トリコ新技“ネイルガン”!!
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……まもなく開かれる食の祭典・クッキングフェスティバル。そこで使う食材の捕獲をIGOから依頼されたトリコは、瑞貴と小松と共にバロン諸島に向かう。そこで出会ったグルメ騎士(ナイト)・愛丸たちと共に植物獣類・モンプランを捕獲しようとする。
一方、ココはジダル王国、サニーはデスフォールへそれぞれ出向いていた。そして依頼を断ったゼブラはグルメピラミッドを訪れていた。トリコたちはモンプランの捕獲に苦戦を強いられる!
☆☆☆☆☆
〈グルアァァアアア!!〉
「「!」」
雄叫びを上げながら蔓を振り上げたモンプランは、そこから大量のトゲを飛ばして来た。私とトリコはそれぞれトゲをよけていくと、背後には小松さんと愛丸さんと滝丸くんがいる崖まで追いつめられる。
「トリコさん! 瑞貴さん!」
「あっ!」
「!」
他のとは違い口がついている小さな四つの花が、茎を伸ばしてトゲの間を真っ直ぐ通って私とトリコの両手首を縛る。その恐ろしい力に踏ん張っているトリコと比べて体重が軽い私は引き寄せられ、勢いにより宙に飛んでしまう。
「わみゃ!」
「瑞貴!」
トリコが声を上げると、モンプランの本体であるイガから大きな口が開いた。ゲッ、私を食べる気満々じゃん! 同じくモンプランの行動がわかった小松さんと滝丸くんと愛丸さんも声を上げる。
「わー! 瑞貴さーん!」
「瑞貴さん! 早く脱出してください!」
「トリコ!」
「ふんっ!」
ビュンッ!
「何っ!? よけた!?」
トリコが足を振り上げて本体にめがけたレッグナイフを、モンプランは花もイガも目がないから見えないはずなのに軽々とよけた。
その間にも私を引き寄せる力を緩めることはない。炎の技を使えば一撃だろうけど、こいつは捕獲に必要だから燃やすわけにはいかないし、現時点だと茎を伝ってトリコも燃えてしまう。
「こんの! ――っ!」
ふとモンプランの背後を見た私は、口の端を上げて薙刀をブレスレットに戻すと両手に風を集める。
「疾風乱舞!!」
放たれた風の刃が私の両手とトリコの両手の茎を斬る。せっかく捕らえたのに逃げられた怒りで、モンプランの本体は重力に従って落ちる私を見ているけど、私とトリコはニヤッと笑った。
〈グルアアッ!〉
「私ばかりに意識を向けていいの?」
「今のはレッグナイフじゃねぇ……――レッグブーメランだ!」
ズガンッ!
〈グルアァァアアア!?〉
モンプランの背後に戻って来たレッグナイフが、モンプランの頭上に命中した。背後な上に不意を突かれたのでモンプランもよける暇がなかったんだろう。
その間にもうすぐ地上に落ちる私を、トリコが横抱きにして受け止めてくれた。本当はそのまま着地できるけど、トリコが腕を広げてくれたから受け止めてもらわないわけにはいかないよね。
「ナイスキャッチ!」
「当然だろ」
トリコがそのまま私を降ろすと、さっきまで動いていた茎も全て地に落ちて花も枯れていった。
「ごちそうさまでした!」
トリコが両手を合わせて目を閉じて終結の挨拶を言うけど……まだ私の第六感が警報を告げている。
「トリコ、まだだよ!」
「何っ!?」
〈グルアァァアアア!〉
私の言葉でトリコが目を開けると、モンプランの雄叫びが聞こえた。見ると本体の殻が破られ、中から栗の形をした四つの目も付いて頭上に触覚が出ている猛獣が現れたので、私たちは再び構える。
一方、ココはジダル王国、サニーはデスフォールへそれぞれ出向いていた。そして依頼を断ったゼブラはグルメピラミッドを訪れていた。トリコたちはモンプランの捕獲に苦戦を強いられる!
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〈グルアァァアアア!!〉
「「!」」
雄叫びを上げながら蔓を振り上げたモンプランは、そこから大量のトゲを飛ばして来た。私とトリコはそれぞれトゲをよけていくと、背後には小松さんと愛丸さんと滝丸くんがいる崖まで追いつめられる。
「トリコさん! 瑞貴さん!」
「あっ!」
「!」
他のとは違い口がついている小さな四つの花が、茎を伸ばしてトゲの間を真っ直ぐ通って私とトリコの両手首を縛る。その恐ろしい力に踏ん張っているトリコと比べて体重が軽い私は引き寄せられ、勢いにより宙に飛んでしまう。
「わみゃ!」
「瑞貴!」
トリコが声を上げると、モンプランの本体であるイガから大きな口が開いた。ゲッ、私を食べる気満々じゃん! 同じくモンプランの行動がわかった小松さんと滝丸くんと愛丸さんも声を上げる。
「わー! 瑞貴さーん!」
「瑞貴さん! 早く脱出してください!」
「トリコ!」
「ふんっ!」
ビュンッ!
「何っ!? よけた!?」
トリコが足を振り上げて本体にめがけたレッグナイフを、モンプランは花もイガも目がないから見えないはずなのに軽々とよけた。
その間にも私を引き寄せる力を緩めることはない。炎の技を使えば一撃だろうけど、こいつは捕獲に必要だから燃やすわけにはいかないし、現時点だと茎を伝ってトリコも燃えてしまう。
「こんの! ――っ!」
ふとモンプランの背後を見た私は、口の端を上げて薙刀をブレスレットに戻すと両手に風を集める。
「疾風乱舞!!」
放たれた風の刃が私の両手とトリコの両手の茎を斬る。せっかく捕らえたのに逃げられた怒りで、モンプランの本体は重力に従って落ちる私を見ているけど、私とトリコはニヤッと笑った。
〈グルアアッ!〉
「私ばかりに意識を向けていいの?」
「今のはレッグナイフじゃねぇ……――レッグブーメランだ!」
ズガンッ!
〈グルアァァアアア!?〉
モンプランの背後に戻って来たレッグナイフが、モンプランの頭上に命中した。背後な上に不意を突かれたのでモンプランもよける暇がなかったんだろう。
その間にもうすぐ地上に落ちる私を、トリコが横抱きにして受け止めてくれた。本当はそのまま着地できるけど、トリコが腕を広げてくれたから受け止めてもらわないわけにはいかないよね。
「ナイスキャッチ!」
「当然だろ」
トリコがそのまま私を降ろすと、さっきまで動いていた茎も全て地に落ちて花も枯れていった。
「ごちそうさまでした!」
トリコが両手を合わせて目を閉じて終結の挨拶を言うけど……まだ私の第六感が警報を告げている。
「トリコ、まだだよ!」
「何っ!?」
〈グルアァァアアア!〉
私の言葉でトリコが目を開けると、モンプランの雄叫びが聞こえた。見ると本体の殻が破られ、中から栗の形をした四つの目も付いて頭上に触覚が出ている猛獣が現れたので、私たちは再び構える。