イナズマジャパン、出陣!!
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FFIに向けて気合いが入るイナズマジャパンは、合宿所となった雷門中のグラウンドで練習したりミーティングをしている。
「邪魔だ! どけどけ――っ!!!」
「うぐっ!」
コーンを交差しながらドリブルしていた壁山塀吾郎と栗松鉄平が、うしろから来た不動明王に無理矢理突破されてしまった。
「乱暴はやめるっス!!!」
「フンッ! ちんたらやってんじゃねーよ。ここはもう雷門中の仲良しクラブじゃないんだぜ」
「そんなことわかってるでヤンスー!!!」
「へっ」
相変わらず雷門中サッカー部のメンバーに絡む不動。ある場所をふと見た井上瑞貴は、イタズラ心が湧いてニヤッと笑う。
「塀吾郎ー! 鉄平ー! ちょっとこっちに来て」
「瑞貴さん! 今はこいつの態度に言いたいことがあるっス!」
「いいからいいから。早く」
手招きする瑞貴に壁山と栗松は不思議そうに顔を見合わせ、とりあえず言われた通りに駆け寄る。
「なんでヤンスか?」
「明王の天罰に巻き込まれないためにね」
「「?」」
「――邪魔だー! どけどけどいてくれ――っ!!!」
「っ!!! 牛ぃぃ~~っ!?」
次に聞こえた声に全員振り向くと、そこには猛突進する牛とロープで繋がれてるので引っ張らた状態の円堂。牛の突進先にいる不動は「何故牛~!?」と叫びながら慌てて逃げ出す。
「ねっ。あの場にいなくてよかったでしょ?」
「そ、そうっスね……」
「瑞貴さんが呼んでくれなかったら巻き込まれてたでヤンス……」
「また牛と力比べの特訓してたのか、円堂……」
風丸一郎太たち雷門中サッカー部のメンバーは見慣れた光景だが、初めて見る緑川リュウジたちは驚く。
「なんなんだ、あいつは……」
「あいつはああいうムチャな特訓をよくするんだよ」
「よ…よ~し、ボクも! 円堂さんがやるならボクだって」
「やめて、勇気」
「お前はやらんでいい」
同じ特訓をしようとする立向居勇気を、瑞貴と土方雷電がそれぞれ肩に手を置き顔を振って止める。
そんな中、牛は止まらず不動に続いて人を巻き込もうとしている。その先にいたのは綱海条介だ。
「あっ! 綱海よけろ!」
「危なーい!!」
「おお!?」
緑川と風丸が慌てて呼びかけ、綱海も突然来た牛に驚くが……。
「「!!!」」
「「おおお――っ!!!」」
なんと綱海は勢いよくジャンプすると、バック転して牛の背中に見事着地して乗った。その身のこなしに鬼道有人も豪炎寺修也も驚き、風丸と緑川は感嘆の声を上げる。
「スゴいな、まるで波乗りだ」
「へへっ」
「彼は沖縄出身でサーフィンが得意だそうだ……」
「なるほど。あの身のこなしはサーフィンか……」
「へへん! オレに乗れない波はねえ!!!」
基山ヒロトと吹雪士郎は綱海の高い身体能力の要因がサーフィンであることを知る。
ちなみに不動は途中で方向を変えて逃げたので、なんとか牛の猛突進から逃れた。
「明王、お疲れ様~」
「瑞貴! お前明らかにオレが牛に追いかけられるのを見越しただろ!!!」
「なんのことやら」
「テメェ~~!!!」
今度は不動が追いかける番だが、瑞貴は飄々とした顔で逃げた。
そんな中、壁山がノリの軽い綱海をあまり信用してない目で見てることなど、誰も気づかなかった。
――それからようやく円堂が復活し、全員での練習を始める。
「よーし! 実践形式でチームワークの強化だ!! 連携の確認いくぞー!!」
「「「「「オウッ!!!」」」」」
「よーし! 世界に向けてしっかりがんばるっス!!」
壁山もドキドキしながらドリブルする緑川の前に綱海と立ち塞がる。すると綱海が緑川からボールを奪った。
「よーし! ここで前線にパスっス!!! ――あれ?」
しかし綱海はパスせず上がって行った。それに壁山は慌てて止めに入る。
「違うっス! オーバーラップしたら連携が崩れるっス!!」
「あーそうだった。ワリーワリー」
「オレたちはみんなの代表なんス……。日本代表を軽く見ないでほしいっス!!!」
「あーん」
「おいおい」
壁山の脳裏に浮かぶのは代表入りを逃し涙を流しながら託した多磨野五郎の姿。雷門中サッカー部からの仲間なのだから尚更だろう。
「邪魔だ! どけどけ――っ!!!」
「うぐっ!」
コーンを交差しながらドリブルしていた壁山塀吾郎と栗松鉄平が、うしろから来た不動明王に無理矢理突破されてしまった。
「乱暴はやめるっス!!!」
「フンッ! ちんたらやってんじゃねーよ。ここはもう雷門中の仲良しクラブじゃないんだぜ」
「そんなことわかってるでヤンスー!!!」
「へっ」
相変わらず雷門中サッカー部のメンバーに絡む不動。ある場所をふと見た井上瑞貴は、イタズラ心が湧いてニヤッと笑う。
「塀吾郎ー! 鉄平ー! ちょっとこっちに来て」
「瑞貴さん! 今はこいつの態度に言いたいことがあるっス!」
「いいからいいから。早く」
手招きする瑞貴に壁山と栗松は不思議そうに顔を見合わせ、とりあえず言われた通りに駆け寄る。
「なんでヤンスか?」
「明王の天罰に巻き込まれないためにね」
「「?」」
「――邪魔だー! どけどけどいてくれ――っ!!!」
「っ!!! 牛ぃぃ~~っ!?」
次に聞こえた声に全員振り向くと、そこには猛突進する牛とロープで繋がれてるので引っ張らた状態の円堂。牛の突進先にいる不動は「何故牛~!?」と叫びながら慌てて逃げ出す。
「ねっ。あの場にいなくてよかったでしょ?」
「そ、そうっスね……」
「瑞貴さんが呼んでくれなかったら巻き込まれてたでヤンス……」
「また牛と力比べの特訓してたのか、円堂……」
風丸一郎太たち雷門中サッカー部のメンバーは見慣れた光景だが、初めて見る緑川リュウジたちは驚く。
「なんなんだ、あいつは……」
「あいつはああいうムチャな特訓をよくするんだよ」
「よ…よ~し、ボクも! 円堂さんがやるならボクだって」
「やめて、勇気」
「お前はやらんでいい」
同じ特訓をしようとする立向居勇気を、瑞貴と土方雷電がそれぞれ肩に手を置き顔を振って止める。
そんな中、牛は止まらず不動に続いて人を巻き込もうとしている。その先にいたのは綱海条介だ。
「あっ! 綱海よけろ!」
「危なーい!!」
「おお!?」
緑川と風丸が慌てて呼びかけ、綱海も突然来た牛に驚くが……。
「「!!!」」
「「おおお――っ!!!」」
なんと綱海は勢いよくジャンプすると、バック転して牛の背中に見事着地して乗った。その身のこなしに鬼道有人も豪炎寺修也も驚き、風丸と緑川は感嘆の声を上げる。
「スゴいな、まるで波乗りだ」
「へへっ」
「彼は沖縄出身でサーフィンが得意だそうだ……」
「なるほど。あの身のこなしはサーフィンか……」
「へへん! オレに乗れない波はねえ!!!」
基山ヒロトと吹雪士郎は綱海の高い身体能力の要因がサーフィンであることを知る。
ちなみに不動は途中で方向を変えて逃げたので、なんとか牛の猛突進から逃れた。
「明王、お疲れ様~」
「瑞貴! お前明らかにオレが牛に追いかけられるのを見越しただろ!!!」
「なんのことやら」
「テメェ~~!!!」
今度は不動が追いかける番だが、瑞貴は飄々とした顔で逃げた。
そんな中、壁山がノリの軽い綱海をあまり信用してない目で見てることなど、誰も気づかなかった。
――それからようやく円堂が復活し、全員での練習を始める。
「よーし! 実践形式でチームワークの強化だ!! 連携の確認いくぞー!!」
「「「「「オウッ!!!」」」」」
「よーし! 世界に向けてしっかりがんばるっス!!」
壁山もドキドキしながらドリブルする緑川の前に綱海と立ち塞がる。すると綱海が緑川からボールを奪った。
「よーし! ここで前線にパスっス!!! ――あれ?」
しかし綱海はパスせず上がって行った。それに壁山は慌てて止めに入る。
「違うっス! オーバーラップしたら連携が崩れるっス!!」
「あーそうだった。ワリーワリー」
「オレたちはみんなの代表なんス……。日本代表を軽く見ないでほしいっス!!!」
「あーん」
「おいおい」
壁山の脳裏に浮かぶのは代表入りを逃し涙を流しながら託した多磨野五郎の姿。雷門中サッカー部からの仲間なのだから尚更だろう。