世界の頂点へ――!!
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抜きつ抜かれつ、ボールをさばきあう両チーム。残り時間は1分半を切った。
「エアライドV3!!」
マキシが必殺技でMF陣を突破した。しかしそこへ綱海条介と壁山塀吾郎が飛び出す。
「そうはいくかよ!! いくぞ、壁山!!」
「はいっス!!」
「!!」
「「ホエールガード!!!」」
なんと綱海と壁山が新必殺技・ホエールガードでマキシからボールを奪った。そのまま不動に引き継がれるとそれを奪いにロココとウィンディ=ファスタとシンティが不動に迫る。
しかし不動のうしろから現れたのは鬼道だ。
「「キラーフィールズV3!!」」
「ぐあっ!」
「ぐっ!」
鬼道と不動の作るエネルギー波がウィンディやロココを寄せつけない。――だが。
「うおおぉぉおおお!!」
「ぐっ!」
「なんだとー!?」
ロココはそれを跳ね返して鬼道と不動からボールを奪った。
「なんて執念と身体能力なんだ!!」
「あの闘志は並大抵の特訓じゃ付けられない……!」
「ロココ……」
五郎も瑞貴も円堂も、ロココの闘志はどこから来るのか驚いた。しかし、円堂大介は当たり前だとわかっていた。
(これがロココ!! ワシをコトアールの地に留まることを決意させた少年だ、守よ……)
大介は影山零治から逃れるため、死んだふりをして日本を離れた。そして世界を流浪する内、アフリカの小さな国・コトアールで一人の少年と出会った。それがロココだ。
彼は磨けば光るダイヤの原石そのもので、楽しそうにサッカーをするロココに、ひと目で大介の心を躍らせた。そのとき大介はロココに言う……。
『サッカーで広い世界を飛び出してみないか?』
『せ…世界?』
『そう、サッカーは世界と繋がっている。サッカーは広い世界へお前を連れていくんだ!!』
『サッカーがうまくなったら、こんな小さな国からも世界へ行けるの?』
『ああ、そうだ……。お前なら頂上にだって行くことができる!!』
『!!』
豪語する大介の言葉から、ロココはビリビリと全身で感じ、同時にワクワクしていた。
『世界……。サッカーがボクを、広い世界に連れて行ってくれる……』
『だが特訓は厳しいぞ!』
『へっちゃらさ!! ボクは世界に行きたい!!』
大好きなサッカーで世界に行けるなら、とロココは笑顔で言った。やはり自分の見込みは間違ってなかったと大介も微笑む。
それからロココはサッカーに明け暮れ、サッカーが全てになった。それほどまでの原動力は全て――。
「世界の頂上に行くために!!」
「じいちゃん……。ロココ……」
自分が知らない二人の出会いを聞いて、円堂はロココの原点がわかった。この出会いがここまでの気迫を生み出しているのだとも理解する。
残り時間は30秒。ロココと円堂の対決が再び始まる。
「勝つのはボクらコトアールだ!! Xブラスト!!」
「円堂くん!!」
「円堂センパイー!!」
ロココのXブラストがついに放たれた。木野秋と五郎が声を上げる中、円堂も痛む右腕を前に出そうとするが――。
「エアライドV3!!」
マキシが必殺技でMF陣を突破した。しかしそこへ綱海条介と壁山塀吾郎が飛び出す。
「そうはいくかよ!! いくぞ、壁山!!」
「はいっス!!」
「!!」
「「ホエールガード!!!」」
なんと綱海と壁山が新必殺技・ホエールガードでマキシからボールを奪った。そのまま不動に引き継がれるとそれを奪いにロココとウィンディ=ファスタとシンティが不動に迫る。
しかし不動のうしろから現れたのは鬼道だ。
「「キラーフィールズV3!!」」
「ぐあっ!」
「ぐっ!」
鬼道と不動の作るエネルギー波がウィンディやロココを寄せつけない。――だが。
「うおおぉぉおおお!!」
「ぐっ!」
「なんだとー!?」
ロココはそれを跳ね返して鬼道と不動からボールを奪った。
「なんて執念と身体能力なんだ!!」
「あの闘志は並大抵の特訓じゃ付けられない……!」
「ロココ……」
五郎も瑞貴も円堂も、ロココの闘志はどこから来るのか驚いた。しかし、円堂大介は当たり前だとわかっていた。
(これがロココ!! ワシをコトアールの地に留まることを決意させた少年だ、守よ……)
大介は影山零治から逃れるため、死んだふりをして日本を離れた。そして世界を流浪する内、アフリカの小さな国・コトアールで一人の少年と出会った。それがロココだ。
彼は磨けば光るダイヤの原石そのもので、楽しそうにサッカーをするロココに、ひと目で大介の心を躍らせた。そのとき大介はロココに言う……。
『サッカーで広い世界を飛び出してみないか?』
『せ…世界?』
『そう、サッカーは世界と繋がっている。サッカーは広い世界へお前を連れていくんだ!!』
『サッカーがうまくなったら、こんな小さな国からも世界へ行けるの?』
『ああ、そうだ……。お前なら頂上にだって行くことができる!!』
『!!』
豪語する大介の言葉から、ロココはビリビリと全身で感じ、同時にワクワクしていた。
『世界……。サッカーがボクを、広い世界に連れて行ってくれる……』
『だが特訓は厳しいぞ!』
『へっちゃらさ!! ボクは世界に行きたい!!』
大好きなサッカーで世界に行けるなら、とロココは笑顔で言った。やはり自分の見込みは間違ってなかったと大介も微笑む。
それからロココはサッカーに明け暮れ、サッカーが全てになった。それほどまでの原動力は全て――。
「世界の頂上に行くために!!」
「じいちゃん……。ロココ……」
自分が知らない二人の出会いを聞いて、円堂はロココの原点がわかった。この出会いがここまでの気迫を生み出しているのだとも理解する。
残り時間は30秒。ロココと円堂の対決が再び始まる。
「勝つのはボクらコトアールだ!! Xブラスト!!」
「円堂くん!!」
「円堂センパイー!!」
ロココのXブラストがついに放たれた。木野秋と五郎が声を上げる中、円堂も痛む右腕を前に出そうとするが――。