世界の頂点へ――!!
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「……嫌だ!!」
「何!?」
「オレはロココに……いや、憧れ続けたじいちゃんにっ!! 今、ここで勝ちたい!!」
「!!!」
「それに――オレはこの仲間と勝ちたいんだ!!」
「!!! ま…守……!?」
絶体絶命の状況なのに円堂はニッと笑っていた。先ほどまで動かなかった右腕もピクッと動きを見せる。
「サッカーも大好きだけど、みんなも大好きだ!! オレはみんなと!! 一緒に戦ってきた相棒と!! 仲間と!! 今!! ここで!! 世界の頂上に立ちたいんだ――っ!!」
「「「「「円堂!!」」」」」
「「「「キャプテン!!」」」」
「「円堂くん!!」」
「うおおぉぉおおお!!」
ピッチやベンチにいる選手、秋、雷門夏未、久遠道也、今まで戦ってきた世界の選手たち、中継を通して日本で見守る緑川リュウジや吹雪士郎、雷門中サッカー部……そして。
「守――っ!!」
相棒であり大好きな少女――瑞貴。全ての声援が円堂の力になっている。誰一人欠けても円堂はここまで来れなかった。
(ありがとう、みんな!!!)
だからこそ円堂はその想いを返すためにも、この一撃に全てを懸ける。
「真ゴッドハンド!!」
左手を入れ替えて右手でゴッドハンドを最大に進化させた。その衝撃はフィールド全体に伝わっている。
「うわっ!!」
「ロココ――ッ!!」
「な…なんというゴッドハンドだ……!!」
ロココもマキシも大介も弾き飛ばされるのではないかと思った。ゴッドハンドは円堂の原点の技……ここから伝説が始まった必殺技なのだ。
(さ…さすがだ、マモル……。君はやっぱり大介の孫だ、大介と同じ力を持っている……。この試合、君の闘志に、たくさんビリビリきた。これがイナズマ魂なんだね……。そして……)
ロココは吹っ飛ばされる中、瞳に映った瑞貴を見て、少し悔しそうに微笑む。
(彼女の心をつかんだ、男なんだ……!!)
ただサッカーがうまいからでは瑞貴は惹かれない。円堂がサッカーと向き合い…仲間を大切にし…苦難を乗り越え…どんな強い相手でも、不利な状況でも最後まであきらめない心を持っているからこそだ。
(これが、私の一番見たかった姿なんだ……!)
瑞貴が一筋の涙を流すとき、円堂はガッチリと受け止めて笑っていた。
そして鳴り響くラストホイッスル。大歓声のスタジアムの中、チームメイトが円堂の元に駆け寄る。イナズマジャパンがついに優勝した!
世界中しから集まった強豪とのいくつもの激闘を乗り越え、今、ここライオコット島でイナズマジャパンの少年少女たちがFFIの栄誉を勝ち取ったのだ!
「守!」
「瑞貴!」
真っ先に来た瑞貴が抱きつくと、円堂は左腕だけでもしっかり受け止めた。二人は今まで見たことのないくらい、最高の表情で笑っている。
いつもなら引っ剥がす者がいるのだが、今は優勝の喜びが勝っているので何も言わないし何もしない。
「あっ、ロココ」
「じいちゃん」
すると大介とロココが二人の元に来たので、瑞貴は円堂から離れた。
「見事だ……守。立派になったな……」
「じ…じいちゃん……」
祖父に勝てて円堂は嬉し涙を浮かべる。大介は円堂の左腕を、ロココは瑞貴の右腕を取ると空に向かって上げた。
「世界の頂上に立ったのは、お前たちだ!!」
「最高の試合だったよ!!」
イナズマジャパンのキャプテンと副キャプテンが高らかに拳を上げたのは、勝利の証である。円堂と瑞貴は顔を見合わせると笑った。
「早く怪我を治せ。次はワシらが勝つ」
「負けないからね!」
「「うん!!」」
大介とロココ、円堂と瑞貴は再戦を誓い合った――。
☆☆☆☆☆
こうして、世界一になったイナズマジャパンは日本に戻った。世界のライバルと再会を約束して。
ちなみに円堂大介はコトアールに残ったようだ。コトアールという国をロココ=ウルパたちと共にもっともっとサッカーで世界に知らせるんだとか……。
「何!?」
「オレはロココに……いや、憧れ続けたじいちゃんにっ!! 今、ここで勝ちたい!!」
「!!!」
「それに――オレはこの仲間と勝ちたいんだ!!」
「!!! ま…守……!?」
絶体絶命の状況なのに円堂はニッと笑っていた。先ほどまで動かなかった右腕もピクッと動きを見せる。
「サッカーも大好きだけど、みんなも大好きだ!! オレはみんなと!! 一緒に戦ってきた相棒と!! 仲間と!! 今!! ここで!! 世界の頂上に立ちたいんだ――っ!!」
「「「「「円堂!!」」」」」
「「「「キャプテン!!」」」」
「「円堂くん!!」」
「うおおぉぉおおお!!」
ピッチやベンチにいる選手、秋、雷門夏未、久遠道也、今まで戦ってきた世界の選手たち、中継を通して日本で見守る緑川リュウジや吹雪士郎、雷門中サッカー部……そして。
「守――っ!!」
相棒であり大好きな少女――瑞貴。全ての声援が円堂の力になっている。誰一人欠けても円堂はここまで来れなかった。
(ありがとう、みんな!!!)
だからこそ円堂はその想いを返すためにも、この一撃に全てを懸ける。
「真ゴッドハンド!!」
左手を入れ替えて右手でゴッドハンドを最大に進化させた。その衝撃はフィールド全体に伝わっている。
「うわっ!!」
「ロココ――ッ!!」
「な…なんというゴッドハンドだ……!!」
ロココもマキシも大介も弾き飛ばされるのではないかと思った。ゴッドハンドは円堂の原点の技……ここから伝説が始まった必殺技なのだ。
(さ…さすがだ、マモル……。君はやっぱり大介の孫だ、大介と同じ力を持っている……。この試合、君の闘志に、たくさんビリビリきた。これがイナズマ魂なんだね……。そして……)
ロココは吹っ飛ばされる中、瞳に映った瑞貴を見て、少し悔しそうに微笑む。
(彼女の心をつかんだ、男なんだ……!!)
ただサッカーがうまいからでは瑞貴は惹かれない。円堂がサッカーと向き合い…仲間を大切にし…苦難を乗り越え…どんな強い相手でも、不利な状況でも最後まであきらめない心を持っているからこそだ。
(これが、私の一番見たかった姿なんだ……!)
瑞貴が一筋の涙を流すとき、円堂はガッチリと受け止めて笑っていた。
そして鳴り響くラストホイッスル。大歓声のスタジアムの中、チームメイトが円堂の元に駆け寄る。イナズマジャパンがついに優勝した!
世界中しから集まった強豪とのいくつもの激闘を乗り越え、今、ここライオコット島でイナズマジャパンの少年少女たちがFFIの栄誉を勝ち取ったのだ!
「守!」
「瑞貴!」
真っ先に来た瑞貴が抱きつくと、円堂は左腕だけでもしっかり受け止めた。二人は今まで見たことのないくらい、最高の表情で笑っている。
いつもなら引っ剥がす者がいるのだが、今は優勝の喜びが勝っているので何も言わないし何もしない。
「あっ、ロココ」
「じいちゃん」
すると大介とロココが二人の元に来たので、瑞貴は円堂から離れた。
「見事だ……守。立派になったな……」
「じ…じいちゃん……」
祖父に勝てて円堂は嬉し涙を浮かべる。大介は円堂の左腕を、ロココは瑞貴の右腕を取ると空に向かって上げた。
「世界の頂上に立ったのは、お前たちだ!!」
「最高の試合だったよ!!」
イナズマジャパンのキャプテンと副キャプテンが高らかに拳を上げたのは、勝利の証である。円堂と瑞貴は顔を見合わせると笑った。
「早く怪我を治せ。次はワシらが勝つ」
「負けないからね!」
「「うん!!」」
大介とロココ、円堂と瑞貴は再戦を誓い合った――。
☆☆☆☆☆
こうして、世界一になったイナズマジャパンは日本に戻った。世界のライバルと再会を約束して。
ちなみに円堂大介はコトアールに残ったようだ。コトアールという国をロココ=ウルパたちと共にもっともっとサッカーで世界に知らせるんだとか……。