FFI世界大会、開幕!!
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アジア予選を勝ち抜いたイナズマジャパンは、専用飛行機・イナズマジェットでFFIの舞台であるライオコット島にやって来た。
「南の島だ!!」
「テンション上がるでヤンス――っ!!」
綱海条介はサーフボードを持ち、栗松鉄平は浮き輪とシュノーケリングを装備している。海に囲まれた島なのでハシャいでいるのだ。
そんな二人に井上瑞貴は苦笑しながら呆れ、円堂守は注意する。
「いきなり海で遊ぶ気満々だね」
「おいおい。遊びじゃないぞ!!」
「そういう円堂は何を持ってきたんだ?」
「デカい荷物っスー」
「これか!?」
対して円堂が持つ円形の大荷物を持っていた。綱海や壁山塀吾郎だけじゃなく、他のみんなも気になっている。
円堂が荷物のチャックを開けると……大きなタイヤが出てきた。木暮夕弥や宇都宮虎丸もあまりの迫力に驚いている。綱海も叫び出すくらいだ。
「タイヤ――ッ!!」
「特訓用だ。ちっちゃいことは気にすんな」
「持ってくるな、そんなもん!! デカいわ!!」
これならまだ遊び道具を持ってきた綱海や栗松のほうがマシではないだろうか。
「あいつ、やっぱりバカだろ」
「否定はできないね……」
「ああ……」
不動明王が呟いたツッコミに瑞貴も風丸一郎太も苦笑するだけでフォローはしなかった。
しかし円堂はそんなことも気にせず闘志をみなぎらせてタイヤと腰にロープを繋げる。
「世界の強豪と戦えるんだ!! 開会式まで時間はある!! 特訓だ~~!!」
「やれやれ。到着していきなり特訓とは……」
「私たちは宿舎に向かおうか」
走り出した円堂に追いかける多摩野五郎。いかにも円堂らしい行動に風丸と瑞貴は苦笑し荷物を持ち上げる。……だが、何故か円堂が戻って来た。
「忘れものした!」
「忘れ物? ――って、みぎゃあぁぁあああ!!」
なんと円堂は戻って来たかと思いきや瑞貴の腕を引っ張って連れ去って行った。おかげで荷物は置きっぱなしである。
「……『忘れ物』じゃなくて『忘れ者』か。瑞貴の荷物は俺が持つから宿舎へ行くぞ」
「いいのか? 瑞貴を円堂と一緒にして」
「五郎もいるし、あのサッカーバカが自分の気持ちに気づくのは程遠い。何かすると思うか?」
「……思わないな」
瑞貴の荷物を持つ鬼道有人に豪炎寺修也が尋ねると否定する。逆に鬼道が尋ねれば豪炎寺も否定した
――特訓がてらライオコット島を巡っていると、サッカーする者が多く見えた。
「この島の人はサッカー好きなんだなー」
「ソウダネ」
「あの、瑞貴さん。大丈夫ですか……?」
「もうあきらめたよ……」
「?」
半笑いの瑞貴に五郎は心配するが、瑞貴はすでに悟りを開いたかのような状態になってた。当の連れ去った円堂本人は首を傾げた。
「おっ、FFIの選手だ!!」
「確か日本のGKだぞ」
「大会唯一の女子選手もいるな」
「おい、サッカーバトルやろうぜ!!」
「「え――っ!?」」
「さすがサッカーアイランド。サッカーバトルが盛んみたいですね!!」
いきなり一般人から声をかけられて円堂も、半笑い状態の瑞貴も我に返り、驚いた声を上げる。五郎はライオコット島が『サッカーアイランド』と呼ばれた理由がよくわかった。
「じゃあオレたちともやろうぜ!!」
「オレたちともPKやろう!!」
「「え?」」
「それならオレたちもだ!!」
「PK面白そうだな」
「え!?」
「え!?」
「オレも!」
「オレも!」
「「わ――っ!! どんだけこの島の人はサッカー好きなんだ――っ!!」」
次々来るPKの申し込み。見積もって二百人近くいて内百人近くはGKとして瑞貴に申し込んでいく。サッカーアイランドと呼ばれる島とはいえスゴい数だ。
「南の島だ!!」
「テンション上がるでヤンス――っ!!」
綱海条介はサーフボードを持ち、栗松鉄平は浮き輪とシュノーケリングを装備している。海に囲まれた島なのでハシャいでいるのだ。
そんな二人に井上瑞貴は苦笑しながら呆れ、円堂守は注意する。
「いきなり海で遊ぶ気満々だね」
「おいおい。遊びじゃないぞ!!」
「そういう円堂は何を持ってきたんだ?」
「デカい荷物っスー」
「これか!?」
対して円堂が持つ円形の大荷物を持っていた。綱海や壁山塀吾郎だけじゃなく、他のみんなも気になっている。
円堂が荷物のチャックを開けると……大きなタイヤが出てきた。木暮夕弥や宇都宮虎丸もあまりの迫力に驚いている。綱海も叫び出すくらいだ。
「タイヤ――ッ!!」
「特訓用だ。ちっちゃいことは気にすんな」
「持ってくるな、そんなもん!! デカいわ!!」
これならまだ遊び道具を持ってきた綱海や栗松のほうがマシではないだろうか。
「あいつ、やっぱりバカだろ」
「否定はできないね……」
「ああ……」
不動明王が呟いたツッコミに瑞貴も風丸一郎太も苦笑するだけでフォローはしなかった。
しかし円堂はそんなことも気にせず闘志をみなぎらせてタイヤと腰にロープを繋げる。
「世界の強豪と戦えるんだ!! 開会式まで時間はある!! 特訓だ~~!!」
「やれやれ。到着していきなり特訓とは……」
「私たちは宿舎に向かおうか」
走り出した円堂に追いかける多摩野五郎。いかにも円堂らしい行動に風丸と瑞貴は苦笑し荷物を持ち上げる。……だが、何故か円堂が戻って来た。
「忘れものした!」
「忘れ物? ――って、みぎゃあぁぁあああ!!」
なんと円堂は戻って来たかと思いきや瑞貴の腕を引っ張って連れ去って行った。おかげで荷物は置きっぱなしである。
「……『忘れ物』じゃなくて『忘れ者』か。瑞貴の荷物は俺が持つから宿舎へ行くぞ」
「いいのか? 瑞貴を円堂と一緒にして」
「五郎もいるし、あのサッカーバカが自分の気持ちに気づくのは程遠い。何かすると思うか?」
「……思わないな」
瑞貴の荷物を持つ鬼道有人に豪炎寺修也が尋ねると否定する。逆に鬼道が尋ねれば豪炎寺も否定した
――特訓がてらライオコット島を巡っていると、サッカーする者が多く見えた。
「この島の人はサッカー好きなんだなー」
「ソウダネ」
「あの、瑞貴さん。大丈夫ですか……?」
「もうあきらめたよ……」
「?」
半笑いの瑞貴に五郎は心配するが、瑞貴はすでに悟りを開いたかのような状態になってた。当の連れ去った円堂本人は首を傾げた。
「おっ、FFIの選手だ!!」
「確か日本のGKだぞ」
「大会唯一の女子選手もいるな」
「おい、サッカーバトルやろうぜ!!」
「「え――っ!?」」
「さすがサッカーアイランド。サッカーバトルが盛んみたいですね!!」
いきなり一般人から声をかけられて円堂も、半笑い状態の瑞貴も我に返り、驚いた声を上げる。五郎はライオコット島が『サッカーアイランド』と呼ばれた理由がよくわかった。
「じゃあオレたちともやろうぜ!!」
「オレたちともPKやろう!!」
「「え?」」
「それならオレたちもだ!!」
「PK面白そうだな」
「え!?」
「え!?」
「オレも!」
「オレも!」
「「わ――っ!! どんだけこの島の人はサッカー好きなんだ――っ!!」」
次々来るPKの申し込み。見積もって二百人近くいて内百人近くはGKとして瑞貴に申し込んでいく。サッカーアイランドと呼ばれる島とはいえスゴい数だ。