佐久間の決意! 禁断のシュート!!
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後半も攻め続けるが、ことごとく潰されるイナズマジャパン。そこへテレスのロングパスが上がった。
後半23分、イナズマジャパンの隙を突いてジ・エンパイアの速攻で、飛鷹征矢を抜いたレオーネ=バティゴにセンタリングが上がった。高い位置からダイレクトシュートに入るつもりだ。テレスも決まったと感じる。
「1点でも取れば、我々の勝ちだ!」
「ヘルファイア!!!」
地獄の炎を足にまとうレオーネに対し、円堂はジャンプの体制に入る。しかし空中戦ではパンチもヘッドも押し負けてしまう。
「ピンチのあとに……チャンスありだ――っ!! んがぁ!!」
なんと円堂はジャンプと同時に体を捻り、オーバーヘッドでレオーネがシュートを撃つと同時にボールを挟み込むように蹴って弾き返した。
「何――っ!?」
「やった! 守!」
意外な止め方にテレスは驚き、瑞貴は嬉しそうに笑った。ジ・エンパイアは不意を突かれ、イナズマジャパンはパスが繋ぎ、佐久間へと渡った。
「ここだ!!」
「!!」
佐久間の表情で、瑞貴は何をやろうとするかわかって先ほどの嬉しさとは一変して恐れる。
(恐らくこの技は体を破壊し選手生命を奪うだろう……。だが勝利のためには撃つしかない……。それこそオレがこのチームに加入した意義……)
ドクンッと心臓が緊張で高鳴るが、使命を果たすために佐久間は構える。
「絶対に点を取ってみせる!! 禁断の技、皇帝ペンギン1号で!」
「ダ…ダメ……。次郎、それを撃ったらサッカーができなくなる!! 絶対に撃っちゃダメ――っ!!」
「何っ!?」
瑞貴の悲痛の叫び声で、円堂は佐久間がとんでもないことをしようとしていることに気づいた。今まで感じた違和感は佐久間がこの技を撃とうとしていることだともわかった。
「うおおおおっ!!」
「佐久間――っ!!」
「やめて――っ!!」
振り上げた足に赤いペンギンが噛みつき、円堂は声を上げ、瑞貴は止めるために駆け出した。
ガッ!
「ぐうっ!」
「えっ!?」
「なっ!」
「何ぃ……!?」
佐久間はぶつかった衝撃で倒れた。なんと瑞貴より先に取った者が現れ、円堂もテレスも驚く。その正体は……鬼道だ。
「その技を使うことは許さんぞ、佐久間!!」
鬼道もまた佐久間の違和感に気づき、試合で撃とうとするなら止めようと構えていたのだ。
「き…気づいていたのか……。だがオレの力では……」
「お前一人が背負う必要はない……。オレもちょうど新しい技を模索していたところだ。作ろうぜ……新しい『皇帝ペンギン』をな」
「鬼道……!!」
鬼道の言葉は佐久間にビリビリと伝わった。
後半23分、イナズマジャパンの隙を突いてジ・エンパイアの速攻で、飛鷹征矢を抜いたレオーネ=バティゴにセンタリングが上がった。高い位置からダイレクトシュートに入るつもりだ。テレスも決まったと感じる。
「1点でも取れば、我々の勝ちだ!」
「ヘルファイア!!!」
地獄の炎を足にまとうレオーネに対し、円堂はジャンプの体制に入る。しかし空中戦ではパンチもヘッドも押し負けてしまう。
「ピンチのあとに……チャンスありだ――っ!! んがぁ!!」
なんと円堂はジャンプと同時に体を捻り、オーバーヘッドでレオーネがシュートを撃つと同時にボールを挟み込むように蹴って弾き返した。
「何――っ!?」
「やった! 守!」
意外な止め方にテレスは驚き、瑞貴は嬉しそうに笑った。ジ・エンパイアは不意を突かれ、イナズマジャパンはパスが繋ぎ、佐久間へと渡った。
「ここだ!!」
「!!」
佐久間の表情で、瑞貴は何をやろうとするかわかって先ほどの嬉しさとは一変して恐れる。
(恐らくこの技は体を破壊し選手生命を奪うだろう……。だが勝利のためには撃つしかない……。それこそオレがこのチームに加入した意義……)
ドクンッと心臓が緊張で高鳴るが、使命を果たすために佐久間は構える。
「絶対に点を取ってみせる!! 禁断の技、皇帝ペンギン1号で!」
「ダ…ダメ……。次郎、それを撃ったらサッカーができなくなる!! 絶対に撃っちゃダメ――っ!!」
「何っ!?」
瑞貴の悲痛の叫び声で、円堂は佐久間がとんでもないことをしようとしていることに気づいた。今まで感じた違和感は佐久間がこの技を撃とうとしていることだともわかった。
「うおおおおっ!!」
「佐久間――っ!!」
「やめて――っ!!」
振り上げた足に赤いペンギンが噛みつき、円堂は声を上げ、瑞貴は止めるために駆け出した。
ガッ!
「ぐうっ!」
「えっ!?」
「なっ!」
「何ぃ……!?」
佐久間はぶつかった衝撃で倒れた。なんと瑞貴より先に取った者が現れ、円堂もテレスも驚く。その正体は……鬼道だ。
「その技を使うことは許さんぞ、佐久間!!」
鬼道もまた佐久間の違和感に気づき、試合で撃とうとするなら止めようと構えていたのだ。
「き…気づいていたのか……。だがオレの力では……」
「お前一人が背負う必要はない……。オレもちょうど新しい技を模索していたところだ。作ろうぜ……新しい『皇帝ペンギン』をな」
「鬼道……!!」
鬼道の言葉は佐久間にビリビリと伝わった。