伝説の蜂“インフィニ・ビー” トリコ&##NAME1##VS新型GTロボ
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……グルメ界にある美食會の本部では、ボス・三虎の食事のあととなる骨の山が、今までの比ではないと思いながら三虎の側近兼ウェイター・アルファロは見ていた。そのうしろにやって来たのは、第二支部支部長・ユーである。
「ボスの食欲は、以前に比べるとより増していらっしゃるようですね」
「ええ……より美味なる食材を手に入れなければ。食林寺の寺宝・シャボンフルーツでもボスの食欲を満たせなかった……。どうです、ユー? 何か手掛かりはつかめましたか? アカシアのメニューについて」
「はい。そのご報告で参りました。メニュー発見の鍵とも言われる『インフィニ・ビー』の目撃情報を」
「インフィニ・ビー……アカシアのスペシャルメニューに誘(イザナ)うと言う、伝説の蜂……ですか」
それは古代の壁画にも残されていたこともある伝説で、ユーはその壁画を解析していたのだ。
「『光求める蜂は、太陽の如き黄金の地に現れる』……その伝説を元に調査していた所、人間界に紛れ込んでいたことが判明いたしました」
「グルメ界と人間界を自由に行き交うというのは本当だったようですね。ただちに捕獲なさい。ボス……三虎様の為に」
「お任せを、アル様。第二支部・情報収集チームの一因をかけまして、わたくしめが必ず」
「ホォ、支部長のあなた自ら動くというのですか」
「はい。すでに手筈を整えております」
二人が新たな作戦を立てている間、美食會の技術者・ジョージョーが今回のインフィニ・ビーの捕獲のため新型GTロボをユーなら使いこなせると信じていた。
☆☆☆☆☆
今日はグルメ研究所に美食會についての報告がてら、久しぶりにリンちゃんと女子会――といってもリンちゃんは午後からまた仕事に戻らないといけないから、研究所のカフェスペースでお茶をしている。
「で、最近どうなんだし?」
「どうって? 食林寺で修業していたってさっき言ってたでしょ?」
「決まってるし! 瑞貴の恋愛模様だし!」
「ぶっ!」
まさかそう来ると思わなかった私は思わずジュースを吹き出しかけた。いや、リンちゃんは恋バナが好きなのはわかっていたけどね。だけどココさんやゼブラ、挙げ句にリンちゃんの兄でもあるサニーから告白されたなんて……。
「少なくともココやゼブラやお兄ちゃんには告白されたんでしょ?」
「ぶっ!」
口には言っていないはずなのに言い当てられて私はまたもや吹き出しかけた。いや、女子としては吹き出すのをなんとか堪えないとね、うん。
「なんで知ってるの!?」
「マダムフィッシュを釣る前にココに対しての瑞貴の様子がおかしくて、釣ったあとはゼブラに異様に緊張していて、お兄ちゃんにはこの間報告してもらったし」
「…………」
全部筒抜けだったので私はグウの音も出なかった。サニーはともかくココさんとゼブラのことは二人も私も報告していなかったのに、雰囲気でわかったなんてリンちゃんはエスパーか!? さすがにスタージュンのことは気づかれてないみたいだけど。
しかも目がなんかキラキラしているから、これは白状するまで逃げられないな……リンちゃんの仕事再開の時間までまだあるからね……。
「はい。ココさんとゼブラとサニーから告白されました……」
「他には?」
「び、美食會のスタージュンからもです……」
「びっ……!?」
幸いカフェスペースに他の人がいないとはいえ、寸前で私が口を塞いだからリンちゃんの叫び声は出されることはなかった。落ち着いたのかリンちゃんは自分の口を塞いだ私の手を叩き、もう叫ばないことを確認すると私は手を離す。
「何それ!? 瑞貴ってばちょーモテモテだし!」
「いやいや、逆にどう返事をしたらいいか困ってるんだけど! 特に敵の立場にいるスタージュンは! それに私……」
「ん?」
クリスマスのときリンちゃんに約束したもんね。ここはキチッと報告しないと!
私は『あの人』のことが何度か気になって、一緒にいる内に『この時間が終わってしまったら』とか『私じゃない別の女性』といるのが嫌だって思っている。その答えをちゃんと出さなきゃ!
「ボスの食欲は、以前に比べるとより増していらっしゃるようですね」
「ええ……より美味なる食材を手に入れなければ。食林寺の寺宝・シャボンフルーツでもボスの食欲を満たせなかった……。どうです、ユー? 何か手掛かりはつかめましたか? アカシアのメニューについて」
「はい。そのご報告で参りました。メニュー発見の鍵とも言われる『インフィニ・ビー』の目撃情報を」
「インフィニ・ビー……アカシアのスペシャルメニューに誘(イザナ)うと言う、伝説の蜂……ですか」
それは古代の壁画にも残されていたこともある伝説で、ユーはその壁画を解析していたのだ。
「『光求める蜂は、太陽の如き黄金の地に現れる』……その伝説を元に調査していた所、人間界に紛れ込んでいたことが判明いたしました」
「グルメ界と人間界を自由に行き交うというのは本当だったようですね。ただちに捕獲なさい。ボス……三虎様の為に」
「お任せを、アル様。第二支部・情報収集チームの一因をかけまして、わたくしめが必ず」
「ホォ、支部長のあなた自ら動くというのですか」
「はい。すでに手筈を整えております」
二人が新たな作戦を立てている間、美食會の技術者・ジョージョーが今回のインフィニ・ビーの捕獲のため新型GTロボをユーなら使いこなせると信じていた。
☆☆☆☆☆
今日はグルメ研究所に美食會についての報告がてら、久しぶりにリンちゃんと女子会――といってもリンちゃんは午後からまた仕事に戻らないといけないから、研究所のカフェスペースでお茶をしている。
「で、最近どうなんだし?」
「どうって? 食林寺で修業していたってさっき言ってたでしょ?」
「決まってるし! 瑞貴の恋愛模様だし!」
「ぶっ!」
まさかそう来ると思わなかった私は思わずジュースを吹き出しかけた。いや、リンちゃんは恋バナが好きなのはわかっていたけどね。だけどココさんやゼブラ、挙げ句にリンちゃんの兄でもあるサニーから告白されたなんて……。
「少なくともココやゼブラやお兄ちゃんには告白されたんでしょ?」
「ぶっ!」
口には言っていないはずなのに言い当てられて私はまたもや吹き出しかけた。いや、女子としては吹き出すのをなんとか堪えないとね、うん。
「なんで知ってるの!?」
「マダムフィッシュを釣る前にココに対しての瑞貴の様子がおかしくて、釣ったあとはゼブラに異様に緊張していて、お兄ちゃんにはこの間報告してもらったし」
「…………」
全部筒抜けだったので私はグウの音も出なかった。サニーはともかくココさんとゼブラのことは二人も私も報告していなかったのに、雰囲気でわかったなんてリンちゃんはエスパーか!? さすがにスタージュンのことは気づかれてないみたいだけど。
しかも目がなんかキラキラしているから、これは白状するまで逃げられないな……リンちゃんの仕事再開の時間までまだあるからね……。
「はい。ココさんとゼブラとサニーから告白されました……」
「他には?」
「び、美食會のスタージュンからもです……」
「びっ……!?」
幸いカフェスペースに他の人がいないとはいえ、寸前で私が口を塞いだからリンちゃんの叫び声は出されることはなかった。落ち着いたのかリンちゃんは自分の口を塞いだ私の手を叩き、もう叫ばないことを確認すると私は手を離す。
「何それ!? 瑞貴ってばちょーモテモテだし!」
「いやいや、逆にどう返事をしたらいいか困ってるんだけど! 特に敵の立場にいるスタージュンは! それに私……」
「ん?」
クリスマスのときリンちゃんに約束したもんね。ここはキチッと報告しないと!
私は『あの人』のことが何度か気になって、一緒にいる内に『この時間が終わってしまったら』とか『私じゃない別の女性』といるのが嫌だって思っている。その答えをちゃんと出さなきゃ!