よみがえるイナズマ伝説!!
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「よろしくな!!」
「フンッ。クズ共が……」
円堂は挨拶として鬼道に手を差し伸べるが、鬼道はそれを無視した。
「なんだぁ――っ!! この赤マント――っ!!」
「落ち着け!!」
スパ――ンッ!
鬼道の態度が気に入らない円堂を瑞貴がハリセンで叩き、ポジションに引きずる。
(((((やっぱり瑞貴/センパイ/さんを副キャプテンにして正解だった/でヤンス/っス……)))))
暴走した円堂を制する行動力が副キャプテンに任命された理由の一つであることを、瑞貴と円堂は知る由もない。
瑞貴は帝国学園の様子を見るため、秋と一緒にベンチに座る。
「がんばってね、みんな!!」
試合開始のホイッスルが鳴り、いよいよキックオフ!!
「来ぉい!! 今日はオレたちが絶対勝ぁつ!!」
「吠えるな」
「えっ!?」
鬼道が言葉を発したと同時で、雷門ゴールにシュートが叩き込まれた。それはまさに一瞬のことだった――。
「そ…そんなバカな……」
染岡を始め、誰もが信じられないような顔をする。開始直後で早くも点を取られたのだ。
「ちきしょー! 次こそ止めてやる!!」
……しかしそれからの試合は酷いものだった。帝国学園サッカー部はファールギリギリのプレーをして雷門中サッカー部を痛めつける。瑞貴もこの光景を目の当たりして青ざめる。
「ふざけるな帝国――っ!! やめろぉ――っ!!」
「フッ…サッカーをやる資格のないクズ共を、掃除してやってるのさ」
「何ぃ~~っ」
(サッカーをする資格とか、帝国学園が決めていいわけがない!!)
「堂々とゴールを狙ってきやがれ!! 汚ねーぞ!!」
円堂と瑞貴は鬼道の言葉に怒りを感じていた。チームを潰されて黙っていられるわけがない。
「オラよ!!」
突如、寺門大貴が蹴ったボールは円堂にぶつかり、そのままゴールに入った。
そのあとも帝国学園は円堂を狙いつつゴールラッシュする。すでに19点入った。
「無様だなクズ」
鬼道は軽くボールを蹴る。円堂は倒れたままで必死に手を伸ばすも届かず、20点目が入った。
「みんな……」
「なんてことを……」
秋と瑞貴はベンチから立ち上がり、目には涙が溜まっていた。円堂はボロボロになりながらも立ち上がろうとする。
「クッ…まだだ…まだやれるぞ……」
「あん?」
「オレたちはイナズマイレブンになるんだ……!!」
「守……」
あきらめようとしない円堂に瑞貴は胸を打たれるが、鬼道たちはモノともしない。
「イナズマイレブン? 伝説の?」
鬼道はベンチにいる瑞貴を見る。
「ということは、そっちの女は自然の(ナチュラル)プレーヤーになるということか?」
瑞貴が睨むと、帝国学園サッカー部はバカにするよう笑い出す。
「ハハハッ、お前らクズがイナズマイレブンや自然の(ナチュラル)プレーヤーになるだと―!?」
「笑わせやがる。必殺技でも出してみろよ――っ!! ベンチから出て来いよ――っ!!」
「弱い奴ほど現実を見ないものだな」
「ぐ……」
「なんだと……」
円堂と瑞貴は悔しそうに歯を食いしばった。
再びホイッスルが鳴る。今度は雷門ボールだ。
「うおお――っ!! 円堂センパイと瑞貴さんをバカにするな!!」
「ご…五郎……!!」
「しぶといチビだ……」
五郎は単身で帝国側に行くも、鬼道が大野伝助に「やれ」と指示すると、五郎は吹っ飛ばされた。
「「五郎ォ――ッ!!」」
「フハハッ。何がイナズマイレブンだ!! 何が自然の(ナチュラル)プレーヤーだ!!」
「う……ぐ……。円堂…センパ…イ……。瑞貴…さ…ん~~……」
円堂と瑞貴は五郎を倒されたことによって体中が怒りで震える。
「お前で最後だ。くたばれ――っ!!」
「円堂くん!!」
鬼道シュートが円堂に襲いかかる。
(鬼道…お前は許せねぇ! このシュートだけは絶対に止めてやる!! 見てろよ瑞貴、みんな……。キーパーとしてキャプテンとして、最後砦は……絶対に守ってみせる!!!)
「守!!」
「うおおぉぉおおおっ!!!」
そのとき…人々の眼には、円堂守なにかが宿ったように見えたという――……。
円堂背後から鬼気強い魔神が現れ、右手を思いっきり突き出す。
「ゴッドハンド!!!」
「何ぃ!?」
なんと円堂は鬼道のシュートを見事止めたのだ。それはまるでイナズマが見えたかのように。
「目の錯覚じゃねえかな」
「でも止めたぞ! スゲーぞ!!」
「鬼道のシュートを止めるなんてマグレだよ。マグレ!!」
口々に言うギャラリーだが、豪炎寺だけは違う気持ちでいた。
(違う。目の錯覚なんかじゃない。あれは伝説の大技『ゴッドハンド』!! あいつ伝説を呼び起こしやがった……!! なんて男だ…円堂守!!)
「あれ? 今オレ何した?」
「スゴいじゃん守! 鬼道くんシュートを止めたんだよ!!」
「えっ!? わっ、ホントだ!!」
信じられないような顔をして座り込む円堂。瑞貴は拳を手の平に思いっきり当てる。
「次は私の番だね……!!」
かつて、雷門中に自然の(ナチュラル)プレーヤーと呼ばれる女を含めた、イナズマイレブンと呼ばれる男たちがいた……。
そして今、この男と女が再びイナズマを呼ぶ!!!
――ホイッスルが鳴り、前半が終了されると、雷門イレブンはシュートを止めたことに喜び合う。しかし帝国イレブンは……。
「……円堂守。マグレだろうと、オレのシュートを止めるとは許せん……!!」
一度だけでも止められたことは帝国学園プライドが許さない。鬼道だけでなく、全員顔をしかめる。
「本気で潰してやる。デスゾーンだ!!」
「フンッ。クズ共が……」
円堂は挨拶として鬼道に手を差し伸べるが、鬼道はそれを無視した。
「なんだぁ――っ!! この赤マント――っ!!」
「落ち着け!!」
スパ――ンッ!
鬼道の態度が気に入らない円堂を瑞貴がハリセンで叩き、ポジションに引きずる。
(((((やっぱり瑞貴/センパイ/さんを副キャプテンにして正解だった/でヤンス/っス……)))))
暴走した円堂を制する行動力が副キャプテンに任命された理由の一つであることを、瑞貴と円堂は知る由もない。
瑞貴は帝国学園の様子を見るため、秋と一緒にベンチに座る。
「がんばってね、みんな!!」
試合開始のホイッスルが鳴り、いよいよキックオフ!!
「来ぉい!! 今日はオレたちが絶対勝ぁつ!!」
「吠えるな」
「えっ!?」
鬼道が言葉を発したと同時で、雷門ゴールにシュートが叩き込まれた。それはまさに一瞬のことだった――。
「そ…そんなバカな……」
染岡を始め、誰もが信じられないような顔をする。開始直後で早くも点を取られたのだ。
「ちきしょー! 次こそ止めてやる!!」
……しかしそれからの試合は酷いものだった。帝国学園サッカー部はファールギリギリのプレーをして雷門中サッカー部を痛めつける。瑞貴もこの光景を目の当たりして青ざめる。
「ふざけるな帝国――っ!! やめろぉ――っ!!」
「フッ…サッカーをやる資格のないクズ共を、掃除してやってるのさ」
「何ぃ~~っ」
(サッカーをする資格とか、帝国学園が決めていいわけがない!!)
「堂々とゴールを狙ってきやがれ!! 汚ねーぞ!!」
円堂と瑞貴は鬼道の言葉に怒りを感じていた。チームを潰されて黙っていられるわけがない。
「オラよ!!」
突如、寺門大貴が蹴ったボールは円堂にぶつかり、そのままゴールに入った。
そのあとも帝国学園は円堂を狙いつつゴールラッシュする。すでに19点入った。
「無様だなクズ」
鬼道は軽くボールを蹴る。円堂は倒れたままで必死に手を伸ばすも届かず、20点目が入った。
「みんな……」
「なんてことを……」
秋と瑞貴はベンチから立ち上がり、目には涙が溜まっていた。円堂はボロボロになりながらも立ち上がろうとする。
「クッ…まだだ…まだやれるぞ……」
「あん?」
「オレたちはイナズマイレブンになるんだ……!!」
「守……」
あきらめようとしない円堂に瑞貴は胸を打たれるが、鬼道たちはモノともしない。
「イナズマイレブン? 伝説の?」
鬼道はベンチにいる瑞貴を見る。
「ということは、そっちの女は自然の(ナチュラル)プレーヤーになるということか?」
瑞貴が睨むと、帝国学園サッカー部はバカにするよう笑い出す。
「ハハハッ、お前らクズがイナズマイレブンや自然の(ナチュラル)プレーヤーになるだと―!?」
「笑わせやがる。必殺技でも出してみろよ――っ!! ベンチから出て来いよ――っ!!」
「弱い奴ほど現実を見ないものだな」
「ぐ……」
「なんだと……」
円堂と瑞貴は悔しそうに歯を食いしばった。
再びホイッスルが鳴る。今度は雷門ボールだ。
「うおお――っ!! 円堂センパイと瑞貴さんをバカにするな!!」
「ご…五郎……!!」
「しぶといチビだ……」
五郎は単身で帝国側に行くも、鬼道が大野伝助に「やれ」と指示すると、五郎は吹っ飛ばされた。
「「五郎ォ――ッ!!」」
「フハハッ。何がイナズマイレブンだ!! 何が自然の(ナチュラル)プレーヤーだ!!」
「う……ぐ……。円堂…センパ…イ……。瑞貴…さ…ん~~……」
円堂と瑞貴は五郎を倒されたことによって体中が怒りで震える。
「お前で最後だ。くたばれ――っ!!」
「円堂くん!!」
鬼道シュートが円堂に襲いかかる。
(鬼道…お前は許せねぇ! このシュートだけは絶対に止めてやる!! 見てろよ瑞貴、みんな……。キーパーとしてキャプテンとして、最後砦は……絶対に守ってみせる!!!)
「守!!」
「うおおぉぉおおおっ!!!」
そのとき…人々の眼には、円堂守なにかが宿ったように見えたという――……。
円堂背後から鬼気強い魔神が現れ、右手を思いっきり突き出す。
「ゴッドハンド!!!」
「何ぃ!?」
なんと円堂は鬼道のシュートを見事止めたのだ。それはまるでイナズマが見えたかのように。
「目の錯覚じゃねえかな」
「でも止めたぞ! スゲーぞ!!」
「鬼道のシュートを止めるなんてマグレだよ。マグレ!!」
口々に言うギャラリーだが、豪炎寺だけは違う気持ちでいた。
(違う。目の錯覚なんかじゃない。あれは伝説の大技『ゴッドハンド』!! あいつ伝説を呼び起こしやがった……!! なんて男だ…円堂守!!)
「あれ? 今オレ何した?」
「スゴいじゃん守! 鬼道くんシュートを止めたんだよ!!」
「えっ!? わっ、ホントだ!!」
信じられないような顔をして座り込む円堂。瑞貴は拳を手の平に思いっきり当てる。
「次は私の番だね……!!」
かつて、雷門中に自然の(ナチュラル)プレーヤーと呼ばれる女を含めた、イナズマイレブンと呼ばれる男たちがいた……。
そして今、この男と女が再びイナズマを呼ぶ!!!
――ホイッスルが鳴り、前半が終了されると、雷門イレブンはシュートを止めたことに喜び合う。しかし帝国イレブンは……。
「……円堂守。マグレだろうと、オレのシュートを止めるとは許せん……!!」
一度だけでも止められたことは帝国学園プライドが許さない。鬼道だけでなく、全員顔をしかめる。
「本気で潰してやる。デスゾーンだ!!」