非情の紅白戦、決着!!
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それから試合終了となり、集まった選手たちの前に久遠道也が立つ。
「それでは代表メンバーを発表する!!!」
「「「「「……っ!」」」」」
いよいよ発表となり、全員緊張もあってゴクリと息を呑む。
「まずはオールプレーヤー! 井上!!! GK二人! 円堂と立向居!!!」
「「「!」」」
順当に合格した瑞貴と円堂と立向居勇気はホッと安心して息を吐く。
「DFは六人! 綱海、木暮、風丸、壁山、栗松、飛鷹!!!」
「お――っ!!」
「やったでヤンス――ッ!!!」
「円堂さん~!」
「瑞貴さ~ん!」
「よかったなー!」
「おめでとう!」
「ケッ」
涙を流す壁山塀吾郎と栗松に円堂と瑞貴も共に喜ぶ。その光景が気に食わないのか、不動は顔をしかめていた。
「よーし! この調子で雷門中全員合格といこうぜ!!!」
「円堂センパイ……」
「そしてMFは四人だ!!!」
「!」
残りの雷門中メンバーが合格するのを祈る円堂。五郎は不安で苦笑するだけの中、久遠の声が響くと緊張が高まる。
「鬼道!!! 土方!!! 緑川!!!」
「っ!」
三人の名前が上がって残りはあと一人。松野空介でも五郎でも雷門中メンバー全員が合格といかなかった。
「そして最後の一人は……」
(お願い……。ボクでありますように……!)
祈るように目をギュッと閉じて歯を食いしばり両手を組む五郎。久遠が選んだ最後のMFは――。
「不動明王だ!!!」
「「「「「!!」」」」」
「そ…そんなぁ――っ!!!」
「クックックッ。ハーッハッハッハッハッハ……!!」
選ばれたのは不動だった。円堂はショックを受け、不動は高笑いする。
「ぬ~~っ。五郎がダメで不動が合格なんて……!」
「五郎……」
栗松が悔しがるが、瑞貴は五郎に声をかけるも、落選したショックで五郎には瑞貴の声が届いていない。
「続いてFWメンバー四人!! 豪炎寺!! 吹雪!! 虎丸!! 基山……!!」
十七人の選手が全員呼ばれた。落選した五郎、松野、染岡、佐久間次郎、武方勝は落ち込んでいる。合格した瑞貴たちはその空気にかける言葉も出なかった。
呼ばれた者たちには代表のユニフォームが秋から手渡されていく。青を強調し左胸にはイナズママークがあるユニフォームを五郎は見つめていた。
(ああ。あれが代表のユニフォームか……。ボクも、着たかったなぁ……)
「ククク。残念だったなチビ。そんなにユニフォームがうらやましいか?」
「!」
「む?」
「明王!」
ユニフォームを片手で広げて五郎に見せる不動。その行動に円堂たちは顔をしかめると、瑞貴は空気が悪化する前に止めに入るが……。
「ほらよ」
なんと不動は五郎の前にユニフォームをポイッと落とした。その行為に五郎は目を見開く。
「なっ」
「どうせ着たかったんだろ、このユニフォーム! よだれ垂らさんばかりに見やがって。なんならちょっと貸してやるぜ!!!」
「「!!」」
あまりにも軽々しすぎる。円堂も栗松も五郎の気持ちを考えない不動に衝撃を受けた。
「不動、貴様なんてことを――……!!!」
「早く拾えよ! 憧れの代表ユニフォームだぜぇ――っ!! なんならお前らこいつと代表代わってやれよ! 仲良しなんだろぉ――っ!?」
「やめて明王!」
「こ…の…やっろぉぉ~~……!」
「ふざけるなでヤンス!!! どこまで人をバカにするでヤンスか――っ!!」
瑞貴が本格的に止めようとしたり、円堂が殴るのを抑えようとしてる間、食いかかるように叫んだのは栗松だった。
「て…鉄平!!!」
「うぉおお――っ!! お前みたいな奴とサッカーなんかできないでヤンス――っ!!!」
「ああっ!!」
栗松の怒りのシュートが不動に真っ直ぐ向かっていく。
「それでは代表メンバーを発表する!!!」
「「「「「……っ!」」」」」
いよいよ発表となり、全員緊張もあってゴクリと息を呑む。
「まずはオールプレーヤー! 井上!!! GK二人! 円堂と立向居!!!」
「「「!」」」
順当に合格した瑞貴と円堂と立向居勇気はホッと安心して息を吐く。
「DFは六人! 綱海、木暮、風丸、壁山、栗松、飛鷹!!!」
「お――っ!!」
「やったでヤンス――ッ!!!」
「円堂さん~!」
「瑞貴さ~ん!」
「よかったなー!」
「おめでとう!」
「ケッ」
涙を流す壁山塀吾郎と栗松に円堂と瑞貴も共に喜ぶ。その光景が気に食わないのか、不動は顔をしかめていた。
「よーし! この調子で雷門中全員合格といこうぜ!!!」
「円堂センパイ……」
「そしてMFは四人だ!!!」
「!」
残りの雷門中メンバーが合格するのを祈る円堂。五郎は不安で苦笑するだけの中、久遠の声が響くと緊張が高まる。
「鬼道!!! 土方!!! 緑川!!!」
「っ!」
三人の名前が上がって残りはあと一人。松野空介でも五郎でも雷門中メンバー全員が合格といかなかった。
「そして最後の一人は……」
(お願い……。ボクでありますように……!)
祈るように目をギュッと閉じて歯を食いしばり両手を組む五郎。久遠が選んだ最後のMFは――。
「不動明王だ!!!」
「「「「「!!」」」」」
「そ…そんなぁ――っ!!!」
「クックックッ。ハーッハッハッハッハッハ……!!」
選ばれたのは不動だった。円堂はショックを受け、不動は高笑いする。
「ぬ~~っ。五郎がダメで不動が合格なんて……!」
「五郎……」
栗松が悔しがるが、瑞貴は五郎に声をかけるも、落選したショックで五郎には瑞貴の声が届いていない。
「続いてFWメンバー四人!! 豪炎寺!! 吹雪!! 虎丸!! 基山……!!」
十七人の選手が全員呼ばれた。落選した五郎、松野、染岡、佐久間次郎、武方勝は落ち込んでいる。合格した瑞貴たちはその空気にかける言葉も出なかった。
呼ばれた者たちには代表のユニフォームが秋から手渡されていく。青を強調し左胸にはイナズママークがあるユニフォームを五郎は見つめていた。
(ああ。あれが代表のユニフォームか……。ボクも、着たかったなぁ……)
「ククク。残念だったなチビ。そんなにユニフォームがうらやましいか?」
「!」
「む?」
「明王!」
ユニフォームを片手で広げて五郎に見せる不動。その行動に円堂たちは顔をしかめると、瑞貴は空気が悪化する前に止めに入るが……。
「ほらよ」
なんと不動は五郎の前にユニフォームをポイッと落とした。その行為に五郎は目を見開く。
「なっ」
「どうせ着たかったんだろ、このユニフォーム! よだれ垂らさんばかりに見やがって。なんならちょっと貸してやるぜ!!!」
「「!!」」
あまりにも軽々しすぎる。円堂も栗松も五郎の気持ちを考えない不動に衝撃を受けた。
「不動、貴様なんてことを――……!!!」
「早く拾えよ! 憧れの代表ユニフォームだぜぇ――っ!! なんならお前らこいつと代表代わってやれよ! 仲良しなんだろぉ――っ!?」
「やめて明王!」
「こ…の…やっろぉぉ~~……!」
「ふざけるなでヤンス!!! どこまで人をバカにするでヤンスか――っ!!」
瑞貴が本格的に止めようとしたり、円堂が殴るのを抑えようとしてる間、食いかかるように叫んだのは栗松だった。
「て…鉄平!!!」
「うぉおお――っ!! お前みたいな奴とサッカーなんかできないでヤンス――っ!!!」
「ああっ!!」
栗松の怒りのシュートが不動に真っ直ぐ向かっていく。