伝説の料理人 天狗のブランチ、見参!!
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……いよいよ始まったクッキングフェス、予選の競技はクッキングトライアスロン! 圧倒的な実力を誇る料理人たちを相手に、瑞貴は渡り歩くも、小松は完全に遅れを取ってしまう。
そのとき、新たな料理人が目を覚ましていた!
☆☆☆☆☆
……自分の様子を見に引き返して来てくれた瑞貴と節乃を見送り、ゼブラにボイスライフジャケットを解除してもらった小松。
二人だけじゃなく憧れの料理人たちが幾人も集い真剣勝負ができるこのクッキングフェスで、小松は自分の力で正々堂々と戦うと決めた。
「よーし、行くぞ!」
ザブンッ! ザバッ!
「プウッ!」
ザブンッ! ザバッ!
先ほどから潜っては水面に顔を出して水を吐いたり、犬かきよりもおぼつかない泳ぎを繰り返す小松。そのせいでどんどん前方を進む料理人たちとの差は広がる一方だ。
――競技の様子は巨大モニターだけじゃなく、VIP席にも小型モニターがあるので様子がよくわかる。特に今大会注目の料理人であり、ビリの小松の様子はよく映し出されていた。
あまりにも見てられない姿に、サニーは呆れてココは顔を引きつらせているが、ゼブラは特に気にすることなくビールを飲んでいる。
《小松シェフ、遅い! 遅い! 遅過ぎる! ますますLateしていくぞー!》
「あっちゃー! やっぱ溺れてるんじゃねーかよー!」
「あ~あ……」
「小松ー! がんばれー! 瑞貴もその調子だー!」
トリコは懸命に泳ごうとする小松に続き、モニターの画面が切り替わった瑞貴の姿を見て応援していた。
――競技の間でも聞こえるように音量をセットされているスピーカーのおかげで、小松さんの様子がよくわかる。本当は助けに行きたいけど、必ずゴールまで行くって言っていたし、私の背中を押してくれたのも小松さんだ。だったら私はそれを信じるまで!
《《《《《ワアアァァアアア!!》》》》》
《No~w、料理人たちがたこやき島をTurn!! ダントツTOPは――オイルまみれのわぶとらだ!!》
「まみれてません! ――ん?」
ザバババババッ!!
《オオッ!? Wo―w!! Wow wow!! ここでBackから迫って来るのは……節乃だ――っ!!》
「ぬあっ!?」
「ウッフフフッ」
水飛沫を上げながら1位のわぶとらシェフの横から現れた節乃さんは、彼に向かってノンキにピースしながら進んで行った。
《美食人間国宝節乃、一気にTOPに躍り出た!! ――……ん? What!》
「なあっ!?」
「お先に失礼します!」
《なんと続けて現れたのは舞獣姫!! 節乃に負けず劣らないSuper dashでわぶとらを抜いた――っ!!》
小松さんの元へ去ったのは少しあとからとはいえ、やっぱり節乃さんは一筋縄ではいかないね。わぶとらシェフを抜くことはできても節乃さんと私の差はなかなか縮まらない。
それにここに来るまでの道中(いや海道中?)に料理人ランキング1位のザウスシェフや、マッハクッキングのトンシェフもなかなかいいスピードで来ていたし、わぶとらシェフに追いつくのも時間の問題だろう。
そのとき、新たな料理人が目を覚ましていた!
☆☆☆☆☆
……自分の様子を見に引き返して来てくれた瑞貴と節乃を見送り、ゼブラにボイスライフジャケットを解除してもらった小松。
二人だけじゃなく憧れの料理人たちが幾人も集い真剣勝負ができるこのクッキングフェスで、小松は自分の力で正々堂々と戦うと決めた。
「よーし、行くぞ!」
ザブンッ! ザバッ!
「プウッ!」
ザブンッ! ザバッ!
先ほどから潜っては水面に顔を出して水を吐いたり、犬かきよりもおぼつかない泳ぎを繰り返す小松。そのせいでどんどん前方を進む料理人たちとの差は広がる一方だ。
――競技の様子は巨大モニターだけじゃなく、VIP席にも小型モニターがあるので様子がよくわかる。特に今大会注目の料理人であり、ビリの小松の様子はよく映し出されていた。
あまりにも見てられない姿に、サニーは呆れてココは顔を引きつらせているが、ゼブラは特に気にすることなくビールを飲んでいる。
《小松シェフ、遅い! 遅い! 遅過ぎる! ますますLateしていくぞー!》
「あっちゃー! やっぱ溺れてるんじゃねーかよー!」
「あ~あ……」
「小松ー! がんばれー! 瑞貴もその調子だー!」
トリコは懸命に泳ごうとする小松に続き、モニターの画面が切り替わった瑞貴の姿を見て応援していた。
――競技の間でも聞こえるように音量をセットされているスピーカーのおかげで、小松さんの様子がよくわかる。本当は助けに行きたいけど、必ずゴールまで行くって言っていたし、私の背中を押してくれたのも小松さんだ。だったら私はそれを信じるまで!
《《《《《ワアアァァアアア!!》》》》》
《No~w、料理人たちがたこやき島をTurn!! ダントツTOPは――オイルまみれのわぶとらだ!!》
「まみれてません! ――ん?」
ザバババババッ!!
《オオッ!? Wo―w!! Wow wow!! ここでBackから迫って来るのは……節乃だ――っ!!》
「ぬあっ!?」
「ウッフフフッ」
水飛沫を上げながら1位のわぶとらシェフの横から現れた節乃さんは、彼に向かってノンキにピースしながら進んで行った。
《美食人間国宝節乃、一気にTOPに躍り出た!! ――……ん? What!》
「なあっ!?」
「お先に失礼します!」
《なんと続けて現れたのは舞獣姫!! 節乃に負けず劣らないSuper dashでわぶとらを抜いた――っ!!》
小松さんの元へ去ったのは少しあとからとはいえ、やっぱり節乃さんは一筋縄ではいかないね。わぶとらシェフを抜くことはできても節乃さんと私の差はなかなか縮まらない。
それにここに来るまでの道中(いや海道中?)に料理人ランキング1位のザウスシェフや、マッハクッキングのトンシェフもなかなかいいスピードで来ていたし、わぶとらシェフに追いつくのも時間の問題だろう。