エピローグ
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日本はイナズマジャパン優勝でサッカーブームとなり、サッカーする者をよく見かける。もちろん、女子代表として井上瑞貴が出場した甲斐もあってか、女子選手も増えてきた。
学校も部活も休みの昼の鉄塔広場で、瑞貴は景色を見ながら風に当たっていた。
「おーい! 瑞貴ー!」
「守!」
ボールを持って駆け寄って来たのは円堂守。世界一になったチームのキャプテンで自身の相棒である彼の姿を見て、瑞貴は自然と笑顔になった。
「待ったか?」
「ううん、大丈夫。――ねぇ、守」
「ん?」
「サッカー、やろう」
円堂が持って来たボールを使ってお互いにパスをし合う。円堂もGKとはいえ足を使う基礎も怠っていないので、二人共たまに強いボールを出してもちゃんと蹴り返してくれる。
「世界一になるまで、なんかいろいろあったな」
「だね。廃部の危機になったり、帝国学園と試合したり……」
「合宿してフットボールフロンティアに出場して、地区大会優勝から全国大会優勝もして……」
「私が全国を回っている間、フットボールフロンティアインターナショナルの話題が出て……」
「アジア予選を突破し、本選でじいちゃんが生きてて、リトルギガントに勝って……」
「「世界一になった!」」
蹴り合う中で過去を振り返る二人。今はこんな風に話せても、当時は悲しかったり苦しかったり辛かったことも多かった。しかしそれ以上に嬉しさや楽しさが強い。
どんな思い出もいつも中心にいるのは、サッカーボールだ。全ての始まりでもあり、世界を繋げてくれた。
円堂は受け取ったボールを軽く上げると、両手に治める。
「なあ、瑞貴。サッカーってスゴいな」
「えっ?」
「いろんな奴らと出会わせてくれて、じいちゃんの時代からオレたちの時代に繋げてくれた。きっと、まだまだ未来に繋げると思うんだ。サッカーは無限だからな!」
「……うん!」
ニカッと笑う円堂に瑞貴もつられて微笑んだ。
学校も部活も休みの昼の鉄塔広場で、瑞貴は景色を見ながら風に当たっていた。
「おーい! 瑞貴ー!」
「守!」
ボールを持って駆け寄って来たのは円堂守。世界一になったチームのキャプテンで自身の相棒である彼の姿を見て、瑞貴は自然と笑顔になった。
「待ったか?」
「ううん、大丈夫。――ねぇ、守」
「ん?」
「サッカー、やろう」
円堂が持って来たボールを使ってお互いにパスをし合う。円堂もGKとはいえ足を使う基礎も怠っていないので、二人共たまに強いボールを出してもちゃんと蹴り返してくれる。
「世界一になるまで、なんかいろいろあったな」
「だね。廃部の危機になったり、帝国学園と試合したり……」
「合宿してフットボールフロンティアに出場して、地区大会優勝から全国大会優勝もして……」
「私が全国を回っている間、フットボールフロンティアインターナショナルの話題が出て……」
「アジア予選を突破し、本選でじいちゃんが生きてて、リトルギガントに勝って……」
「「世界一になった!」」
蹴り合う中で過去を振り返る二人。今はこんな風に話せても、当時は悲しかったり苦しかったり辛かったことも多かった。しかしそれ以上に嬉しさや楽しさが強い。
どんな思い出もいつも中心にいるのは、サッカーボールだ。全ての始まりでもあり、世界を繋げてくれた。
円堂は受け取ったボールを軽く上げると、両手に治める。
「なあ、瑞貴。サッカーってスゴいな」
「えっ?」
「いろんな奴らと出会わせてくれて、じいちゃんの時代からオレたちの時代に繋げてくれた。きっと、まだまだ未来に繋げると思うんだ。サッカーは無限だからな!」
「……うん!」
ニカッと笑う円堂に瑞貴もつられて微笑んだ。