FFI世界大会、開幕!!
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スペインと日本の対決ということで、同じゴールで一組ずつ行うことになった。最初は円堂とサムエルから。
「来い!!」
「フンッ! 身の程を教えてやる。我らスペインは『赤い闘牛士(レッドマタドール)』と呼ばれている。荒ぶる牛をも倒すこのシュート……くらえ!! ドラゴングランド!!!」
牛倒しのシュートが襲い掛かる。対して円堂は右手にパワーを溜めている……ゴッドハンドの体勢だ。果たして円堂の必殺技は世界レベルのシュートに通じるのか……!?
「ハハハ! そんな小技でオレのシュートを止められるものか!!!」
「え…円堂センパイ――ッ!!」
ポンッ。
焦って叫ぶ五郎の肩に、瑞貴がポンッと手を置く。その表情は五郎とは反対に穏やかなものだ。
「心配しないで、五郎。アジア予選の激闘が私たちを……守をさらに強くしてくれたっ!!」
「ああ!! ゴッドハンドもパワーアップしてるんだ!!!」
瑞貴の言葉に伴うように、円堂の右手のエネルギーが、今まで以上にみなぎっていく。
「ゴッドハンド改!!!」
「何ぃ――っ!!」
なんと円堂は見事サムエルのドラゴングランドを、進化したゴッドハンドで止めた。
「ま…まさか……オレのシュートが……」
「いくら止めれても、オレたちからゴールを奪わなければ意味ないさ。今度はオレが世界のゴールってのを教えてやる」
ショックを受けるサムエルに、フェルミンが励ましながら瑞貴と顔を見合わせる。今度はこの二人の対決なのだから。
瑞貴とフェルミンの一騎打ち……この対決にも注目を集めている。
「赤い闘牛士(レッドマタドール)のゴールは、アジアごとき――ましてや女ごときに突破できるわけない。世界を甘く見るな!!」
「……どっちが世界を甘く見てるのか証明してやる!!」
瑞貴がボールを上げて追うように飛ぶと、横回転してボールに光を集めていく。シューティングアローの体勢だ。
「てぇい!!」
「ハハハ!! そんなシュートが世界のゴールを狙うとは笑わせてくれる!! スティンガー!!!」
槍のようにボールを突き刺さる必殺技で阻止しようとするが、シューティングアローの勢いが止まらない。
「何っ!?」
「うおおぉ――っ!! 瑞貴のシューティングアローもパワーアップしてるのか!!」
「私の原点の必殺技がアジア予選で進化した。それが……真シューティングアロー!!!」
瑞貴のシューティングアローがフェルミンごとゴールに叩きつけた。女子でありながら凄まじいシュートを撃ったことにこの場にいる誰もが驚きを隠せない。
その中で瑞貴と円堂はハイタッチを交わし、サムエルとフェルミンに向かって不敵に笑う。
「「世界の頂点を目指してんのはヨーロッパや南米だけじゃないんだよ」」
円堂が止めて瑞貴がゴールを決めた。二人は見事百人抜きをクリアしたのだ。
「やった!! さすが円堂センパイに瑞貴さん!! ゴッドハンドとシューティングアローの威力が上がってる!! スペインにも負けてない!!」
「「ぐぐぐっ!!」」
公衆の面前で大口を叩いた上に負けるとは、自業自得とはいえサムエルもフェルミンもプライドが傷ついただろう。
「しかしあのサムエルとフェルミンが負けるなんて……」
「調子が悪かったのか……」
「――いや、何回やっても同じさ。スゴいゴッドハンドとシューティングアローだった」
「「なっ!!」」
観客が不調だと思っていたが、否定の声が上がった。サムエルやフェルミンだけでなく、円堂と瑞貴も見ると別チームのユニフォームを着た一人の少年が四人の間に現れる。
「さすがエンドウ=マモルとイノウエ=ミズキだ」
「えっ?」
「どうして私たちの名前を?」
「キーパーはみんなライバルだからね。特にゴッドハンドを使う君は。そしてミズキは大会唯一の女子選手だろ。それにボクが一目惚れした人だからね」
「「えっ?」」
「な…なんなんだ。お前は」
円堂と瑞貴に向かって笑った少年は、ボールを片手で拾うとサムエルに突きつける。
「ボクはロココ=ウルパ。コトアール共和国のGKだ。ボクもPKをやりたい、蹴ってくれないか。――止めてみせるから!!」
「なんだとー!?」
堂々止めると宣言したロココ=ウルパ。先ほど円堂と勝負に敗北したサムエルは怒りが高まっていた。
「サムエル、あの生意気な奴を絶対に負かしてやれ!」
「ああ! 構えるがいい!! 吹き飛ばしてやる!!」
「あっ!! ちょっと待って!!」
「フンッ! 今更怖じ気づいたか……」
「もっと近くで蹴ってほしいんだ」
「「!!!」」
「何!?」
なんとロココはPKの規定位置ではなく、さらに前に来るように言った。とんでもない言葉に円堂も瑞貴も驚く。
「来い!!」
「フンッ! 身の程を教えてやる。我らスペインは『赤い闘牛士(レッドマタドール)』と呼ばれている。荒ぶる牛をも倒すこのシュート……くらえ!! ドラゴングランド!!!」
牛倒しのシュートが襲い掛かる。対して円堂は右手にパワーを溜めている……ゴッドハンドの体勢だ。果たして円堂の必殺技は世界レベルのシュートに通じるのか……!?
「ハハハ! そんな小技でオレのシュートを止められるものか!!!」
「え…円堂センパイ――ッ!!」
ポンッ。
焦って叫ぶ五郎の肩に、瑞貴がポンッと手を置く。その表情は五郎とは反対に穏やかなものだ。
「心配しないで、五郎。アジア予選の激闘が私たちを……守をさらに強くしてくれたっ!!」
「ああ!! ゴッドハンドもパワーアップしてるんだ!!!」
瑞貴の言葉に伴うように、円堂の右手のエネルギーが、今まで以上にみなぎっていく。
「ゴッドハンド改!!!」
「何ぃ――っ!!」
なんと円堂は見事サムエルのドラゴングランドを、進化したゴッドハンドで止めた。
「ま…まさか……オレのシュートが……」
「いくら止めれても、オレたちからゴールを奪わなければ意味ないさ。今度はオレが世界のゴールってのを教えてやる」
ショックを受けるサムエルに、フェルミンが励ましながら瑞貴と顔を見合わせる。今度はこの二人の対決なのだから。
瑞貴とフェルミンの一騎打ち……この対決にも注目を集めている。
「赤い闘牛士(レッドマタドール)のゴールは、アジアごとき――ましてや女ごときに突破できるわけない。世界を甘く見るな!!」
「……どっちが世界を甘く見てるのか証明してやる!!」
瑞貴がボールを上げて追うように飛ぶと、横回転してボールに光を集めていく。シューティングアローの体勢だ。
「てぇい!!」
「ハハハ!! そんなシュートが世界のゴールを狙うとは笑わせてくれる!! スティンガー!!!」
槍のようにボールを突き刺さる必殺技で阻止しようとするが、シューティングアローの勢いが止まらない。
「何っ!?」
「うおおぉ――っ!! 瑞貴のシューティングアローもパワーアップしてるのか!!」
「私の原点の必殺技がアジア予選で進化した。それが……真シューティングアロー!!!」
瑞貴のシューティングアローがフェルミンごとゴールに叩きつけた。女子でありながら凄まじいシュートを撃ったことにこの場にいる誰もが驚きを隠せない。
その中で瑞貴と円堂はハイタッチを交わし、サムエルとフェルミンに向かって不敵に笑う。
「「世界の頂点を目指してんのはヨーロッパや南米だけじゃないんだよ」」
円堂が止めて瑞貴がゴールを決めた。二人は見事百人抜きをクリアしたのだ。
「やった!! さすが円堂センパイに瑞貴さん!! ゴッドハンドとシューティングアローの威力が上がってる!! スペインにも負けてない!!」
「「ぐぐぐっ!!」」
公衆の面前で大口を叩いた上に負けるとは、自業自得とはいえサムエルもフェルミンもプライドが傷ついただろう。
「しかしあのサムエルとフェルミンが負けるなんて……」
「調子が悪かったのか……」
「――いや、何回やっても同じさ。スゴいゴッドハンドとシューティングアローだった」
「「なっ!!」」
観客が不調だと思っていたが、否定の声が上がった。サムエルやフェルミンだけでなく、円堂と瑞貴も見ると別チームのユニフォームを着た一人の少年が四人の間に現れる。
「さすがエンドウ=マモルとイノウエ=ミズキだ」
「えっ?」
「どうして私たちの名前を?」
「キーパーはみんなライバルだからね。特にゴッドハンドを使う君は。そしてミズキは大会唯一の女子選手だろ。それにボクが一目惚れした人だからね」
「「えっ?」」
「な…なんなんだ。お前は」
円堂と瑞貴に向かって笑った少年は、ボールを片手で拾うとサムエルに突きつける。
「ボクはロココ=ウルパ。コトアール共和国のGKだ。ボクもPKをやりたい、蹴ってくれないか。――止めてみせるから!!」
「なんだとー!?」
堂々止めると宣言したロココ=ウルパ。先ほど円堂と勝負に敗北したサムエルは怒りが高まっていた。
「サムエル、あの生意気な奴を絶対に負かしてやれ!」
「ああ! 構えるがいい!! 吹き飛ばしてやる!!」
「あっ!! ちょっと待って!!」
「フンッ! 今更怖じ気づいたか……」
「もっと近くで蹴ってほしいんだ」
「「!!!」」
「何!?」
なんとロココはPKの規定位置ではなく、さらに前に来るように言った。とんでもない言葉に円堂も瑞貴も驚く。