激突! 伝統と挑戦!!
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……染岡は一度代表落ちし、自分には才能なんてないと涙した。だが、あきらめたらおしまいだと特訓を続けてきた。負けてばかりだった雷門中サッカー部は上を目指し続けたことで日本一になれた。
『オレにできることはあきらめず、挑戦し続けること……!!』
たとえ相手がどんなに大きな壁であっても、挑戦し続けるのみ!
「挑戦だ!! うぉおおおぉぉおおおっ!!」
「何ぃ――っ!?」
地を這った染岡はヘッドでジョニーからボールを弾いた。だが、まだボールは奪い切れずゴールへと転がってしまう。
「そのままいっけー竜吾!!」
「うぉおおおお……!!」
さらに互角だったジョニーにタックルで勝ち、一気に前へ出た。瑞貴に続き円堂も声を上げる。
「いっけぇえぇ――っ!!」
「おおお!!」
ゴール前で染岡は大きく足を振り上げる。そのオーラは雷門中サッカー部のときや選考試合とは比べものにならない。
「伝統や、歴史に……負けてたまるかぁ――っ!! ドラゴンスレイヤー!!!」
「何ぃっ!! しまった!!」
染岡の新必殺技・ドラゴンスレイヤーが撃たれた。GKのフレディ=マックイーンも反応が遅れてしまい、そのままゴールに入った。
後半18分、大方の予想を裏切りイナズマジャパンが先制した。風丸たちも染岡へ歓声を上げる。
「うおお――っ!! やったぜ染岡――っ!!」
「どうだ!! これがオレのサッカーだ!!」
格上の相手にも臆すことないチャレンジ精神……それこそが染岡の本当の持ち味なのだ。
「そんなバカな……」
「何やってんだエドガー!! イギリスの伝統に泥を塗る気か――っ!!」
「!!」
先制点を取られてショックを受けるエドガーに、観客席からブーイングが上がった。
「ぶざけるなよ――っ!!」
「恥さらし――っ!!」
「この面汚しめ――っ!!」
「うわあ。なんて厳しい野次っスか」
「オレたちに1点を取られただけなのに……ヒドいでヤンス……」
サッカーに点を取って取られることは付き物なのに観客はそれを許さない。壁山塀吾郎も栗松鉄平も青ざめるぐらいだ。瑞貴と円堂は心配するようにエドガーを見る。
「「エドガー……」」
「同情はよしてもらおう」
エドガーは静かに制するように手を上げると、今まで見たことのない迫力で睨みつける。
「……この反応は当然のこと。伝統あるイギリスに生まれたのだ……。我々にはそれを守る使命がある」
「「!!」」
二人はエドガーのただならぬ覚悟を全身で感じ取った。
「……故に、逆転するまで!! いくぞイナズマジャパン!!」
ナイツオブクイーンの猛攻撃が始まり、ボールが次々回されてゴール前にいるエドガーに渡る。
「うおおっ! パラディンストライク!!」
「うおおっ! いかりのてっつい……!!」
エドガーのパラディンストライクに円堂がいかりのてっついで対抗するが弾き飛ばされ、ボールはゴールに入った。これで同点である。
今のままでは次来たら確実に円堂に止める術(スベ)はない。それは円堂自身もわかっていた。
(完全に破られた……! 次に来たら……どうする……!?)
(ここは条介がクリアして阻止したはずなのに……! 原作の違いか……!!)
対して瑞貴は自分が加わらない原作の違いを目の当たりにした。万が一のことがあれば負けてしまう。そうしないためにも、瑞貴は密かに拳を握り締めて闘志を燃やしていた。
それからナイツオブクイーンが中盤でボールを拾い、一気に攻め込んでいく。
「必殺タクティクス! 無敵の槍!!!」
フィリップ=オーウェンを先頭に、うしろはエリック=パープルトンとゲイリーを挟んでエドガーも上がっていく。まるで槍のような陣形だ。
鬼道がボールを取ろうにも次々四人がパスが回すので触れることすら敵わない。
「クソッ!! なんて素早いパスワークだ……!!」
「誰にも我々の邪魔はさせん!!」
「うおお! 通さないっス――っ!! ザ・マウンテン!!!」
エドガーからフィリップにボールが渡る前に壁山が間に入り、新必殺技のザ・マウンテンでボールをカットした。だが……。
「無敵の槍は全てを貫く!!」
「!!」
なんとエドガーは壁山の胸に受け止めたボールにヘディングで突っ込んだ。
「な……」
「おおぉおぉお!!」
そしてエドガーはついに壁山という山を貫いた。すでに完全フリーでゴール前だ。
壁山を抜いたときの衝撃で額から血を流しているというのに、エドガーの覚悟は揺るいでないと表情が物語っている。これが……伝統を背負う男の、執念!!
『オレにできることはあきらめず、挑戦し続けること……!!』
たとえ相手がどんなに大きな壁であっても、挑戦し続けるのみ!
「挑戦だ!! うぉおおおぉぉおおおっ!!」
「何ぃ――っ!?」
地を這った染岡はヘッドでジョニーからボールを弾いた。だが、まだボールは奪い切れずゴールへと転がってしまう。
「そのままいっけー竜吾!!」
「うぉおおおお……!!」
さらに互角だったジョニーにタックルで勝ち、一気に前へ出た。瑞貴に続き円堂も声を上げる。
「いっけぇえぇ――っ!!」
「おおお!!」
ゴール前で染岡は大きく足を振り上げる。そのオーラは雷門中サッカー部のときや選考試合とは比べものにならない。
「伝統や、歴史に……負けてたまるかぁ――っ!! ドラゴンスレイヤー!!!」
「何ぃっ!! しまった!!」
染岡の新必殺技・ドラゴンスレイヤーが撃たれた。GKのフレディ=マックイーンも反応が遅れてしまい、そのままゴールに入った。
後半18分、大方の予想を裏切りイナズマジャパンが先制した。風丸たちも染岡へ歓声を上げる。
「うおお――っ!! やったぜ染岡――っ!!」
「どうだ!! これがオレのサッカーだ!!」
格上の相手にも臆すことないチャレンジ精神……それこそが染岡の本当の持ち味なのだ。
「そんなバカな……」
「何やってんだエドガー!! イギリスの伝統に泥を塗る気か――っ!!」
「!!」
先制点を取られてショックを受けるエドガーに、観客席からブーイングが上がった。
「ぶざけるなよ――っ!!」
「恥さらし――っ!!」
「この面汚しめ――っ!!」
「うわあ。なんて厳しい野次っスか」
「オレたちに1点を取られただけなのに……ヒドいでヤンス……」
サッカーに点を取って取られることは付き物なのに観客はそれを許さない。壁山塀吾郎も栗松鉄平も青ざめるぐらいだ。瑞貴と円堂は心配するようにエドガーを見る。
「「エドガー……」」
「同情はよしてもらおう」
エドガーは静かに制するように手を上げると、今まで見たことのない迫力で睨みつける。
「……この反応は当然のこと。伝統あるイギリスに生まれたのだ……。我々にはそれを守る使命がある」
「「!!」」
二人はエドガーのただならぬ覚悟を全身で感じ取った。
「……故に、逆転するまで!! いくぞイナズマジャパン!!」
ナイツオブクイーンの猛攻撃が始まり、ボールが次々回されてゴール前にいるエドガーに渡る。
「うおおっ! パラディンストライク!!」
「うおおっ! いかりのてっつい……!!」
エドガーのパラディンストライクに円堂がいかりのてっついで対抗するが弾き飛ばされ、ボールはゴールに入った。これで同点である。
今のままでは次来たら確実に円堂に止める術(スベ)はない。それは円堂自身もわかっていた。
(完全に破られた……! 次に来たら……どうする……!?)
(ここは条介がクリアして阻止したはずなのに……! 原作の違いか……!!)
対して瑞貴は自分が加わらない原作の違いを目の当たりにした。万が一のことがあれば負けてしまう。そうしないためにも、瑞貴は密かに拳を握り締めて闘志を燃やしていた。
それからナイツオブクイーンが中盤でボールを拾い、一気に攻め込んでいく。
「必殺タクティクス! 無敵の槍!!!」
フィリップ=オーウェンを先頭に、うしろはエリック=パープルトンとゲイリーを挟んでエドガーも上がっていく。まるで槍のような陣形だ。
鬼道がボールを取ろうにも次々四人がパスが回すので触れることすら敵わない。
「クソッ!! なんて素早いパスワークだ……!!」
「誰にも我々の邪魔はさせん!!」
「うおお! 通さないっス――っ!! ザ・マウンテン!!!」
エドガーからフィリップにボールが渡る前に壁山が間に入り、新必殺技のザ・マウンテンでボールをカットした。だが……。
「無敵の槍は全てを貫く!!」
「!!」
なんとエドガーは壁山の胸に受け止めたボールにヘディングで突っ込んだ。
「な……」
「おおぉおぉお!!」
そしてエドガーはついに壁山という山を貫いた。すでに完全フリーでゴール前だ。
壁山を抜いたときの衝撃で額から血を流しているというのに、エドガーの覚悟は揺るいでないと表情が物語っている。これが……伝統を背負う男の、執念!!