トリコ完全敗北⁉ 繊細かつ豪快、食義の威力‼
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……IGO会長・一龍から修業食材であるシャボンフルーツの捕獲を依頼されたトリコ。伝説の雲隠れ割烹に辿り着いたトリコたちは、店の料理長・千流からシャボンフルーツについて聞くとロストフォレストのさらに奥にある食林寺の宝・寺宝だと聞く。
三人は食林寺の師範にして美食人間国宝でもある珍師範に導かれ、食林寺へと足を踏み入れた。
だが、食義の基本ができていないため寺の洗礼を受けてしまう。しかも食義を極めないとシャボンフルーツも手に入れることができないのだ。食林寺では世界中の支部を含め、年間十万人もの門下生が食義を学んでいた。そして、トリコと瑞貴と小松には師範代であるシュウより食義の修業を施すことになった。そして食義を極めた暁には、珍師範から『食の奥義』を伝授してもらえるらしい。
☆☆☆☆☆
珍師範とも別れ、私たちはシュウさんの案内で食林寺の本堂へと向かって行く。もちろん感謝の心も忘れずにね。じゃないとまた洗練を受けてしまうし。
「あれが、食林寺の本堂です」
「わ~! 立派ですね~!」
「五重の塔の形をしているんだ……!」
「食義の修業コースは基礎から中級…上級と三段階あって、あの本堂は上級の最終試験が行われる場所なんです。食林寺の宝……寺宝
であるシャボンフルーツを手に入れるには、最低でも上級コースを習得しなければなりませんね」
「なるほど。最終目標はこの本堂ってわけだな?」
これから『トリコ』の中でも地味且つ厳しい修業が始まるんだな……私もがんばらないと!
「で、肝心のシャボンフルーツはどこにあるんだ? 庭のどこかにシャボン玉みてぇに涌き出てねぇのか?」
「……トリコ」
「あ?」
「まさかと思うけど、修業を受けずにシャボンフルーツの場所を見つけたら、捕ってそのままトンズラ……なんてしないよね?」
「ちっげぇよ! ただ聞いただけだって!」
「だったら寺の宝が庭にあるわけないですよ……」
「ああ、そうだな。ハハハハッ」
「――ありますよ」
「「「えっ?」」」
「ほら、あれです」
シュウさんが指差した先には丸い池があり、そこから水泡みたいなのが水面に出たと思ったら宙に向かって浮いていった。
「「「あったー!?」」」
池から出てきたシャボンフルーツは、最初はただの水の玉だと思ったけど宙に浮かんでいく内に琥珀色に光輝いて、とても神秘的な光景を見せてくれる。
「おぉ~……スゲ~……!」
「わあ~……!」
「綺麗……!」
「これが、寺宝・シャボンフルーツ……!」
シャボンフルーツは本当にシャボン玉のようにプカプカと縦横無尽に浮いていく。そんな中、トリコがあまりの輝きに見惚れて無意識なのか手を伸ばし、触れようとすると――。
パンッ!
「えっ?」
パンッ! パパパパンッ!
なんと一つのシャボンフルーツにトリコが手を伸ばした途端に破裂し、さらに連鎖反応を起こす奴なのか他のも破裂してしまった。
三人は食林寺の師範にして美食人間国宝でもある珍師範に導かれ、食林寺へと足を踏み入れた。
だが、食義の基本ができていないため寺の洗礼を受けてしまう。しかも食義を極めないとシャボンフルーツも手に入れることができないのだ。食林寺では世界中の支部を含め、年間十万人もの門下生が食義を学んでいた。そして、トリコと瑞貴と小松には師範代であるシュウより食義の修業を施すことになった。そして食義を極めた暁には、珍師範から『食の奥義』を伝授してもらえるらしい。
☆☆☆☆☆
珍師範とも別れ、私たちはシュウさんの案内で食林寺の本堂へと向かって行く。もちろん感謝の心も忘れずにね。じゃないとまた洗練を受けてしまうし。
「あれが、食林寺の本堂です」
「わ~! 立派ですね~!」
「五重の塔の形をしているんだ……!」
「食義の修業コースは基礎から中級…上級と三段階あって、あの本堂は上級の最終試験が行われる場所なんです。食林寺の宝……寺宝
であるシャボンフルーツを手に入れるには、最低でも上級コースを習得しなければなりませんね」
「なるほど。最終目標はこの本堂ってわけだな?」
これから『トリコ』の中でも地味且つ厳しい修業が始まるんだな……私もがんばらないと!
「で、肝心のシャボンフルーツはどこにあるんだ? 庭のどこかにシャボン玉みてぇに涌き出てねぇのか?」
「……トリコ」
「あ?」
「まさかと思うけど、修業を受けずにシャボンフルーツの場所を見つけたら、捕ってそのままトンズラ……なんてしないよね?」
「ちっげぇよ! ただ聞いただけだって!」
「だったら寺の宝が庭にあるわけないですよ……」
「ああ、そうだな。ハハハハッ」
「――ありますよ」
「「「えっ?」」」
「ほら、あれです」
シュウさんが指差した先には丸い池があり、そこから水泡みたいなのが水面に出たと思ったら宙に向かって浮いていった。
「「「あったー!?」」」
池から出てきたシャボンフルーツは、最初はただの水の玉だと思ったけど宙に浮かんでいく内に琥珀色に光輝いて、とても神秘的な光景を見せてくれる。
「おぉ~……スゲ~……!」
「わあ~……!」
「綺麗……!」
「これが、寺宝・シャボンフルーツ……!」
シャボンフルーツは本当にシャボン玉のようにプカプカと縦横無尽に浮いていく。そんな中、トリコがあまりの輝きに見惚れて無意識なのか手を伸ばし、触れようとすると――。
パンッ!
「えっ?」
パンッ! パパパパンッ!
なんと一つのシャボンフルーツにトリコが手を伸ばした途端に破裂し、さらに連鎖反応を起こす奴なのか他のも破裂してしまった。