FFI世界大会、開幕!!
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「ロココ、お前……」
「だって君は九十九人のPKをやったあとだっただろ。疲れてた。条件は同じじゃないと」
「……オレより元気な分、強いシュートを止めようっていうのか……」
「それにミズキにボクがマモルよりカッコいいって思ってほしいしね」
「なあっ!?」
「ええっ!?」
ウィンクして堂々アプローチするロココ。円堂は驚き瑞貴も顔が赤くなった。そんな光景はさらにサムエルの怒りを買うことになる。
「貴様……よっぽど世界を知らないらしいな。いいだろう。痛い目を見て自分がどれほどのものか思い知るがいい」
サムエルは一歩前へ出るが……。
「あ……もっと前でいい」
「何!?」
「「えっ!?」」
「もっと…もっと……もっとだ!!」
なんとほぼ目の前までロココはサムエルを誘導した。ロココは円堂にスゴいライバル心を持っているのがわかる。
「舐めやがって~~! どうやら試合に出られなくなってもいいらしいな。その思い上がった頭、吹き飛ばしてくれるぁ――っ!! ドラゴングランド!!!」
「あんな至近距離から思い切り必殺技を……!?」
「あれじゃオレの受けたボールの何倍もの衝撃だ!! 危ない!! ロココ――ッ!!」
ロココは怯むことなく両手首をクロスさせると、Xを描くように広げて前に出ると右手にパワーを集中させる。
「うおおおお……!! ゴッドハンドX!!!」
「「何――っ!!!」」
「スゴい……!」
(完璧に……止めた……)
ロココはゴッドハンドXで至近距離のドラゴングランドを見事止めた。サムエルとフェルミンは驚き、瑞貴も円堂も目を見開いた。
「マモル……これがボクのゴッドハンドだ!! 君には負けない!!」
(ゴッドハンドを超えるゴッドハンド……ゴッドハンドX!! 確かにスゴいパワーだった……)
「試合を楽しみにしてる。二人共、きっと戦おうね!」
「ああ!!」
「うん!!」
ライオコット島にて新たなライバルが現れ、円堂も瑞貴もロココも闘争心が出ている。するとロココは瑞貴の前に出た。
「ロココ?」
「君に一目惚れしたってのは本当だから。ミズキのプレーは心に響くくらい素晴らしいし、君自身も魅力的だ」
ロココはキョトンとする瑞貴の右手を取ると……。
チュ。
「みぎゃ!?」
「「なっ!!」」
「今までのPK見てたけど、スゴく輝いてた。ますます好きになったよ!」
なんと瑞貴の手の甲にキスしたのだ。屈託のない笑顔を浮かべたロココに瑞貴の顔は真っ赤になり、円堂と五郎は驚きのあまり固まった。
「――へえ…あれが日本とコトアールのGKと、大会唯一の女子選手か……。世界は広いね」
そんな彼らの様子を、離れた場所の橋から今までの光景を見ていた者たちがいた。
「イタリアもうかうかしてられないな。」
イタリア代表オルフェウスのフィディオ=アルデナ。
「アルゼンチンの鉄壁の守備には誰も敵うまい」
アルゼンチン代表ジ・エンパイアのテレス=トルーエ。
「アメリカも忘れてもらっちゃ困るぜ」
アメリカ代表ユニコーンのマーク=クルーガーと、ディラン=キース。
「伝統と誇りにかけて勝つのはイギリスだ」
イギリス代表ナイツオブクイーンのエドガー=バルチナス。
「フンッ。誰がなんと言おうと優勝は王者・ブラジルさ」
ブラジル代表ザ・キングダムのマック=ロニージョ。
「とにかくこの世界大会、面白くなりそうだ!!」
世界各国の有名な選手たちも楽しみになってきたようだ。
☆☆☆☆☆
開会式の準備もあるため三人はイナズマジャパンの宿舎へ向かうと、円堂が異常に燃えていた。
「うおおおお!! ロココに負けてられるか――っ!!」
「スゴい気合いの入りようだね。よっぽどGK魂に火が点いたんだ」
「いや…それもあるけどよ……」
「?」
円堂は頬に朱を浮かべてチラッと瑞貴に目を向けるが、瑞貴は首を傾げている。
(ロココに……瑞貴を取られたくないんだよ……)
韓国戦で円堂は瑞貴がどれほど特別な存在か気づいた。相棒としても……一人の女性としても。
(円堂センパイ、がんばってくださいね!!)
他のみんなの気持ちも知っているが、五郎も一番尊敬する円堂を心の中で応援するのだった。
☆☆☆☆☆
――開会式が始まり、厳しい予選をくぐり抜けた選手が続々と入場した。
果たして頂点に立つのはどのチームか……サッカー少年の憧れ――FFI本戦、ついに開幕!!
「だって君は九十九人のPKをやったあとだっただろ。疲れてた。条件は同じじゃないと」
「……オレより元気な分、強いシュートを止めようっていうのか……」
「それにミズキにボクがマモルよりカッコいいって思ってほしいしね」
「なあっ!?」
「ええっ!?」
ウィンクして堂々アプローチするロココ。円堂は驚き瑞貴も顔が赤くなった。そんな光景はさらにサムエルの怒りを買うことになる。
「貴様……よっぽど世界を知らないらしいな。いいだろう。痛い目を見て自分がどれほどのものか思い知るがいい」
サムエルは一歩前へ出るが……。
「あ……もっと前でいい」
「何!?」
「「えっ!?」」
「もっと…もっと……もっとだ!!」
なんとほぼ目の前までロココはサムエルを誘導した。ロココは円堂にスゴいライバル心を持っているのがわかる。
「舐めやがって~~! どうやら試合に出られなくなってもいいらしいな。その思い上がった頭、吹き飛ばしてくれるぁ――っ!! ドラゴングランド!!!」
「あんな至近距離から思い切り必殺技を……!?」
「あれじゃオレの受けたボールの何倍もの衝撃だ!! 危ない!! ロココ――ッ!!」
ロココは怯むことなく両手首をクロスさせると、Xを描くように広げて前に出ると右手にパワーを集中させる。
「うおおおお……!! ゴッドハンドX!!!」
「「何――っ!!!」」
「スゴい……!」
(完璧に……止めた……)
ロココはゴッドハンドXで至近距離のドラゴングランドを見事止めた。サムエルとフェルミンは驚き、瑞貴も円堂も目を見開いた。
「マモル……これがボクのゴッドハンドだ!! 君には負けない!!」
(ゴッドハンドを超えるゴッドハンド……ゴッドハンドX!! 確かにスゴいパワーだった……)
「試合を楽しみにしてる。二人共、きっと戦おうね!」
「ああ!!」
「うん!!」
ライオコット島にて新たなライバルが現れ、円堂も瑞貴もロココも闘争心が出ている。するとロココは瑞貴の前に出た。
「ロココ?」
「君に一目惚れしたってのは本当だから。ミズキのプレーは心に響くくらい素晴らしいし、君自身も魅力的だ」
ロココはキョトンとする瑞貴の右手を取ると……。
チュ。
「みぎゃ!?」
「「なっ!!」」
「今までのPK見てたけど、スゴく輝いてた。ますます好きになったよ!」
なんと瑞貴の手の甲にキスしたのだ。屈託のない笑顔を浮かべたロココに瑞貴の顔は真っ赤になり、円堂と五郎は驚きのあまり固まった。
「――へえ…あれが日本とコトアールのGKと、大会唯一の女子選手か……。世界は広いね」
そんな彼らの様子を、離れた場所の橋から今までの光景を見ていた者たちがいた。
「イタリアもうかうかしてられないな。」
イタリア代表オルフェウスのフィディオ=アルデナ。
「アルゼンチンの鉄壁の守備には誰も敵うまい」
アルゼンチン代表ジ・エンパイアのテレス=トルーエ。
「アメリカも忘れてもらっちゃ困るぜ」
アメリカ代表ユニコーンのマーク=クルーガーと、ディラン=キース。
「伝統と誇りにかけて勝つのはイギリスだ」
イギリス代表ナイツオブクイーンのエドガー=バルチナス。
「フンッ。誰がなんと言おうと優勝は王者・ブラジルさ」
ブラジル代表ザ・キングダムのマック=ロニージョ。
「とにかくこの世界大会、面白くなりそうだ!!」
世界各国の有名な選手たちも楽しみになってきたようだ。
☆☆☆☆☆
開会式の準備もあるため三人はイナズマジャパンの宿舎へ向かうと、円堂が異常に燃えていた。
「うおおおお!! ロココに負けてられるか――っ!!」
「スゴい気合いの入りようだね。よっぽどGK魂に火が点いたんだ」
「いや…それもあるけどよ……」
「?」
円堂は頬に朱を浮かべてチラッと瑞貴に目を向けるが、瑞貴は首を傾げている。
(ロココに……瑞貴を取られたくないんだよ……)
韓国戦で円堂は瑞貴がどれほど特別な存在か気づいた。相棒としても……一人の女性としても。
(円堂センパイ、がんばってくださいね!!)
他のみんなの気持ちも知っているが、五郎も一番尊敬する円堂を心の中で応援するのだった。
☆☆☆☆☆
――開会式が始まり、厳しい予選をくぐり抜けた選手が続々と入場した。
果たして頂点に立つのはどのチームか……サッカー少年の憧れ――FFI本戦、ついに開幕!!