仲間をつなぐ熱きパス!!
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瑞貴は前半でダメージが大きい少林寺歩と交代し、後半が始まった。
「残念だが、オレたちだけでがんばろう」
「はい!」
「私もがんばる!」
染岡竜吾の掛け声で五郎と瑞貴が元気よく返事をする。
「クズ共が、たった一度のマグレで調子に乗るなよ。さらなる恐怖を見せてやる……!」
鬼道の言葉に寒気が走った。その間に佐久間次郎が五郎からボールを奪う。そしてそのボールは鬼道にパスされる。
「デスゾーン開始だ!!」
空気が変わり、一気に鬼道と佐久間と寺門大貴が上がった。ゴール前で三角形の陣を作り、その中心にあるボールにパワーが溜まる。
「「「デスゾーン!!!」」」
恐ろしいパワーを秘めたボールを円堂が止めようとするも、そのまま円堂ごとゴールに突き刺さった。帝国学園、これで21点目。
「なんてシュート……」
「悪魔だ……!!」
半田真一も壁山塀吾郎も、デスゾーンに顔を青ざめる。
「殺される! ヒイィ~ッ」
帝国学園の恐ろしさに目金欠流は逃亡する。少林寺はまだ動けないので10対11で試合を続けることになった。
「あとは任せたぞ、佐久間」
「ハッ」
鬼道から指示された佐久間が雷門中サッカー部を睨む。
それからは帝国学園サッカー部の恐怖で、雷門中サッカー部の勢いはなくなり、シュートどころかボール支配率はほとんど0。だが――。
「私を忘れてもらっちゃ困るな!」
「「「「「なっ!?」」」」」
瑞貴が帝国からボールを奪った。あまり速さに両チームが絶句していると、瑞貴は早くもDFラインに入った。
「ここは通すか!!」
大野伝助が瑞貴の前に立ちはだかる。しかし瑞貴はヒールリフトで交わし、染岡にパスを送る。
「DF止めろ!!」
佐久間が即座に他の選手に指示を出す。すぐに染岡の行く手はボールをキープするのがやっとだ。
「竜吾! ボールを高く上げて!!」
「っ! オウッ!!」
染岡は瑞貴の指示通りボールを高く蹴る。
誰もがミスだと思ったが、そこに瑞貴が飛び上がってボールを取った。もはや完全にフリーだ。
「マズい! シュートを撃たせるな!!」
「もう遅い!!」
瑞貴が体を横に回転すると同時に、ボールの回りにも光が集まる。
「シューティングアロー!!!」
流星の矢がゴールに向かう。帝国学園・GKの源田幸次郎は油断していたため反応が遅れ、ボールは見事ゴールに突き刺さった。
「「「「「「やった――っ!!!」」」」」
雷門中サッカー部から歓声が上がる。ついに帝国学園から点を取ったのだ。
「瑞貴ぃぃ!!」
「へっ? ま、守!?」
「「「「「あ――っ!!!」」」」」」
いつの間にか復活した円堂が、瑞貴に思いっきり抱きついたのだ。これにはさすがに雷門中サッカー部も驚く。しかし当本人である瑞貴が一番焦っていた。
「スゲーよ瑞貴!! お前、帝国から点を取ったんだぜ!!」
「円堂! まだ試合は終わってないぞ!」
風丸一郎太が円堂を引っ剥がしたおかげで、やっと二人は離れた。円堂は「悪い悪い」と笑っているが、瑞貴は顔が真っ赤になっていた。
「瑞貴! 今度はオレたちの仲間にパスするぞ!!」
瑞貴が振り向くと、円堂は親指を立てて笑っていた。その意図に気づいた瑞貴は親指を立て返して笑う。
「オッケー!」
そしてお互いポジションに着き、試合再開。
「チッ。タフな野郎だ」
佐久間が円堂に毒を吐くと――。
「むんがぁああっ!!」
「え――っ!?」
あろうことか円堂は佐久間に飛びかかり、まるで野獣のようにボールを奪おうとする。
「気持ち悪い奴め!」
耐えきれなくなった佐久間は寺門にパスする。
「ハハハッ、おかげでゴールがガラ空きだ!!」
「うおおぉぉおおお!!」
円堂は勢いよく走り、あっという間にゴールに戻った。
「ゲッ!!! 戻ってるぅ――っ!?」
「さぁ…来い……。ボールをよこせ~~……!!」
「ぬ……」
凄まじい円堂の執念に、帝国学園サッカー部も少なからず怯む。
「円堂センパイ、こんな状況でもあきらめないなんて……」
「守も私もあきらめてなんかない! みんなもビビらず行くよ!!」
「そうだ!! ボールを奪え――っ!!」
「「「「「オオッ!!!」」」」」
「残念だが、オレたちだけでがんばろう」
「はい!」
「私もがんばる!」
染岡竜吾の掛け声で五郎と瑞貴が元気よく返事をする。
「クズ共が、たった一度のマグレで調子に乗るなよ。さらなる恐怖を見せてやる……!」
鬼道の言葉に寒気が走った。その間に佐久間次郎が五郎からボールを奪う。そしてそのボールは鬼道にパスされる。
「デスゾーン開始だ!!」
空気が変わり、一気に鬼道と佐久間と寺門大貴が上がった。ゴール前で三角形の陣を作り、その中心にあるボールにパワーが溜まる。
「「「デスゾーン!!!」」」
恐ろしいパワーを秘めたボールを円堂が止めようとするも、そのまま円堂ごとゴールに突き刺さった。帝国学園、これで21点目。
「なんてシュート……」
「悪魔だ……!!」
半田真一も壁山塀吾郎も、デスゾーンに顔を青ざめる。
「殺される! ヒイィ~ッ」
帝国学園の恐ろしさに目金欠流は逃亡する。少林寺はまだ動けないので10対11で試合を続けることになった。
「あとは任せたぞ、佐久間」
「ハッ」
鬼道から指示された佐久間が雷門中サッカー部を睨む。
それからは帝国学園サッカー部の恐怖で、雷門中サッカー部の勢いはなくなり、シュートどころかボール支配率はほとんど0。だが――。
「私を忘れてもらっちゃ困るな!」
「「「「「なっ!?」」」」」
瑞貴が帝国からボールを奪った。あまり速さに両チームが絶句していると、瑞貴は早くもDFラインに入った。
「ここは通すか!!」
大野伝助が瑞貴の前に立ちはだかる。しかし瑞貴はヒールリフトで交わし、染岡にパスを送る。
「DF止めろ!!」
佐久間が即座に他の選手に指示を出す。すぐに染岡の行く手はボールをキープするのがやっとだ。
「竜吾! ボールを高く上げて!!」
「っ! オウッ!!」
染岡は瑞貴の指示通りボールを高く蹴る。
誰もがミスだと思ったが、そこに瑞貴が飛び上がってボールを取った。もはや完全にフリーだ。
「マズい! シュートを撃たせるな!!」
「もう遅い!!」
瑞貴が体を横に回転すると同時に、ボールの回りにも光が集まる。
「シューティングアロー!!!」
流星の矢がゴールに向かう。帝国学園・GKの源田幸次郎は油断していたため反応が遅れ、ボールは見事ゴールに突き刺さった。
「「「「「「やった――っ!!!」」」」」
雷門中サッカー部から歓声が上がる。ついに帝国学園から点を取ったのだ。
「瑞貴ぃぃ!!」
「へっ? ま、守!?」
「「「「「あ――っ!!!」」」」」」
いつの間にか復活した円堂が、瑞貴に思いっきり抱きついたのだ。これにはさすがに雷門中サッカー部も驚く。しかし当本人である瑞貴が一番焦っていた。
「スゲーよ瑞貴!! お前、帝国から点を取ったんだぜ!!」
「円堂! まだ試合は終わってないぞ!」
風丸一郎太が円堂を引っ剥がしたおかげで、やっと二人は離れた。円堂は「悪い悪い」と笑っているが、瑞貴は顔が真っ赤になっていた。
「瑞貴! 今度はオレたちの仲間にパスするぞ!!」
瑞貴が振り向くと、円堂は親指を立てて笑っていた。その意図に気づいた瑞貴は親指を立て返して笑う。
「オッケー!」
そしてお互いポジションに着き、試合再開。
「チッ。タフな野郎だ」
佐久間が円堂に毒を吐くと――。
「むんがぁああっ!!」
「え――っ!?」
あろうことか円堂は佐久間に飛びかかり、まるで野獣のようにボールを奪おうとする。
「気持ち悪い奴め!」
耐えきれなくなった佐久間は寺門にパスする。
「ハハハッ、おかげでゴールがガラ空きだ!!」
「うおおぉぉおおお!!」
円堂は勢いよく走り、あっという間にゴールに戻った。
「ゲッ!!! 戻ってるぅ――っ!?」
「さぁ…来い……。ボールをよこせ~~……!!」
「ぬ……」
凄まじい円堂の執念に、帝国学園サッカー部も少なからず怯む。
「円堂センパイ、こんな状況でもあきらめないなんて……」
「守も私もあきらめてなんかない! みんなもビビらず行くよ!!」
「そうだ!! ボールを奪え――っ!!」
「「「「「オオッ!!!」」」」」