嵐・竜巻・ハリケーン!
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イクサルフリートの必殺タクティクス、ベルセルクレイによりアースイレブンのソウルは暴走しオウンゴールまでしてしまう。だが、ピクシーと黒ピクシーが身を挺してベルセルクレイを打ち消してくれたので暴走は止まった。
6対2となって前半が終了したが、暴走の反動でアースイレブンは疲労困憊に。そこに翼を持つガードン人に連れられて現れたのは、ビットウェイ=オズロックにやり消し去られたと思ったファラム・オービアスの紫天王と円堂瑞貴。彼らは消滅の直前にガードン人に救われたのだ。そして今まで戦ったチームの代表選手と市川座名九郎と西園信助も加わり、ギャラクシーイレブンとして後半出撃。
違う星の者でも同じ目的を持つ同士として、大切なことを教えてくれたアースイレブンに報いるため、ギャラクシーイレブンは次々とゴールを決めて2点差まで縮める。しかし……。
「黒岩監督!?」
突如再びベンチに現れた黒岩流星に松風天馬たちは驚くが、対して黒岩はニヤリと笑っている。
「フッ。面白いじゃないか……。まさに、宇宙戦争だ」
「えっ……?」
「このスタジアムでは、宇宙戦争が起こっている……」
彼は単純にサッカーによる宇宙戦争に内心興奮しているのか、それともこの言葉もまた違う意味を持つのか……――真意は定かではない。
イクサルフリートのボールで試合再開。ボールが回ってドリブルするデスピナ=ラクスはオズロックにボールを回す。
「オズロック!」
「やるぞ、ガンダレス!」
「やるよ、リュゲル兄!」
リュゲル=バランとガンダレス=バランが前に立ち塞がったので、オズロックは動きを止める。バラン兄弟は秘策があるのかニヤッと笑っていた。
「「あそこにブラックホール!」」
「『UFO』なんだけどね……」
「ていうかブラックホール、うしろありますし……」
「この面子で引っ掛かるの、あの子たちだけなんじゃ……」
かつて自分たちが引っかかって克服した別バージョンを繰り出した。技名も違う上に本物のブラックホールはバラン兄弟の真後ろにあるので、必殺技の発端を生み出した皆帆和人は苦笑し、真名部陣一郎は眼鏡を押し上げながら呆れ、瑞貴は口の端を引きつらせていた。
「…………」
「「無視!? わあああっ!」」
当然オズロックも無反応だ。むしろ呆れが見えてあっという間にバラン兄弟を突破する。
「イクサルフリートの力、思い知れ! ふんっ!」
バシュンッ!
「何っ!?」
「うわあっ!」
「近づけん!」
「――ふんっ!」
オズロックが必殺技にもなりえるくらい勢いよく蹴ると、その威力に市川座名九郎もロダン=ガスグスもカゼルマ=ウォーグも一歩も動けなかった。だが、対してイクサルフリートのダルヴォス=ボソンはジャンプして蹴り落とす。
落下するボールの元へ走るコーゲ=コリスの向かいから、バンダ=コローギュJr.が突破されるまいとやってくる。
「行かせない!」
「フッ。ぬおおらっ!」
「うわああっ!」
「Jr.!」
ローゲは二人分の威力を纏ったボールを蹴ってさらに威力を増し、そのままバンダJr.にぶつけた。彼の安否を心配して九坂隆二が声を上げる。
「ヒデーな……。なんだ、あのボール!」
「彼らの憎しみだよ。底知れない憎しみの力が、ボールを狂気としているの……」
「あっ……」
鉄角真が歯を食いしばると、瑞貴が眉をしかめながらそう言った。それを表すようにゴールにいる西園信助も震えているし、観客席の人々にも恐怖が広がっている。
イクサルフリートの攻撃でも迎撃でもない悪夢のパスワークが、ギャラクシーイレブンに襲いかかる。
「これでトドメだ!」
「ふっ! っ……ああああっ!」
《捉えた――っ!! 西園、耐えきれるかー!?》
「うああぁぁあああ!」
ローゲの憎しみのエネルギーがこもったシュートを信助は前に出て正面からキャッチし、どんどん後退されて行くがなんとかラインを越えず止まった。しかし……。
《Oh No!》
「信助!」
「もらったー!」
信助が力尽きて倒れたので天馬が声を上げると、ボールは手から離れて転がって行く。その隙をデスピナが逃すわけもなくシュートしようと足を振り上げると、すぐさま信助が飛び込んでボールを抱えに行く。
6対2となって前半が終了したが、暴走の反動でアースイレブンは疲労困憊に。そこに翼を持つガードン人に連れられて現れたのは、ビットウェイ=オズロックにやり消し去られたと思ったファラム・オービアスの紫天王と円堂瑞貴。彼らは消滅の直前にガードン人に救われたのだ。そして今まで戦ったチームの代表選手と市川座名九郎と西園信助も加わり、ギャラクシーイレブンとして後半出撃。
違う星の者でも同じ目的を持つ同士として、大切なことを教えてくれたアースイレブンに報いるため、ギャラクシーイレブンは次々とゴールを決めて2点差まで縮める。しかし……。
「黒岩監督!?」
突如再びベンチに現れた黒岩流星に松風天馬たちは驚くが、対して黒岩はニヤリと笑っている。
「フッ。面白いじゃないか……。まさに、宇宙戦争だ」
「えっ……?」
「このスタジアムでは、宇宙戦争が起こっている……」
彼は単純にサッカーによる宇宙戦争に内心興奮しているのか、それともこの言葉もまた違う意味を持つのか……――真意は定かではない。
イクサルフリートのボールで試合再開。ボールが回ってドリブルするデスピナ=ラクスはオズロックにボールを回す。
「オズロック!」
「やるぞ、ガンダレス!」
「やるよ、リュゲル兄!」
リュゲル=バランとガンダレス=バランが前に立ち塞がったので、オズロックは動きを止める。バラン兄弟は秘策があるのかニヤッと笑っていた。
「「あそこにブラックホール!」」
「『UFO』なんだけどね……」
「ていうかブラックホール、うしろありますし……」
「この面子で引っ掛かるの、あの子たちだけなんじゃ……」
かつて自分たちが引っかかって克服した別バージョンを繰り出した。技名も違う上に本物のブラックホールはバラン兄弟の真後ろにあるので、必殺技の発端を生み出した皆帆和人は苦笑し、真名部陣一郎は眼鏡を押し上げながら呆れ、瑞貴は口の端を引きつらせていた。
「…………」
「「無視!? わあああっ!」」
当然オズロックも無反応だ。むしろ呆れが見えてあっという間にバラン兄弟を突破する。
「イクサルフリートの力、思い知れ! ふんっ!」
バシュンッ!
「何っ!?」
「うわあっ!」
「近づけん!」
「――ふんっ!」
オズロックが必殺技にもなりえるくらい勢いよく蹴ると、その威力に市川座名九郎もロダン=ガスグスもカゼルマ=ウォーグも一歩も動けなかった。だが、対してイクサルフリートのダルヴォス=ボソンはジャンプして蹴り落とす。
落下するボールの元へ走るコーゲ=コリスの向かいから、バンダ=コローギュJr.が突破されるまいとやってくる。
「行かせない!」
「フッ。ぬおおらっ!」
「うわああっ!」
「Jr.!」
ローゲは二人分の威力を纏ったボールを蹴ってさらに威力を増し、そのままバンダJr.にぶつけた。彼の安否を心配して九坂隆二が声を上げる。
「ヒデーな……。なんだ、あのボール!」
「彼らの憎しみだよ。底知れない憎しみの力が、ボールを狂気としているの……」
「あっ……」
鉄角真が歯を食いしばると、瑞貴が眉をしかめながらそう言った。それを表すようにゴールにいる西園信助も震えているし、観客席の人々にも恐怖が広がっている。
イクサルフリートの攻撃でも迎撃でもない悪夢のパスワークが、ギャラクシーイレブンに襲いかかる。
「これでトドメだ!」
「ふっ! っ……ああああっ!」
《捉えた――っ!! 西園、耐えきれるかー!?》
「うああぁぁあああ!」
ローゲの憎しみのエネルギーがこもったシュートを信助は前に出て正面からキャッチし、どんどん後退されて行くがなんとかラインを越えず止まった。しかし……。
《Oh No!》
「信助!」
「もらったー!」
信助が力尽きて倒れたので天馬が声を上げると、ボールは手から離れて転がって行く。その隙をデスピナが逃すわけもなくシュートしようと足を振り上げると、すぐさま信助が飛び込んでボールを抱えに行く。