イナズマジャパン、出陣!!
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綱海と壁山から険悪な空気が流れ始めるのを気づいた風丸は慌てて声をかける。――が、綱海はペカッと笑い始めた。思わず風丸も「あら?」と拍子抜けする。
「まあまあ。そう神経質になるなよ、壁山!! もっと気楽にいこうぜ! アッハッハッハ!」
「ギィ~~ッ!」
笑いながらポジションに戻る綱海に壁山はつかみかかりたい勢いだったが、そこは風丸が制した。
「大丈夫かな、このチーム……」
いろいろ問題があるイナズマジャパンに、原作を知っていても瑞貴は不安だった。こんなんで世界と戦えるのだろうか。
☆☆☆☆☆
そしてついにフットボールフロンティアインターナショナル・略してFFIが始まった。このアジア予選には八カ国が参加し、その内の優勝チームが世界大会に出場できる。
まずは日本代表イナズマジャパン対オーストラリア代表ビッグウェイブス。
「うわぁーデカいなぁー……」
「さすがに体格が違うね……」
歳はあまり変わらないはずなのにビッグウェイブスの体格が大きいので、吹雪も瑞貴も少し驚いた。
「「「「「日本!! 日本!! 日本!! 日本!! 日本!!」」」」」
しかし日本の応援もスゴい。観客席から沸き起こるコールがイナズマジャパンに伝わる。
「みんな期待してくれてるんだなあ」
「身が引き締まる思いっス!!!」
「「よーし! いくぞみんな!!」」
「「「「「オウッ!!!」」」」」
円堂と瑞貴を筆頭にイナズマジャパンは気合いを入れる。
スターティングメンバー
GK・円堂
DF・綱海、壁山、栗松、風丸、木暮
MF・鬼道、土方
FW・瑞貴、吹雪、豪炎寺
運命のホイッスルも鳴り、さらに歓声が沸き起こる。両者はまず様子見し、鬼道から豪炎寺にパスが通った。
「おおおっ!! 爆熱ストーム!!」
豪炎寺の新必殺技・爆熱ストームが一気にゴールに襲い掛かる。しかしビッグウェイブスのGK・ジーン=ベイカーはフッと余裕で笑っていた。
「嵐(ストーム)? その程度の回転では海を裂くことはできないよ……」
「何?」
「グレートバリアリーフ!!」
ジーンの腕から放たれた海の壁がシュートを飲み込み、ボールは勢いを無くしてなんなくキャッチした。
「クッ、やるな」
「長い腕から生み出される円運動でシュートの威力を吸収するなんて……」
「回転…か……」
瑞貴の見解の言葉に豪炎寺は突破するための課題を見つける。
再びイナズマジャパンのボール。鬼道を基点にゲームを組み立てる。強力なFWを持つ三人の誰にパスを出すのだろうか。
「フフフ……君たちの攻撃はもう終わりだ」
「何!?」
ニース=ドルフィンの言葉に鬼道は驚くと、ニースを含めたビッグウェイブスの四人に囲まれてパスコースを塞がれる。瑞貴にも豪炎寺にも吹雪にもパスが出せないまま、ボールを奪われた。
「守りを固めれば、負けやしない!!!」
風丸が守りに入るも、ボールを受け取ったジョー=ジョーンズに当たりの強いタックルをかまされて吹き飛ぶ。
「フンッ! 華奢な奴らだ!!!」
「こぉい!」
「メガロドン!!」
鮫の鋭い牙のようなシュートが今度は円堂に襲い掛かる。
「なんのこれくらい!!! 正義の鉄拳!!!」
円堂は正義の鉄拳で対抗するも、ボールはうしろに逸れるだけだった。完全に止めることができなかったのだ。
(想像以上の重さだった……)
「フッフッフッ。どうだ日本の諸君……!? 恵まれた体躯を生かしたパワー溢れる戦術と必殺技……。これが我々オーストラリア『ビッグウェイブス』だ!!!」
(ビッグウェイブス……)
(これが世界のパワー……)
円堂と瑞貴に緊張感が走る。それは他のイナズマジャパンもそうだろう。……一人除いて。
「ワクワクすんなー! ハッハッハッ」
「「あら」」
変わらず笑う綱海に今度は円堂と 瑞貴が拍子抜けした。
「綱海さん! 緊張感を~~っ!!!」
「ああ。ワリーワリー」
「まあまあ。そう神経質になるなよ、壁山!! もっと気楽にいこうぜ! アッハッハッハ!」
「ギィ~~ッ!」
笑いながらポジションに戻る綱海に壁山はつかみかかりたい勢いだったが、そこは風丸が制した。
「大丈夫かな、このチーム……」
いろいろ問題があるイナズマジャパンに、原作を知っていても瑞貴は不安だった。こんなんで世界と戦えるのだろうか。
☆☆☆☆☆
そしてついにフットボールフロンティアインターナショナル・略してFFIが始まった。このアジア予選には八カ国が参加し、その内の優勝チームが世界大会に出場できる。
まずは日本代表イナズマジャパン対オーストラリア代表ビッグウェイブス。
「うわぁーデカいなぁー……」
「さすがに体格が違うね……」
歳はあまり変わらないはずなのにビッグウェイブスの体格が大きいので、吹雪も瑞貴も少し驚いた。
「「「「「日本!! 日本!! 日本!! 日本!! 日本!!」」」」」
しかし日本の応援もスゴい。観客席から沸き起こるコールがイナズマジャパンに伝わる。
「みんな期待してくれてるんだなあ」
「身が引き締まる思いっス!!!」
「「よーし! いくぞみんな!!」」
「「「「「オウッ!!!」」」」」
円堂と瑞貴を筆頭にイナズマジャパンは気合いを入れる。
スターティングメンバー
GK・円堂
DF・綱海、壁山、栗松、風丸、木暮
MF・鬼道、土方
FW・瑞貴、吹雪、豪炎寺
運命のホイッスルも鳴り、さらに歓声が沸き起こる。両者はまず様子見し、鬼道から豪炎寺にパスが通った。
「おおおっ!! 爆熱ストーム!!」
豪炎寺の新必殺技・爆熱ストームが一気にゴールに襲い掛かる。しかしビッグウェイブスのGK・ジーン=ベイカーはフッと余裕で笑っていた。
「嵐(ストーム)? その程度の回転では海を裂くことはできないよ……」
「何?」
「グレートバリアリーフ!!」
ジーンの腕から放たれた海の壁がシュートを飲み込み、ボールは勢いを無くしてなんなくキャッチした。
「クッ、やるな」
「長い腕から生み出される円運動でシュートの威力を吸収するなんて……」
「回転…か……」
瑞貴の見解の言葉に豪炎寺は突破するための課題を見つける。
再びイナズマジャパンのボール。鬼道を基点にゲームを組み立てる。強力なFWを持つ三人の誰にパスを出すのだろうか。
「フフフ……君たちの攻撃はもう終わりだ」
「何!?」
ニース=ドルフィンの言葉に鬼道は驚くと、ニースを含めたビッグウェイブスの四人に囲まれてパスコースを塞がれる。瑞貴にも豪炎寺にも吹雪にもパスが出せないまま、ボールを奪われた。
「守りを固めれば、負けやしない!!!」
風丸が守りに入るも、ボールを受け取ったジョー=ジョーンズに当たりの強いタックルをかまされて吹き飛ぶ。
「フンッ! 華奢な奴らだ!!!」
「こぉい!」
「メガロドン!!」
鮫の鋭い牙のようなシュートが今度は円堂に襲い掛かる。
「なんのこれくらい!!! 正義の鉄拳!!!」
円堂は正義の鉄拳で対抗するも、ボールはうしろに逸れるだけだった。完全に止めることができなかったのだ。
(想像以上の重さだった……)
「フッフッフッ。どうだ日本の諸君……!? 恵まれた体躯を生かしたパワー溢れる戦術と必殺技……。これが我々オーストラリア『ビッグウェイブス』だ!!!」
(ビッグウェイブス……)
(これが世界のパワー……)
円堂と瑞貴に緊張感が走る。それは他のイナズマジャパンもそうだろう。……一人除いて。
「ワクワクすんなー! ハッハッハッ」
「「あら」」
変わらず笑う綱海に今度は円堂と 瑞貴が拍子抜けした。
「綱海さん! 緊張感を~~っ!!!」
「ああ。ワリーワリー」