虎丸の秘められた力!!
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「何をするんです!?」
「「「おー!」」」
「いいトラップだ! そのままシュートに持ち込めそうだな」
虎丸の動きに瑞貴と円堂と五郎は感嘆の声を上げ、豪炎寺も褒める。だけど円堂はふと疑問に思った。
「お前、そんな才能あるのにどうして……」
「…………」
「虎丸くん……君は以前いたチームでは、シュートをバンバン決めていたんだよね」
「えっ!? 五郎……?」
何も言わない虎丸の代わりに、五郎が虎丸の過去を話す。
……虎丸は前のチームで試合の度にただあまりに一人でゴールを決めてしまうものだから、チーム内でうとまれていた。
『やったよ、みんな! またハットトリック達成だ――っ!!』
チームメイトとハイタッチしようとしたが、虎丸の手は乱暴に払われてしまう。
『み…みんな……?』
『なんだよ。シュートがスゴいからって一人でサッカーしやがって』
『つまんねーの』
『目立ちたがりめ』
『お前のシュート、ムカつくんだよ』
『!!』
チームメイトからの言葉で虎丸の心が崩れてしまった。
「……それ以来、虎丸くんはみんなにパスを回すようになったとか」
「ギィ~~ッ! なんてチームメイトだ!!!」
「それってただの妬みじゃん!!!」
五郎から聞いた虎丸の過去のチームメイトに、円堂は歯を食いしばり瑞貴もコメカミに青筋を浮かばせる。
「ごめんね。いろいろ調べちゃって……」
「いえ……」
謝罪する五郎に虎丸は気にしていないように言うが、辛いことを思い出したせいか表情が暗い。虎丸はシュートを撃たないんじゃない。過去の心の傷のせいでシュートを撃てないのだ。
すると豪炎寺が虎丸に声をかける。
「虎丸、このチームはお前を一人にさせるようなチームじゃない。むしろ世界と戦っていくにはお前の力が必要なんだ。――シュートを撃て!! 虎丸!! お前はもう撃っていいんだ!!」
「豪炎寺さん……」
「そうだよ! むしろ私は虎丸がどんなシュートを撃つか楽しみで仕方ないんだ!!」
「瑞貴さん……」
瑞貴の言葉も含めて、虎丸の表情が少し柔らかくなった。
「「「おー!」」」
「いいトラップだ! そのままシュートに持ち込めそうだな」
虎丸の動きに瑞貴と円堂と五郎は感嘆の声を上げ、豪炎寺も褒める。だけど円堂はふと疑問に思った。
「お前、そんな才能あるのにどうして……」
「…………」
「虎丸くん……君は以前いたチームでは、シュートをバンバン決めていたんだよね」
「えっ!? 五郎……?」
何も言わない虎丸の代わりに、五郎が虎丸の過去を話す。
……虎丸は前のチームで試合の度にただあまりに一人でゴールを決めてしまうものだから、チーム内でうとまれていた。
『やったよ、みんな! またハットトリック達成だ――っ!!』
チームメイトとハイタッチしようとしたが、虎丸の手は乱暴に払われてしまう。
『み…みんな……?』
『なんだよ。シュートがスゴいからって一人でサッカーしやがって』
『つまんねーの』
『目立ちたがりめ』
『お前のシュート、ムカつくんだよ』
『!!』
チームメイトからの言葉で虎丸の心が崩れてしまった。
「……それ以来、虎丸くんはみんなにパスを回すようになったとか」
「ギィ~~ッ! なんてチームメイトだ!!!」
「それってただの妬みじゃん!!!」
五郎から聞いた虎丸の過去のチームメイトに、円堂は歯を食いしばり瑞貴もコメカミに青筋を浮かばせる。
「ごめんね。いろいろ調べちゃって……」
「いえ……」
謝罪する五郎に虎丸は気にしていないように言うが、辛いことを思い出したせいか表情が暗い。虎丸はシュートを撃たないんじゃない。過去の心の傷のせいでシュートを撃てないのだ。
すると豪炎寺が虎丸に声をかける。
「虎丸、このチームはお前を一人にさせるようなチームじゃない。むしろ世界と戦っていくにはお前の力が必要なんだ。――シュートを撃て!! 虎丸!! お前はもう撃っていいんだ!!」
「豪炎寺さん……」
「そうだよ! むしろ私は虎丸がどんなシュートを撃つか楽しみで仕方ないんだ!!」
「瑞貴さん……」
瑞貴の言葉も含めて、虎丸の表情が少し柔らかくなった。