、意識を取り戻してすぐに病院を抜け出して試合会場に行っただろ。今おっかない看護婦さんとお医者さんに説教を受けてる」
意識不明の状態であったのにもかかわらず、抜け出したことに医者たちに大目玉を食らったのだ。五郎は苦笑するしかなかった。
☆☆☆☆☆
それから三日経ち、雷門中は部活動する時間になった。
「あはは……。サッカー部がまたやってるぜ……」
野球部の生徒の呟きを耳にした雷門夏未は、グラウンドに目を向けると――驚愕した。