野生の闘い! トリコ、最強攻撃!!
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……クッキングフェスへ乗り込んで来た美食會、瑞貴や小松ら料理人たちを連れ去ろうとする。事態はついに全面戦争へ! IGOは名うての美食屋料理人など、精鋭を要して立ち向かう。
四天王・ココはグリンパーチと、サニーはトミーロッドと対決! そして、トリコとスタージュン――因縁の対決が、今再び幕を開ける!
☆☆☆☆☆
〈ギャース!〉
〈グオオッ!〉
「ぎゃあああっ! 瑞貴さーん!」
「疾風乱舞!!」
空中に幾千もいる灰汁獣を相手に、私は風舞で飛びながら小松さんを抱えて技を放った。食義を極めたおかげで無数の風の刃は一つの刃に一体のみならず続けてどんどん切り刻んでいく。だけどそれでも一向に減る様子がない。
「トリコさんたち、大丈夫でしょうか……?」
「……今の私たちができることは、生き延びることとトリコたちを信じることだよ、小松さん」
ベジタブルスカイのときのように、私の胸中には今すぐ加勢に行きたいという想いがある。でも今回はあのときと状況が比じゃないし、私は腕の中にいる小松さんと、近くにいる観客や料理人たちを守ることで手一杯だ。
トリコ、ココさん、サニー……以前よりも格段にレベルを増した美食會副料理長が相手とはいえ、彼らなら勝って私は信じてる!
――……まだ避難が済んでいない観客がいるというのにクッキングスタジアムを半壊しかねないレッグナイフを繰り出したトリコ。その前に瑞貴とゼブラにバリアを張るよう頼んだので観客は無事である。だが、スタージュンには間違いなく直撃したはずだ。
修業と食義を極めたおかげで、トリコの攻撃は宝石の肉(ジュエルミート)戦よりも格段にパワーアップしている。しかし、トリコは手応えをあまり感じなかった。
「今のじゃあ、ロクなダメージもねぇだろ。出てきな、スタージュン!」
ザッ――。
そう言うと同時に砂煙の中から現れたスタージュン。マントや服に亀裂がいくつか見えるが、トリコの予想通り彼自身に大きなダメージは見当たらない。
「いや、そうでもない。ハァ~……ふっ!!」
ブオオオッ!!
大きく息を吸い込んだスタージュンの気合いが、自身を中心とした辺り一面の砂煙をあっという間に一掃した。
「なかなかいい攻撃だったぞ」
「初めて会ったのは……フグ鯨捕獲のとき、洞窟の砂浜だったな」
「フッ。GTロボを介しての邂逅だった……」
「言っておくが、あのときの俺とは違うぜ。料理人たちを掻っ攫うなんて、俺が許さねぇ! 料理人たちは――瑞貴と小松は俺が守る!」
「ホォ、面白い。ならば守って見せろ。そして――お前の力を見せてみろ、トリコ」
覚悟を持った瞳で睨みつけるトリコに、スタージュンはマントを脱ぎ捨てて挑発するようにそう言った。
「いくぜ、スタージュン! うおおぉぉおおお!!」
ドンッ! ドンッ! ドンッ――!
指を軽く鳴らしたトリコはスタージュンの懐に飛び込み、10連釘パンチを撃った。続く衝撃によりスタージュンは後退する。
四天王・ココはグリンパーチと、サニーはトミーロッドと対決! そして、トリコとスタージュン――因縁の対決が、今再び幕を開ける!
☆☆☆☆☆
〈ギャース!〉
〈グオオッ!〉
「ぎゃあああっ! 瑞貴さーん!」
「疾風乱舞!!」
空中に幾千もいる灰汁獣を相手に、私は風舞で飛びながら小松さんを抱えて技を放った。食義を極めたおかげで無数の風の刃は一つの刃に一体のみならず続けてどんどん切り刻んでいく。だけどそれでも一向に減る様子がない。
「トリコさんたち、大丈夫でしょうか……?」
「……今の私たちができることは、生き延びることとトリコたちを信じることだよ、小松さん」
ベジタブルスカイのときのように、私の胸中には今すぐ加勢に行きたいという想いがある。でも今回はあのときと状況が比じゃないし、私は腕の中にいる小松さんと、近くにいる観客や料理人たちを守ることで手一杯だ。
トリコ、ココさん、サニー……以前よりも格段にレベルを増した美食會副料理長が相手とはいえ、彼らなら勝って私は信じてる!
――……まだ避難が済んでいない観客がいるというのにクッキングスタジアムを半壊しかねないレッグナイフを繰り出したトリコ。その前に瑞貴とゼブラにバリアを張るよう頼んだので観客は無事である。だが、スタージュンには間違いなく直撃したはずだ。
修業と食義を極めたおかげで、トリコの攻撃は宝石の肉(ジュエルミート)戦よりも格段にパワーアップしている。しかし、トリコは手応えをあまり感じなかった。
「今のじゃあ、ロクなダメージもねぇだろ。出てきな、スタージュン!」
ザッ――。
そう言うと同時に砂煙の中から現れたスタージュン。マントや服に亀裂がいくつか見えるが、トリコの予想通り彼自身に大きなダメージは見当たらない。
「いや、そうでもない。ハァ~……ふっ!!」
ブオオオッ!!
大きく息を吸い込んだスタージュンの気合いが、自身を中心とした辺り一面の砂煙をあっという間に一掃した。
「なかなかいい攻撃だったぞ」
「初めて会ったのは……フグ鯨捕獲のとき、洞窟の砂浜だったな」
「フッ。GTロボを介しての邂逅だった……」
「言っておくが、あのときの俺とは違うぜ。料理人たちを掻っ攫うなんて、俺が許さねぇ! 料理人たちは――瑞貴と小松は俺が守る!」
「ホォ、面白い。ならば守って見せろ。そして――お前の力を見せてみろ、トリコ」
覚悟を持った瞳で睨みつけるトリコに、スタージュンはマントを脱ぎ捨てて挑発するようにそう言った。
「いくぜ、スタージュン! うおおぉぉおおお!!」
ドンッ! ドンッ! ドンッ――!
指を軽く鳴らしたトリコはスタージュンの懐に飛び込み、10連釘パンチを撃った。続く衝撃によりスタージュンは後退する。