白熱のイタリア戦!!
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イナズマジャパンはミーティングルームで別ブロックの試合を見ていた。その中で、円堂守と井上瑞貴と多摩野五郎がライオコット島に到着したとき出会った人物が映っている。
〈ゴッドハンドX!!!〉
その人物はロココ=ウルパ。彼の必殺技が見事にシュートを防ぎ、準決勝進出を決めた。――だが、染岡竜吾や豪炎寺修也は彼の必殺技の驚きが大きかった。
「ゴッドハンドだって……?」
「いったい何者なんだ?」
「アフリカエリア代表、コトアール共和国のロココ=ウルパ。円堂センパイのライバルです」
「彼の必殺技を私たちはハッキリ見た。もしかしたら守以上のキーパーかも……。戦うなら決勝だね」
「ああ! 見ててくれよ、じいちゃん! オレたちはきっと世界の頂上に立ってみせる!!」
日本で『頂上にて待ってる』という手紙が円堂に届いた。筆跡と情報から死んだはずの祖父・円堂大介のものではと思い、確かめるために頂上に行こうと円堂は意気込んでいる。
「ケッ、また気負い過ぎて潰れんなよ。まずは準決勝だろ」
「オ…オウッ」
前科があるだけに不動明王の言葉に円堂は言い返せなかった。
「あと、またあんなことあったらあいつは俺がもらうぜ」
「何っ!?」
チラッと不動が見た先を円堂が追うとそこにいるのは、五郎と共にロココと会ったことを会話している瑞貴だ。幸い、話に夢中でこちらの会話に気づいていないようだ。
確かに気負い過ぎたせいで円堂は瑞貴と相棒解散になりかけたが、こればかりは刃向かう。
「ダメだ。俺は瑞貴の相棒の座も――瑞貴も渡さない!!」
「「「「「!?」」」」」
真剣な顔でそう言いきった円堂に、その場にいる全員が驚いた。空気が変わったことに瑞貴も気づき、顔を向ける。
「どうかしたの?」
「いや、なんでもない。それよりさ、もうすぐ俺たちの準決勝の相手も決まるな」
「あっ、ホントだ。チャンネル変えるね」
円堂は瑞貴の隣に座ってテレビに集中させた。しかし他の者たちの衝撃は大きく、顔を見合わせている。
「え、円堂の奴、自覚したのか……?」
「これは厄介だな……」
(もし瑞貴のあの言葉が、本心だとしたら……)
豪炎寺と鬼道が頭を悩ませている間、風丸は韓国戦のことを思い出していた。
『……私が好きになった人じゃない』
(あれが『恋』の意味だとしたら……これは両片想いってやつか!?)
〈決まった――っ!!〉
風丸が青ざめると、テレビから大きな声が聞こえた。どうやらこちらの試合も準決勝進出チームが決まったようだ。
マーク=クルーガーとディラン=キースがいるアメリカ代表・ユニコーンを負かしたのは――イタリア代表・オルフェウス!
☆☆☆☆☆
ついに始まったイナズマジャパン対オルフェウス。決勝へのキップを手に入れるのはどちらだろうか。
スターティングメンバー
GK・円堂
DF・綱海、壁山、風丸
MF・瑞貴、土方、鬼道、不動
FW・ヒロト、豪炎寺、虎丸
「「気合い入れていくぞ――っ!!」」
瑞貴と円堂の掛け声が上がり、ホイッスルが鳴り響いた。
最初はオルフェウスからのキックオフ。ラファエレ=ジェネラーニからボールを受け取った少年が二人を見て呟く。
「フーン…あれがエンドウ=マモルとイノウエ=ミズキか……。よーしいくぞ――っ!!」
「えっ!?」
なんと少年はキックオフシュートを撃った。そのスピードに誰もが驚き一気にゴールへ向かい、円堂はかろうじてセーブした。
「スゴいシュートだった……」
「あ、あの人……イタリア得点王の白き流星・フィディオ=アルデナ!」
「やあ、エンドウ=マモル、イノウエ=ミズキ。初めまして!!」
瑞貴は少年――フィディオ=アルデナに目を見開くと、フィディオは笑顔で挨拶した。
「君たちのことは日本の友人から聞いているよ。ミズキは可愛くてスゴいプレーをする女子選手だって。本当可愛いね!」
「お、大げさだよ!」
「ムッ」
フィディオの『可愛い』発言に瑞貴は顔を赤くすると、その様子を見た円堂はカチンときてフィディオを睨むが……。
「マモルはサッカーが大好きなスゴいキーパーだって」
「いやあ」
「円堂センパイ――ッ!!」
次のフィディオの褒め言葉にテレてしまった。一気に表情が変わったので五郎は涙目になって叫んだ。
〈ゴッドハンドX!!!〉
その人物はロココ=ウルパ。彼の必殺技が見事にシュートを防ぎ、準決勝進出を決めた。――だが、染岡竜吾や豪炎寺修也は彼の必殺技の驚きが大きかった。
「ゴッドハンドだって……?」
「いったい何者なんだ?」
「アフリカエリア代表、コトアール共和国のロココ=ウルパ。円堂センパイのライバルです」
「彼の必殺技を私たちはハッキリ見た。もしかしたら守以上のキーパーかも……。戦うなら決勝だね」
「ああ! 見ててくれよ、じいちゃん! オレたちはきっと世界の頂上に立ってみせる!!」
日本で『頂上にて待ってる』という手紙が円堂に届いた。筆跡と情報から死んだはずの祖父・円堂大介のものではと思い、確かめるために頂上に行こうと円堂は意気込んでいる。
「ケッ、また気負い過ぎて潰れんなよ。まずは準決勝だろ」
「オ…オウッ」
前科があるだけに不動明王の言葉に円堂は言い返せなかった。
「あと、またあんなことあったらあいつは俺がもらうぜ」
「何っ!?」
チラッと不動が見た先を円堂が追うとそこにいるのは、五郎と共にロココと会ったことを会話している瑞貴だ。幸い、話に夢中でこちらの会話に気づいていないようだ。
確かに気負い過ぎたせいで円堂は瑞貴と相棒解散になりかけたが、こればかりは刃向かう。
「ダメだ。俺は瑞貴の相棒の座も――瑞貴も渡さない!!」
「「「「「!?」」」」」
真剣な顔でそう言いきった円堂に、その場にいる全員が驚いた。空気が変わったことに瑞貴も気づき、顔を向ける。
「どうかしたの?」
「いや、なんでもない。それよりさ、もうすぐ俺たちの準決勝の相手も決まるな」
「あっ、ホントだ。チャンネル変えるね」
円堂は瑞貴の隣に座ってテレビに集中させた。しかし他の者たちの衝撃は大きく、顔を見合わせている。
「え、円堂の奴、自覚したのか……?」
「これは厄介だな……」
(もし瑞貴のあの言葉が、本心だとしたら……)
豪炎寺と鬼道が頭を悩ませている間、風丸は韓国戦のことを思い出していた。
『……私が好きになった人じゃない』
(あれが『恋』の意味だとしたら……これは両片想いってやつか!?)
〈決まった――っ!!〉
風丸が青ざめると、テレビから大きな声が聞こえた。どうやらこちらの試合も準決勝進出チームが決まったようだ。
マーク=クルーガーとディラン=キースがいるアメリカ代表・ユニコーンを負かしたのは――イタリア代表・オルフェウス!
☆☆☆☆☆
ついに始まったイナズマジャパン対オルフェウス。決勝へのキップを手に入れるのはどちらだろうか。
スターティングメンバー
GK・円堂
DF・綱海、壁山、風丸
MF・瑞貴、土方、鬼道、不動
FW・ヒロト、豪炎寺、虎丸
「「気合い入れていくぞ――っ!!」」
瑞貴と円堂の掛け声が上がり、ホイッスルが鳴り響いた。
最初はオルフェウスからのキックオフ。ラファエレ=ジェネラーニからボールを受け取った少年が二人を見て呟く。
「フーン…あれがエンドウ=マモルとイノウエ=ミズキか……。よーしいくぞ――っ!!」
「えっ!?」
なんと少年はキックオフシュートを撃った。そのスピードに誰もが驚き一気にゴールへ向かい、円堂はかろうじてセーブした。
「スゴいシュートだった……」
「あ、あの人……イタリア得点王の白き流星・フィディオ=アルデナ!」
「やあ、エンドウ=マモル、イノウエ=ミズキ。初めまして!!」
瑞貴は少年――フィディオ=アルデナに目を見開くと、フィディオは笑顔で挨拶した。
「君たちのことは日本の友人から聞いているよ。ミズキは可愛くてスゴいプレーをする女子選手だって。本当可愛いね!」
「お、大げさだよ!」
「ムッ」
フィディオの『可愛い』発言に瑞貴は顔を赤くすると、その様子を見た円堂はカチンときてフィディオを睨むが……。
「マモルはサッカーが大好きなスゴいキーパーだって」
「いやあ」
「円堂センパイ――ッ!!」
次のフィディオの褒め言葉にテレてしまった。一気に表情が変わったので五郎は涙目になって叫んだ。