デカすぎ! プロレス技で巨大恵方巻完成!
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……IGO会長・一龍から出された修業食材の残りは二つ。その内の一つは人間界最大の樹海・ロストフォレストにあるという。その樹海の中にあるとわかっていても、あまりに広大なため場所が特定できないのだ。
トリコたちは占い寿司職人・モンチーにその場所を占ってもらうために、恵方巻の具材を集めなければならないのだった。
マダムフィッシュの次に捕獲を目指したのは酒乱島にある酢の王様・王酢だった。だがそれだけでは具材が足りないとモンチーに言われ、恵方巻の具材集めはさらに続く。トリコたちは世界一臭い食材・ドドリアンボムの捕獲に向かった。その規格外の臭さに幾度となくぶっ倒れるが、なんとかドドリアンボムを手に入れたのだった。しかし……ドドリアンボムの臭いがすっかり体に染み付いてしまい、このままではトリコと小松はハンパなく臭いキャラとなり、瑞貴とも会えなくなるという事態に陥る。
☆☆☆☆☆
もうトリコですら頭に乗せれるほど大きくなったテリーに私たち三人を乗せてもらい、次の目的地に向けて駆けてもらっているんだけど……隣の二人が顔の一部が赤くなるほど目が潤んでます。
「ウッ、ウウッ……しかしよかったな、小松~! 俺ら『臭いキャラ』じゃなくなってよ~!」
「ええ、トリコさん! 僕もこれでやっと仕事に行けます! 瑞貴さん! 本当にありがとうございました!」
「本当に瑞貴には感謝するぜ!」
「いえいえ、どういたしまして……」
鉄平から情報を聞いたりIGOで調べたりして、やっと臭いが取れる方法を見つけた私は二人に連絡したのだ。
今も充分感動して感謝されているけど、ドドリアンボムの臭いが取れた初日に、捕獲や臭い除去の方法を調べて実践するまで私たちが軽く一ヶ月以上も会わなかったせいか、トリコと小松さんは私に感極まって抱きついてきた。最初は抵抗しようと思ったけど……。
『もう会えねぇと思ったぜー!』
『僕も瑞貴さんに嫌われると思いましたー!』
なんて号泣しながら言われるもんだから、抵抗する力も無くて好きにさせたんだよね。あっ、このことはリンちゃんには内緒だな。
「ドドリアンボムの臭いを除去する方法が、まさかドドリアンボムの実を食べることだったとはな。テリ~! お前も臭いが消えるまで敬遠してたもんな~俺のこと! もう一生この肌触りのいい毛並みに触れないかと思ったぜ~!」
「瑞貴さんもお店の厨房に立ってくれてありがとうございます! 僕、一生口を利いてもらえないのかと思いました……!」
「アハハハ……」
あの臭いに私だけでなく嗅覚がトリコよりも強いテリーが耐えられるはずもなく、やっと臭いが取れた二人はテリーと私に嬉しさと感動が合わさった声音でそう言ったので、私たちは半目になって苦笑した。
「ところでトリコさん。恵方巻の具材、あれだけ集めたのにまだ足りないんですか?」
「二人が帰って来るまで私もかなり捕ってきたはずなんだけど……」
「ああ。だがいよいよ最後の一つだ!」
……トリコは瑞貴のを含めて集めた食材をモンチーの所へ持って行ったのだが、また合格をもらえなかった。
『アホかぁ! 海苔がなくてどうすんだい! 捕って来い、アホォ!』
「モンチーの奴、恵方巻を巻く海苔がねぇとか言いやがってよ」
「海苔!?」
「また基本的なモノがないんですね」
「それで、心当たりのある所へうまい海苔をもらいに行こうと思ってな」
「「もらいに……?」」
「ああ!」
ということは、今回は比較的に危険が少ないってことかな? 私の第六感もこの地域に強く反応していないし。
〈ウォン!〉
「見えたぜ! あの丘だ!」
テリーが山を飛び越えた途端、見えた先には緑豊かな丘があった。どうやらそこが目的らしい。
その丘にテリーが足を踏み入れて止まると、トリコが真っ先に降りて景色を懐かしんでいる。
「懐かしいな、この匂い……! ちっとも変わってねぇ」
「風舞」
「わわっ!」
テリーの体が大きいから小松さんは普通に降りれなくなったため、私たちは風舞を使ってゆっくり地面に着地した。
「懐かしいって……」
「知ってる場所ですか? トリコさん?」
「ああ。古い友人が住んでる」
「「〈!〉」」
ヒュヒュンッ――!
私とトリコとテリーがある気配に気づいて振り向くと、私たちに向かって矢が飛んできた! トリコたちのおかげでだいぶ修業できたし、この程度なら薙刀を出さなくてもいける!
トリコたちは占い寿司職人・モンチーにその場所を占ってもらうために、恵方巻の具材を集めなければならないのだった。
マダムフィッシュの次に捕獲を目指したのは酒乱島にある酢の王様・王酢だった。だがそれだけでは具材が足りないとモンチーに言われ、恵方巻の具材集めはさらに続く。トリコたちは世界一臭い食材・ドドリアンボムの捕獲に向かった。その規格外の臭さに幾度となくぶっ倒れるが、なんとかドドリアンボムを手に入れたのだった。しかし……ドドリアンボムの臭いがすっかり体に染み付いてしまい、このままではトリコと小松はハンパなく臭いキャラとなり、瑞貴とも会えなくなるという事態に陥る。
☆☆☆☆☆
もうトリコですら頭に乗せれるほど大きくなったテリーに私たち三人を乗せてもらい、次の目的地に向けて駆けてもらっているんだけど……隣の二人が顔の一部が赤くなるほど目が潤んでます。
「ウッ、ウウッ……しかしよかったな、小松~! 俺ら『臭いキャラ』じゃなくなってよ~!」
「ええ、トリコさん! 僕もこれでやっと仕事に行けます! 瑞貴さん! 本当にありがとうございました!」
「本当に瑞貴には感謝するぜ!」
「いえいえ、どういたしまして……」
鉄平から情報を聞いたりIGOで調べたりして、やっと臭いが取れる方法を見つけた私は二人に連絡したのだ。
今も充分感動して感謝されているけど、ドドリアンボムの臭いが取れた初日に、捕獲や臭い除去の方法を調べて実践するまで私たちが軽く一ヶ月以上も会わなかったせいか、トリコと小松さんは私に感極まって抱きついてきた。最初は抵抗しようと思ったけど……。
『もう会えねぇと思ったぜー!』
『僕も瑞貴さんに嫌われると思いましたー!』
なんて号泣しながら言われるもんだから、抵抗する力も無くて好きにさせたんだよね。あっ、このことはリンちゃんには内緒だな。
「ドドリアンボムの臭いを除去する方法が、まさかドドリアンボムの実を食べることだったとはな。テリ~! お前も臭いが消えるまで敬遠してたもんな~俺のこと! もう一生この肌触りのいい毛並みに触れないかと思ったぜ~!」
「瑞貴さんもお店の厨房に立ってくれてありがとうございます! 僕、一生口を利いてもらえないのかと思いました……!」
「アハハハ……」
あの臭いに私だけでなく嗅覚がトリコよりも強いテリーが耐えられるはずもなく、やっと臭いが取れた二人はテリーと私に嬉しさと感動が合わさった声音でそう言ったので、私たちは半目になって苦笑した。
「ところでトリコさん。恵方巻の具材、あれだけ集めたのにまだ足りないんですか?」
「二人が帰って来るまで私もかなり捕ってきたはずなんだけど……」
「ああ。だがいよいよ最後の一つだ!」
……トリコは瑞貴のを含めて集めた食材をモンチーの所へ持って行ったのだが、また合格をもらえなかった。
『アホかぁ! 海苔がなくてどうすんだい! 捕って来い、アホォ!』
「モンチーの奴、恵方巻を巻く海苔がねぇとか言いやがってよ」
「海苔!?」
「また基本的なモノがないんですね」
「それで、心当たりのある所へうまい海苔をもらいに行こうと思ってな」
「「もらいに……?」」
「ああ!」
ということは、今回は比較的に危険が少ないってことかな? 私の第六感もこの地域に強く反応していないし。
〈ウォン!〉
「見えたぜ! あの丘だ!」
テリーが山を飛び越えた途端、見えた先には緑豊かな丘があった。どうやらそこが目的らしい。
その丘にテリーが足を踏み入れて止まると、トリコが真っ先に降りて景色を懐かしんでいる。
「懐かしいな、この匂い……! ちっとも変わってねぇ」
「風舞」
「わわっ!」
テリーの体が大きいから小松さんは普通に降りれなくなったため、私たちは風舞を使ってゆっくり地面に着地した。
「懐かしいって……」
「知ってる場所ですか? トリコさん?」
「ああ。古い友人が住んでる」
「「〈!〉」」
ヒュヒュンッ――!
私とトリコとテリーがある気配に気づいて振り向くと、私たちに向かって矢が飛んできた! トリコたちのおかげでだいぶ修業できたし、この程度なら薙刀を出さなくてもいける!