イナズマイレブンGOVSダンボール戦機W
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必殺技を身に付けたサッカー少年たちが強大な敵と戦う、超次元サッカーストーリー『イナズマイレブンGO』――。そして、LBXという小型ロボを操り、世界を脅かす敵と戦う少年たちの冒険『ダンボール戦機W』――。
今ここに、決して出会うことのない二つの世界が一つになる!
……その始まりは、とある世界で枯れた花を手に持って何もない砂漠に立つ、一人の少女からだった。
☆☆☆☆☆
雲の上を飛行しているのはダックシャトル改。オタクロスがコンピュータを操作している中、山田淳一郎とコブラは表示されたモニターを見ていた。
「異常震度が確認されている……。奴らが現れる前兆だ」
「異常震度はホーリーロードスタジアム上空で発生してるデヨ」
「ホーリーロードスタジアム? なんかの競技場ってことか」
「試合をやっているみたいデヨ……。お客さんも超満員デヨ!」
「サッカーか……超満員とは面倒だな」
さらに映し出されたモニターでは、合計二十二人の選手たちが一列になってスタジアムに入場していた。その人数やフィールドでコブラも何の競技かわかったようだ。
「各自、気を抜くな!」
〈〈〈〈〈はい!〉〉〉〉〉
宇崎拓也の号令に、コックピットに乗り込んだ山野バン、大空ヒロ、花咲ラン、海道ジン、灰原ユウヤ、ジェシカ・カイオス、古城アスカ、川村アミ、青島カズヤ――九人の少年少女は了承の声を上げた。
――そんなやり取りがされているとは露知らず、ホーリーロードスタジアムでは角間王将の実況と共に盛り上がっている。ピッチにいる選手たちは右手で拳を作って心臓の位置に当てて気を引き締めていた。
《やってまいりました! 夢のカードの実現です! サッカー最大の祭典・グランドエキシビジョン!! 今回はなんと、世界一に輝いたメンバーを要する大人日本代表・イナズマレジェンドジャパン!!》
メンバーはキャプテンの円堂守と副キャプテンの円堂瑞貴を始め、豪炎寺修也、鬼道有人、佐久間次郎、不動明王、風丸一郎太、綱海条介、吉良ヒロト、吹雪士郎、壁山塀吾郎。
《対するは、前回のホーリーロードの兵(ツワモノ)たちを中心に構成された、キャプテン・松風天馬率いる、少年日本代表・新生イナズマジャパン!!》
メンバーはキャプテンの松風天馬と副キャプテンの神童拓人を始め、剣城京介、白竜、霧野蘭丸、狩屋マサキ、錦龍馬、雪村豹牙、雨宮太陽、菜花黄名子、西園信助。
《この両者がぶつかり合います! 果たしてどのような展開を見せるのでしょうか!?》
代表として円堂と天馬が審判の前に出ると、試合前の握手を交わす。
「円堂さん、今日は負けませんよ!」
「ああ、胸を貸してやる。ぶつかって来い!」
新生イナズマジャパンのベンチで空野葵と瀬戸水鳥と山菜茜が見守る中、両チームがポジションに着き、先攻は新生イナズマジャパンからのようだ。
ホイッスルが鳴って試合開始。剣城からボールを受け取った白竜が飛び出す。
「いくぞ! フッ!」
立ちはだかる豪炎寺を白竜は持ち前のスピードを使い、素早いフットワークでかわした。
「スゴい!」
「絶好調!」
「いいぞ白竜! いけいけいけー!」
初っ端から全開の白竜に葵も思わず立ち上がり、茜も写真を撮り、水鳥も立ち上がって応援する。白竜はそのあとも吹雪を剣城にパスを出すことでかわした。
「やるね!」
「フッ」
剣城と白竜が2TOPでイナズマレジェンドジャパン陣内に切り込んで行くと、今度は綱海が出てきた。
「任せろ!」
「ふっ!」
すると剣城が高くボールを上げたので、素早く反応した綱海が追って跳ぶ。これはいただいたと綱海は笑った。
「もらった! ――なっ!?」
「フッ、来い! 聖獣シャイニングドラゴン!」
遅れたのにも関わらず綱海より高く飛んだ白竜は、グラウンドから化身・聖獣シャイニングドラゴンを呼び出した。
「アームド!」
ボールをくわえて上空に飛んだ聖獣シャイニングドラゴンは、白竜の背後に回ると自身を鎧として白竜の身にまとった。いきなり化身アームドした姿に、風丸もヒロトも楽しそうに笑っている。
「最初から飛ばして来たな」
「面白くなってきたね」
「ドラゴンブラスター!」
激しく渦巻くまばゆい竜のオーラを放ち、そのエネルギーを一気にゴールへ放出していく。そんな中、円堂は――なんとゴールを飛び出したのだ。
「ええっ!?」
「バカな!」
「なんだと!?」
天馬も剣城も、化身アームドを解いて着地した白竜も驚かずにはいられない。このままではゴールを決められる。
しかしゴールの前にはイナズマレジェンドジャパンのDF・風丸と壁山と佐久間が立ちはだかっていた。
「いくぞ!」
「はいっス!」
「オウッ!」
「「「ディープジャングル!」」」
ターザンロープを使って生い茂る密林の如く、三人は同時にアタックをして見事にシュートを止めた。
「止めた!?」
大人で三人がかりとはいえ、化身アームドした白竜の必殺技が止められたことに天馬は驚いた。その間にボールは綱海に回される。
「こっからだぜ! ヒーヤッホォ! スパークルウェイブ!」
続いて綱海がボールをサーフボードのようにし、無数の銀河を駆け巡ってボールを加速して一気に新生イナズマジャパンのエリアへ。
「「「うわあっ!」」」
「えっ!?」
狩屋と霧野と黄名子をあっという間に抜いたと思ったら、ゴール前を駆けて行く円堂と瑞貴の姿に信助は驚く。
《大胆不敵! GKの円堂守がMFの井上瑞貴と共に敵陣ゴールへ上がっている!!》
「っ! まさか、仲間を…ボールが自分たちの所まで届くこと信じて!?」
一歩間違えれば先制点を奪われていただろうに、円堂は迷うことなくゴールを出たのだ。それは生半可なチームワークではできない、苦難を共に乗り越えた仲間たちを信頼しているからこそできるのだ。
円堂と瑞貴は顔を見合わせると笑い合って同時に飛ぶとボールに向けて足を振り上げる。タイミングもバッチリな行動に天馬は目を見開いた。
「シュートチェイン!?」
「「イナズマアロー!」」
綱海のスパークルウェイブに加え、二人が放つイナズマアロー。雷撃の矢となった凄まじいパワーとスピードに反応できず、信助は必殺技を出す暇もなくゴールを許してしまった。
《決まった――っ!! 先制点は大人日本代表! 格の違いを見せつけた――っ!!》
「ナイス、守!」
「お前もな、瑞貴!」
瑞貴と円堂は仲間の元に戻りながら、お互いの顔を見てハイタッチを交わした。夫婦になった今でも選手としての……相棒としての絆は昔と変わらない。
「こんな……いきなりこんな大胆な策を!」
「ああ、やられたな。さすが円堂さんだ。それにあのタイミング……瑞貴さんも円堂さんが飛び出すとわかっていてゴールに向かったんだ」
白竜と剣城は、鬼道と豪炎寺に声をかけられている円堂と瑞貴を見て驚きながらも笑った。
「スゴい……スゴ過ぎる!」
「円堂さんと瑞貴さんは戦いの始まりに、戦うための指針を示してくれた。チームと一つになって、全てを出し切って戦う……それがサッカーなんだと!」
「神童先輩……――サッカーって楽しいですね!」
あんなスゴいプレーを見せられたら感化されずにはいられない、天馬はその意味を込めて神童に向かって笑った。そしてその気持ちは神童たちもそうだろう。
「俺たちだって負けられない! みんな、サッカーやろうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
拳を上げて叫ぶ天馬を中心にやる気満々の新生イナズマジャパンを、瑞貴と円堂は微笑みながら見ていた。
「逆に火を点けちゃったって感じかな?」
「むしろそっちのほうが楽しみだ。そういえば、大丈夫なのか? 朝、具合悪そうにしていたけど……」
「うん、痛みは一瞬だったからもう治ったよ。それにこんな楽しい日に休んでたまるもんですか!」
ウィンクをした瑞貴は絶好調を意味していた。先ほどのシュートだって寸分の狂いもなく息ピッタリだったし、円堂もホッとして声を上げる。
「さあみんな! サッカーやろうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
イナズマレジェンドジャパンもまた、円堂と瑞貴を中心にやる気満々だった。
☆☆☆☆☆
プレーする者も見る者も誰もが楽しんでいる試合も、この不思議な空間にいる二人にとっては不愉快なモノだった。
「戦いはいけないよね……」
「さあ、始めるか……」
穏やかそうな少年――サンと、ニヤリと笑う少年――アスタが乗っているのは、雲の中から現れた蕾のような要塞フラウ・ア・ノートリアス。これが姿を現したとき、悪夢の始まりでもあった。
☆☆☆☆☆
「明王!」
「吹雪!」
瑞貴からパスを受け取った不動は太陽と剣城にマークされるが、前線へ走り出す吹雪へ回すことに成功した。
(さすがだ……。円堂さんたちのプレーにムダがない……――っ!)
隙のないチームワークに天馬が思案していると、ふと振り向いた先に見たことのない服を着た少女がいた。両手を握って何か言っているがここまで聞こえない。
今ここに、決して出会うことのない二つの世界が一つになる!
……その始まりは、とある世界で枯れた花を手に持って何もない砂漠に立つ、一人の少女からだった。
☆☆☆☆☆
雲の上を飛行しているのはダックシャトル改。オタクロスがコンピュータを操作している中、山田淳一郎とコブラは表示されたモニターを見ていた。
「異常震度が確認されている……。奴らが現れる前兆だ」
「異常震度はホーリーロードスタジアム上空で発生してるデヨ」
「ホーリーロードスタジアム? なんかの競技場ってことか」
「試合をやっているみたいデヨ……。お客さんも超満員デヨ!」
「サッカーか……超満員とは面倒だな」
さらに映し出されたモニターでは、合計二十二人の選手たちが一列になってスタジアムに入場していた。その人数やフィールドでコブラも何の競技かわかったようだ。
「各自、気を抜くな!」
〈〈〈〈〈はい!〉〉〉〉〉
宇崎拓也の号令に、コックピットに乗り込んだ山野バン、大空ヒロ、花咲ラン、海道ジン、灰原ユウヤ、ジェシカ・カイオス、古城アスカ、川村アミ、青島カズヤ――九人の少年少女は了承の声を上げた。
――そんなやり取りがされているとは露知らず、ホーリーロードスタジアムでは角間王将の実況と共に盛り上がっている。ピッチにいる選手たちは右手で拳を作って心臓の位置に当てて気を引き締めていた。
《やってまいりました! 夢のカードの実現です! サッカー最大の祭典・グランドエキシビジョン!! 今回はなんと、世界一に輝いたメンバーを要する大人日本代表・イナズマレジェンドジャパン!!》
メンバーはキャプテンの円堂守と副キャプテンの円堂瑞貴を始め、豪炎寺修也、鬼道有人、佐久間次郎、不動明王、風丸一郎太、綱海条介、吉良ヒロト、吹雪士郎、壁山塀吾郎。
《対するは、前回のホーリーロードの兵(ツワモノ)たちを中心に構成された、キャプテン・松風天馬率いる、少年日本代表・新生イナズマジャパン!!》
メンバーはキャプテンの松風天馬と副キャプテンの神童拓人を始め、剣城京介、白竜、霧野蘭丸、狩屋マサキ、錦龍馬、雪村豹牙、雨宮太陽、菜花黄名子、西園信助。
《この両者がぶつかり合います! 果たしてどのような展開を見せるのでしょうか!?》
代表として円堂と天馬が審判の前に出ると、試合前の握手を交わす。
「円堂さん、今日は負けませんよ!」
「ああ、胸を貸してやる。ぶつかって来い!」
新生イナズマジャパンのベンチで空野葵と瀬戸水鳥と山菜茜が見守る中、両チームがポジションに着き、先攻は新生イナズマジャパンからのようだ。
ホイッスルが鳴って試合開始。剣城からボールを受け取った白竜が飛び出す。
「いくぞ! フッ!」
立ちはだかる豪炎寺を白竜は持ち前のスピードを使い、素早いフットワークでかわした。
「スゴい!」
「絶好調!」
「いいぞ白竜! いけいけいけー!」
初っ端から全開の白竜に葵も思わず立ち上がり、茜も写真を撮り、水鳥も立ち上がって応援する。白竜はそのあとも吹雪を剣城にパスを出すことでかわした。
「やるね!」
「フッ」
剣城と白竜が2TOPでイナズマレジェンドジャパン陣内に切り込んで行くと、今度は綱海が出てきた。
「任せろ!」
「ふっ!」
すると剣城が高くボールを上げたので、素早く反応した綱海が追って跳ぶ。これはいただいたと綱海は笑った。
「もらった! ――なっ!?」
「フッ、来い! 聖獣シャイニングドラゴン!」
遅れたのにも関わらず綱海より高く飛んだ白竜は、グラウンドから化身・聖獣シャイニングドラゴンを呼び出した。
「アームド!」
ボールをくわえて上空に飛んだ聖獣シャイニングドラゴンは、白竜の背後に回ると自身を鎧として白竜の身にまとった。いきなり化身アームドした姿に、風丸もヒロトも楽しそうに笑っている。
「最初から飛ばして来たな」
「面白くなってきたね」
「ドラゴンブラスター!」
激しく渦巻くまばゆい竜のオーラを放ち、そのエネルギーを一気にゴールへ放出していく。そんな中、円堂は――なんとゴールを飛び出したのだ。
「ええっ!?」
「バカな!」
「なんだと!?」
天馬も剣城も、化身アームドを解いて着地した白竜も驚かずにはいられない。このままではゴールを決められる。
しかしゴールの前にはイナズマレジェンドジャパンのDF・風丸と壁山と佐久間が立ちはだかっていた。
「いくぞ!」
「はいっス!」
「オウッ!」
「「「ディープジャングル!」」」
ターザンロープを使って生い茂る密林の如く、三人は同時にアタックをして見事にシュートを止めた。
「止めた!?」
大人で三人がかりとはいえ、化身アームドした白竜の必殺技が止められたことに天馬は驚いた。その間にボールは綱海に回される。
「こっからだぜ! ヒーヤッホォ! スパークルウェイブ!」
続いて綱海がボールをサーフボードのようにし、無数の銀河を駆け巡ってボールを加速して一気に新生イナズマジャパンのエリアへ。
「「「うわあっ!」」」
「えっ!?」
狩屋と霧野と黄名子をあっという間に抜いたと思ったら、ゴール前を駆けて行く円堂と瑞貴の姿に信助は驚く。
《大胆不敵! GKの円堂守がMFの井上瑞貴と共に敵陣ゴールへ上がっている!!》
「っ! まさか、仲間を…ボールが自分たちの所まで届くこと信じて!?」
一歩間違えれば先制点を奪われていただろうに、円堂は迷うことなくゴールを出たのだ。それは生半可なチームワークではできない、苦難を共に乗り越えた仲間たちを信頼しているからこそできるのだ。
円堂と瑞貴は顔を見合わせると笑い合って同時に飛ぶとボールに向けて足を振り上げる。タイミングもバッチリな行動に天馬は目を見開いた。
「シュートチェイン!?」
「「イナズマアロー!」」
綱海のスパークルウェイブに加え、二人が放つイナズマアロー。雷撃の矢となった凄まじいパワーとスピードに反応できず、信助は必殺技を出す暇もなくゴールを許してしまった。
《決まった――っ!! 先制点は大人日本代表! 格の違いを見せつけた――っ!!》
「ナイス、守!」
「お前もな、瑞貴!」
瑞貴と円堂は仲間の元に戻りながら、お互いの顔を見てハイタッチを交わした。夫婦になった今でも選手としての……相棒としての絆は昔と変わらない。
「こんな……いきなりこんな大胆な策を!」
「ああ、やられたな。さすが円堂さんだ。それにあのタイミング……瑞貴さんも円堂さんが飛び出すとわかっていてゴールに向かったんだ」
白竜と剣城は、鬼道と豪炎寺に声をかけられている円堂と瑞貴を見て驚きながらも笑った。
「スゴい……スゴ過ぎる!」
「円堂さんと瑞貴さんは戦いの始まりに、戦うための指針を示してくれた。チームと一つになって、全てを出し切って戦う……それがサッカーなんだと!」
「神童先輩……――サッカーって楽しいですね!」
あんなスゴいプレーを見せられたら感化されずにはいられない、天馬はその意味を込めて神童に向かって笑った。そしてその気持ちは神童たちもそうだろう。
「俺たちだって負けられない! みんな、サッカーやろうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
拳を上げて叫ぶ天馬を中心にやる気満々の新生イナズマジャパンを、瑞貴と円堂は微笑みながら見ていた。
「逆に火を点けちゃったって感じかな?」
「むしろそっちのほうが楽しみだ。そういえば、大丈夫なのか? 朝、具合悪そうにしていたけど……」
「うん、痛みは一瞬だったからもう治ったよ。それにこんな楽しい日に休んでたまるもんですか!」
ウィンクをした瑞貴は絶好調を意味していた。先ほどのシュートだって寸分の狂いもなく息ピッタリだったし、円堂もホッとして声を上げる。
「さあみんな! サッカーやろうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
イナズマレジェンドジャパンもまた、円堂と瑞貴を中心にやる気満々だった。
☆☆☆☆☆
プレーする者も見る者も誰もが楽しんでいる試合も、この不思議な空間にいる二人にとっては不愉快なモノだった。
「戦いはいけないよね……」
「さあ、始めるか……」
穏やかそうな少年――サンと、ニヤリと笑う少年――アスタが乗っているのは、雲の中から現れた蕾のような要塞フラウ・ア・ノートリアス。これが姿を現したとき、悪夢の始まりでもあった。
☆☆☆☆☆
「明王!」
「吹雪!」
瑞貴からパスを受け取った不動は太陽と剣城にマークされるが、前線へ走り出す吹雪へ回すことに成功した。
(さすがだ……。円堂さんたちのプレーにムダがない……――っ!)
隙のないチームワークに天馬が思案していると、ふと振り向いた先に見たことのない服を着た少女がいた。両手を握って何か言っているがここまで聞こえない。