虎丸の秘められた力!!
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――そのあと虎丸や豪炎寺と別れ、瑞貴と円堂と五郎は鉄塔広場に来ていた。
「虎丸の前のチームメイトのことを考えたら、まだ私は幸運だったのかな」
「瑞貴さんは雷門中に転校する前もサッカー部に入っていたんですよね」
「うん。女子の私が選手として入りたいって言っても歓迎してくれた。ときどき男女の差に悔しい思いもしたけど、たくさん努力して結果を出したら、みんな喜んでくれたんだ」
「いい奴らだったんだな! でも、そんな良いチームメイトから離れて雷門中に来て寂しくないか?」
「寂しくない、って言ったら嘘になるよ。だけど今も楽しいんだ。稲妻町に来て雷門中サッカー部と出会い、守と相棒になれて、イナズマジャパンに入って……毎日がスゴく楽しいの!!」
「「!!」」
フンワリと優しい笑顔を浮かべた瑞貴に円堂も五郎も思わず顔が赤くなる。その表情に瑞貴は首を傾げた。
「どうしたの二人共? なんか顔赤いけど……」
「なななななんでもない!!」
「そそそそそうですよ!!」
「?」
慌てふためいて否定する二人に、瑞貴はますます疑問に思うのだった。
「だけどオーストラリアを見て思ったんだけど、私もまだまだ実力が足りないな……」
「えっ。瑞貴さんは充分強いですよ? スプリングキャノンというスゴい必殺技を身につけたじゃないですか」
「確かに全国回って力はだいぶついたと思うよ。でも世界相手にはまだ足りないんだ……。何か今までと違う新しい必殺技を作りたいんだ」
拳をギュッと握って決意溢れる瞳を宿す瑞貴。その気持ちは円堂にも五郎にも伝わっていった。
「だったらさ、特訓しようぜ! オレも付き合う!」
「守、ありがとう! よし、さっそく!」
「オウッ!!」
「いきなりですか~~っ!?」
☆☆☆☆☆
FFIアジア予選二回戦当日。日本代表イナズマジャパンとカタール代表デザートライオンの対戦だ。
スターティングメンバー
GK・円堂
DF・風丸、綱海、木暮、壁山
MF・鬼道、緑川、土方
FW・瑞貴、豪炎寺、虎丸
「よーし! がんばろうぜ、みんな!!!」
「この試合も絶対に勝つよ!!!」
「いくぞ、虎丸!!」
「は…はい!!」
円堂と瑞貴がみんなに呼びかけ、豪炎寺も虎丸に声をかける。
イナズマジャパンボールからキックオフ。虎丸が渡したボールを豪炎寺が鬼道有人にバックパスし、速攻で上がっていく。鬼道から緑川リュウジにパスし、そしてゴール前にいる瑞貴へボールが渡った。
「スプリングキャノン!!!」
「フン……。しょせん女のシュートはこんなもんか」
「ムッ」
「ストームライダー!!」
ナセル=ムスタファが体を回転させてジャンプし、その効果で砂嵐の壁を作る。そしてボールはナセルが抑えた。
「虎丸の前のチームメイトのことを考えたら、まだ私は幸運だったのかな」
「瑞貴さんは雷門中に転校する前もサッカー部に入っていたんですよね」
「うん。女子の私が選手として入りたいって言っても歓迎してくれた。ときどき男女の差に悔しい思いもしたけど、たくさん努力して結果を出したら、みんな喜んでくれたんだ」
「いい奴らだったんだな! でも、そんな良いチームメイトから離れて雷門中に来て寂しくないか?」
「寂しくない、って言ったら嘘になるよ。だけど今も楽しいんだ。稲妻町に来て雷門中サッカー部と出会い、守と相棒になれて、イナズマジャパンに入って……毎日がスゴく楽しいの!!」
「「!!」」
フンワリと優しい笑顔を浮かべた瑞貴に円堂も五郎も思わず顔が赤くなる。その表情に瑞貴は首を傾げた。
「どうしたの二人共? なんか顔赤いけど……」
「なななななんでもない!!」
「そそそそそうですよ!!」
「?」
慌てふためいて否定する二人に、瑞貴はますます疑問に思うのだった。
「だけどオーストラリアを見て思ったんだけど、私もまだまだ実力が足りないな……」
「えっ。瑞貴さんは充分強いですよ? スプリングキャノンというスゴい必殺技を身につけたじゃないですか」
「確かに全国回って力はだいぶついたと思うよ。でも世界相手にはまだ足りないんだ……。何か今までと違う新しい必殺技を作りたいんだ」
拳をギュッと握って決意溢れる瞳を宿す瑞貴。その気持ちは円堂にも五郎にも伝わっていった。
「だったらさ、特訓しようぜ! オレも付き合う!」
「守、ありがとう! よし、さっそく!」
「オウッ!!」
「いきなりですか~~っ!?」
☆☆☆☆☆
FFIアジア予選二回戦当日。日本代表イナズマジャパンとカタール代表デザートライオンの対戦だ。
スターティングメンバー
GK・円堂
DF・風丸、綱海、木暮、壁山
MF・鬼道、緑川、土方
FW・瑞貴、豪炎寺、虎丸
「よーし! がんばろうぜ、みんな!!!」
「この試合も絶対に勝つよ!!!」
「いくぞ、虎丸!!」
「は…はい!!」
円堂と瑞貴がみんなに呼びかけ、豪炎寺も虎丸に声をかける。
イナズマジャパンボールからキックオフ。虎丸が渡したボールを豪炎寺が鬼道有人にバックパスし、速攻で上がっていく。鬼道から緑川リュウジにパスし、そしてゴール前にいる瑞貴へボールが渡った。
「スプリングキャノン!!!」
「フン……。しょせん女のシュートはこんなもんか」
「ムッ」
「ストームライダー!!」
ナセル=ムスタファが体を回転させてジャンプし、その効果で砂嵐の壁を作る。そしてボールはナセルが抑えた。