激突! 伝統と挑戦!!
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ライオコット島の開会式も終わり、一回戦を待つイナズマジャパン。このFFIはトーナメント形式により勝ち進めば優勝というシステムだが、相手は世界レベル……アジア予選より強豪がさらに集まるのだ。
朝早くジャパンエリアの浜辺では、円堂守はヤシの木と自らの右手首を結ぶと引っ張って腕力を付け、井上瑞貴はパワーリストを手首に、パワーアンクルを足首に付けてジャンプしながら岩に向かってシュートを撃っていく。
「183! 184! ひゃ…くはちじゅー……ごっ……!!」
「うおおぉぉおおお!!」
そんな二人の姿を散歩していた多摩野五郎が偶然発見した。
「わっ! 瑞貴さん、円堂センパイ、また新技の特訓ですか!?」
「おはよう五郎。うん、ロココの必殺技がスゴかったし、世界にはまだまだ強い相手がいるんだなって痛感したから」
「オレも世界に向けて…もっともっと高いトコを目指さないと!!」
「瑞貴さん……円堂センパイ……」
すると浜辺を歩いていたカニが円堂の足にハサミで挟んだ。裸足だったため、直に痛みが伝わった円堂は……。
「わぁ――っ!!」
「ヒィ――ッ! 円堂センパイ!!」
「守が高いトコ行ったぁ――っ!!」
ヤシに右手首を繋いだままで力も抜けたため、バネの要領で円堂が空高く飛んでったので五郎と瑞貴は悲鳴を上げた。
☆☆☆☆☆
ついに始まった一回戦。ウミヘビスタジアムでは、イギリス代表ナイツオブクイーン対日本代表イナズマジャパンの試合が始まろうとしている。スタジアムはナイツオブクイーンへの声援で溢れて日本は完全なアウェー状態だ。
吹雪士郎がケガしたため代表から離脱し、代わって入ったのはなんと染岡竜吾だ。彼がスタメンとして出ることになった。
「これが世界の舞台か……」
「がんばろうな、染岡!!」
「竜吾、頼んだよ!!」
「おうよ!!」
初めて世界の舞台に立った染岡は感動し、円堂と瑞貴は期待すると染岡はそれに応えた。
「よろしく、日本のサムライよ。世界の舞台に恥じないよう、お互い全力でいい試合にしようじゃないか」
「エドガー……!!」
円堂たちに声をかけたのはナイツオブクイーンのキャプテン・エドガーバルチナス。紳士的な姿勢に栗松鉄平は驚き、サムライと言われて壁山塀吾郎は照れる。
「わっ! 紳士でヤンス……」
「オレらサムライだって! ヘヘヘッ」
「オウッ。よろしくな!」
円堂とエドガーは試合前の握手を交わすが……。
「だが勝つのは我々『騎士(ナイト)』だがね」
「「!!」」
伝わるスゴい気迫に円堂もそばにいた瑞貴も感じた。言葉通り全力で相手をしてくるだろう。
「どうしたでヤンス?」
「いや」
「なんでもないよ、鉄平」
「レディもよろしくお願いします」
「えっ」
不思議そうな顔をする栗松に円堂と瑞貴はなんでもないというように言うと、エドガーが自然な動作で瑞貴の手を取り……。
チュ。
「「「「「なっ!!」」」」」」
「みぎゃ!?」
瑞貴の手の甲にキスした。それを見た円堂は即座にエドガーの手を離し、豪炎寺修也や鬼道有人が瑞貴を背に回す。他の者たちも凄まじい殺気を放っていた。
「たくさんのサムライに護衛されているようですね。姫は戦いの場に立たず見守るほうがいいですよ」
それを感じ取ってもエドガーは微笑みを崩さず、チームの元へ戻って行った。
「あいつめ! よくも瑞貴に手を出しやがって!」
「まあまあ、守たち落ち着いて。女子選手は珍しいしからかってるだけだよ。さっきだってほら、あからさまに『女はフィールドに立つな』と言われたし」
「だったら尚更悔しいじゃないか!! オレの相棒は選手として見ない奴なんかに負けないって見せてやろうぜ!!」
「うん!」
「「「「「…………」」」」」
円堂に気合いを入れてもらった瑞貴は嬉しそうに頬を朱に染めた。その光景に豪炎寺たちは嫌な予感が増している。
(((((まさか円堂/くん/さんに……? いや、だとしてもチャンスはある!)))))
今は良くいえば『相棒』、悪くいえば『瑞貴の片想い』だろうが油断はできない。瑞貴への好意を自覚している豪炎寺たちは警戒を強めた。
気を取り直して円堂と瑞貴はイナズマジャパンと向き合う。
「よーしみんな!! いよいよ世界の舞台だ……!!」
「まずはこの試合を勝ち抜くよ……!!」
「「いくぞ、イナズマジャパン!!」」
「「「「「おぉおっ!!」」」」」
スターティングメンバー
GK・円堂
DF・綱海、栗松、壁山、木暮
MF・瑞貴、鬼道、不動、風丸
FW・染岡、豪炎寺
「よーしやってやる!!」
大観衆の見守る中、イナズマジャパンボールでキックオフ。染岡も張り切っていく。
朝早くジャパンエリアの浜辺では、円堂守はヤシの木と自らの右手首を結ぶと引っ張って腕力を付け、井上瑞貴はパワーリストを手首に、パワーアンクルを足首に付けてジャンプしながら岩に向かってシュートを撃っていく。
「183! 184! ひゃ…くはちじゅー……ごっ……!!」
「うおおぉぉおおお!!」
そんな二人の姿を散歩していた多摩野五郎が偶然発見した。
「わっ! 瑞貴さん、円堂センパイ、また新技の特訓ですか!?」
「おはよう五郎。うん、ロココの必殺技がスゴかったし、世界にはまだまだ強い相手がいるんだなって痛感したから」
「オレも世界に向けて…もっともっと高いトコを目指さないと!!」
「瑞貴さん……円堂センパイ……」
すると浜辺を歩いていたカニが円堂の足にハサミで挟んだ。裸足だったため、直に痛みが伝わった円堂は……。
「わぁ――っ!!」
「ヒィ――ッ! 円堂センパイ!!」
「守が高いトコ行ったぁ――っ!!」
ヤシに右手首を繋いだままで力も抜けたため、バネの要領で円堂が空高く飛んでったので五郎と瑞貴は悲鳴を上げた。
☆☆☆☆☆
ついに始まった一回戦。ウミヘビスタジアムでは、イギリス代表ナイツオブクイーン対日本代表イナズマジャパンの試合が始まろうとしている。スタジアムはナイツオブクイーンへの声援で溢れて日本は完全なアウェー状態だ。
吹雪士郎がケガしたため代表から離脱し、代わって入ったのはなんと染岡竜吾だ。彼がスタメンとして出ることになった。
「これが世界の舞台か……」
「がんばろうな、染岡!!」
「竜吾、頼んだよ!!」
「おうよ!!」
初めて世界の舞台に立った染岡は感動し、円堂と瑞貴は期待すると染岡はそれに応えた。
「よろしく、日本のサムライよ。世界の舞台に恥じないよう、お互い全力でいい試合にしようじゃないか」
「エドガー……!!」
円堂たちに声をかけたのはナイツオブクイーンのキャプテン・エドガーバルチナス。紳士的な姿勢に栗松鉄平は驚き、サムライと言われて壁山塀吾郎は照れる。
「わっ! 紳士でヤンス……」
「オレらサムライだって! ヘヘヘッ」
「オウッ。よろしくな!」
円堂とエドガーは試合前の握手を交わすが……。
「だが勝つのは我々『騎士(ナイト)』だがね」
「「!!」」
伝わるスゴい気迫に円堂もそばにいた瑞貴も感じた。言葉通り全力で相手をしてくるだろう。
「どうしたでヤンス?」
「いや」
「なんでもないよ、鉄平」
「レディもよろしくお願いします」
「えっ」
不思議そうな顔をする栗松に円堂と瑞貴はなんでもないというように言うと、エドガーが自然な動作で瑞貴の手を取り……。
チュ。
「「「「「なっ!!」」」」」」
「みぎゃ!?」
瑞貴の手の甲にキスした。それを見た円堂は即座にエドガーの手を離し、豪炎寺修也や鬼道有人が瑞貴を背に回す。他の者たちも凄まじい殺気を放っていた。
「たくさんのサムライに護衛されているようですね。姫は戦いの場に立たず見守るほうがいいですよ」
それを感じ取ってもエドガーは微笑みを崩さず、チームの元へ戻って行った。
「あいつめ! よくも瑞貴に手を出しやがって!」
「まあまあ、守たち落ち着いて。女子選手は珍しいしからかってるだけだよ。さっきだってほら、あからさまに『女はフィールドに立つな』と言われたし」
「だったら尚更悔しいじゃないか!! オレの相棒は選手として見ない奴なんかに負けないって見せてやろうぜ!!」
「うん!」
「「「「「…………」」」」」
円堂に気合いを入れてもらった瑞貴は嬉しそうに頬を朱に染めた。その光景に豪炎寺たちは嫌な予感が増している。
(((((まさか円堂/くん/さんに……? いや、だとしてもチャンスはある!)))))
今は良くいえば『相棒』、悪くいえば『瑞貴の片想い』だろうが油断はできない。瑞貴への好意を自覚している豪炎寺たちは警戒を強めた。
気を取り直して円堂と瑞貴はイナズマジャパンと向き合う。
「よーしみんな!! いよいよ世界の舞台だ……!!」
「まずはこの試合を勝ち抜くよ……!!」
「「いくぞ、イナズマジャパン!!」」
「「「「「おぉおっ!!」」」」」
スターティングメンバー
GK・円堂
DF・綱海、栗松、壁山、木暮
MF・瑞貴、鬼道、不動、風丸
FW・染岡、豪炎寺
「よーしやってやる!!」
大観衆の見守る中、イナズマジャパンボールでキックオフ。染岡も張り切っていく。