目指せ優勝! 超ハード合宿!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――午後練のあと、みんな五郎の特訓に付き合ってくれる。
「そうだ、いいぞ五郎ー!!」
「切り返しもっと早く!」
「もう少しだ――っ!!」
五郎は風丸と壁山に相手をしてもらい、他のみんなも五郎をアドバイスしたり応援している。
「よかったね円堂くん、瑞貴ちゃん。この合宿でチームの絆がまた深まったみたい……」
秋の言葉とこの光景に、円堂と瑞貴は感激して目を潤ます。
「よーし、続きは明日の練習後だ!!」
「明日に備えて各自ゆっくり休むように!!」
「「「「「はい!!」」」」」
☆☆☆☆☆
次の日。雷門サッカー部は合宿所のグラウンドで練習をしていた。
「へー。今日はこんな所でやってるのか」
すると昨日の男たちが合宿所に現れ、瑞貴は即座に円堂の背後に隠れる。
「よう瑞貴ちゃん。またオレと遊ぼうぜ~」
「断固拒否する!」
瑞貴は思いっきり男を睨みつける。
「行ってこい五郎。ズババ~ンとな」
「えっ?」
円堂はトンと五郎の背中を叩く。昨日のリベンジでもあり、五郎の度胸の見せどころだ。
五郎と男が向かい合い、他のみんなは離れて見守る。
「またおチビちゃんか……。まだ吹き飛ばされ足りねえらしいなー!!」
昨日のように男が五郎に襲いかかってくる。
(できるかな……。できるさ……! だってみんなの……応援が、あるから!!)
円堂、瑞貴、風丸、壁山……みんなもずっと五郎の特訓につき合ってくれて、応援してくれている。
「うおおぉぉおおお!!! 分身フェイント!!」
五郎は男の前で分身し、その隙に男を抜いた。抜かれた男は襲いかかる反動でゴロゴロと転びゴールポストに顔面からぶつかった。
「「「「「やったな五郎ー!!」」」」」
勝負は五郎が勝ち、みんなは歓声を上げながら五郎に駆け寄る。
「こいつ、ついにやりやがった!!」
「念願の必殺技だぞ!!」
実感がないのか、呆然とする五郎を染岡と半田は髪がグシャグシャになるくらい撫でる。
「えっ……!? ボ…ボクが必殺技を……?」
だんだんと実感してきたのか、五郎はジワッと涙を流す。
「うわ~ん! みんなありがとう!! ボクがんばってこの技をモノにしてみせるよ~~っ!!」
「バカヤロウ。まだ実戦で出してないのに泣く奴があるか!!」
「は…はい!! あれ?」
五郎は涙を拭い、瑞貴は円堂の顔を覗くと、円堂は思いっきり号泣していた。
「円堂センパイ~~ッ!!」
「あんたが一番泣いてんじゃん!!」
すると円堂は嬉しくなって瑞貴と五郎の肩を抱いた。
「うおお! お前ら最高だぁ――っ!!」
喜び合う雷門サッカー部を見て、円堂と瑞貴は笑って顔を見合わす。
((いける。このチームなら、このメンバーならきっと……フットボールフロンティアを勝ち上がれる!!!))
☆☆☆☆☆
夜が明けて大会当日。雷門サッカー部は雷門中に集まりバスに乗る準備をしていた。
「さあみんな、張り切っていこうぜ!!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「くれぐれも学校の恥になるような試合はしないでよね。合宿まで協力したんだから」
「任せとけ!! おかげでもう負ける気がしねぇ!!」
相変わらずおめでたい頭をしている円堂に夏未は呆れた。風丸は集まっている部員を見渡すと、まだ来ていない者に気づく。
「それにしても遅いな、五郎と瑞貴……」
「まだ特訓マシーンやってたりして」
「瑞貴も特訓してるかもな」
壁山と半田はその光景が思い浮かべるように笑い合う。
「円堂くん!!」
「ん? どうした? マネージャー」
駆け付けて来た秋は携帯電話を片手に、顔を青ざめていた。
「瑞貴ちゃんと五郎くんが……。み…瑞貴ちゃんと五郎くんが……」
「えっ!?」
それは――瑞貴と五郎が重傷を負って稲妻総合病院に運ばれたという報せだった。
「なんだって……?」
「そうだ、いいぞ五郎ー!!」
「切り返しもっと早く!」
「もう少しだ――っ!!」
五郎は風丸と壁山に相手をしてもらい、他のみんなも五郎をアドバイスしたり応援している。
「よかったね円堂くん、瑞貴ちゃん。この合宿でチームの絆がまた深まったみたい……」
秋の言葉とこの光景に、円堂と瑞貴は感激して目を潤ます。
「よーし、続きは明日の練習後だ!!」
「明日に備えて各自ゆっくり休むように!!」
「「「「「はい!!」」」」」
☆☆☆☆☆
次の日。雷門サッカー部は合宿所のグラウンドで練習をしていた。
「へー。今日はこんな所でやってるのか」
すると昨日の男たちが合宿所に現れ、瑞貴は即座に円堂の背後に隠れる。
「よう瑞貴ちゃん。またオレと遊ぼうぜ~」
「断固拒否する!」
瑞貴は思いっきり男を睨みつける。
「行ってこい五郎。ズババ~ンとな」
「えっ?」
円堂はトンと五郎の背中を叩く。昨日のリベンジでもあり、五郎の度胸の見せどころだ。
五郎と男が向かい合い、他のみんなは離れて見守る。
「またおチビちゃんか……。まだ吹き飛ばされ足りねえらしいなー!!」
昨日のように男が五郎に襲いかかってくる。
(できるかな……。できるさ……! だってみんなの……応援が、あるから!!)
円堂、瑞貴、風丸、壁山……みんなもずっと五郎の特訓につき合ってくれて、応援してくれている。
「うおおぉぉおおお!!! 分身フェイント!!」
五郎は男の前で分身し、その隙に男を抜いた。抜かれた男は襲いかかる反動でゴロゴロと転びゴールポストに顔面からぶつかった。
「「「「「やったな五郎ー!!」」」」」
勝負は五郎が勝ち、みんなは歓声を上げながら五郎に駆け寄る。
「こいつ、ついにやりやがった!!」
「念願の必殺技だぞ!!」
実感がないのか、呆然とする五郎を染岡と半田は髪がグシャグシャになるくらい撫でる。
「えっ……!? ボ…ボクが必殺技を……?」
だんだんと実感してきたのか、五郎はジワッと涙を流す。
「うわ~ん! みんなありがとう!! ボクがんばってこの技をモノにしてみせるよ~~っ!!」
「バカヤロウ。まだ実戦で出してないのに泣く奴があるか!!」
「は…はい!! あれ?」
五郎は涙を拭い、瑞貴は円堂の顔を覗くと、円堂は思いっきり号泣していた。
「円堂センパイ~~ッ!!」
「あんたが一番泣いてんじゃん!!」
すると円堂は嬉しくなって瑞貴と五郎の肩を抱いた。
「うおお! お前ら最高だぁ――っ!!」
喜び合う雷門サッカー部を見て、円堂と瑞貴は笑って顔を見合わす。
((いける。このチームなら、このメンバーならきっと……フットボールフロンティアを勝ち上がれる!!!))
☆☆☆☆☆
夜が明けて大会当日。雷門サッカー部は雷門中に集まりバスに乗る準備をしていた。
「さあみんな、張り切っていこうぜ!!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「くれぐれも学校の恥になるような試合はしないでよね。合宿まで協力したんだから」
「任せとけ!! おかげでもう負ける気がしねぇ!!」
相変わらずおめでたい頭をしている円堂に夏未は呆れた。風丸は集まっている部員を見渡すと、まだ来ていない者に気づく。
「それにしても遅いな、五郎と瑞貴……」
「まだ特訓マシーンやってたりして」
「瑞貴も特訓してるかもな」
壁山と半田はその光景が思い浮かべるように笑い合う。
「円堂くん!!」
「ん? どうした? マネージャー」
駆け付けて来た秋は携帯電話を片手に、顔を青ざめていた。
「瑞貴ちゃんと五郎くんが……。み…瑞貴ちゃんと五郎くんが……」
「えっ!?」
それは――瑞貴と五郎が重傷を負って稲妻総合病院に運ばれたという報せだった。
「なんだって……?」