暴走する獣(ソウル)!
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アースイレブンはついにファラム・ディーテを撃破し、宇宙間サッカー大会・グランドセレスタギャラクシーをついに優勝した。互いが全力を出した激闘だったのでライフエナジーも溜まり、コズミックプラズマ光子砲の準備も整ったが、ビットウェイ=オズロックが率いるイクサルフリートがついに現れる。さらにオズロックがかつて月を消滅したボールを使い、ファラム・ディーテと彼らを守ろうとした円堂瑞貴も共々消されてしまう。
コズミックプラズマ光子砲も奴らの手にある中、奪取するためには試合に勝つしかない。だが、イクサルフリートは選手一人一人が憎悪を剥きだしにしアースイレブンを戸惑わせる。しかしそれでも1点は取れたが、それもイクサルフリートの『与えて壊す』という絶望へいざないでもあったのだ。
そしてオズロックが内に秘めていたソウル・イクサールを発動させ、アースイレブンをさらなる絶望へと叩きつける。
シュバ――ンッ!!
「止めてやる!」
「はああっ!」
「ふっ!」
パアアァァアアア――!
「「「うわあっ!」」」
「ふんっ!」
パアアァァアアア――!
暗黒のエネルギーを集中させて放つソウルストライクに、鉄角真と真名部陣一郎と皆帆和人も三人がかりのソウルストライクで対抗するが突破され、井吹宗正のソウルストライクも全てを無の闇に飲み込んで葬り去る禁断の力に敵わず、ゴールを許してしまった。
《ゴォ――ルッ!! イクサルフリート、3点目――っ!!》
☆☆☆☆☆
「イクサルフリートのライフエナジーはあまりに邪悪……。このままライフエナジーが膨張すれば力が崩壊し、スタジアムを巻き込んで大爆発してしまうでしょう」
「大爆発!? っ……!」
VIPルームでポトムリ=エムナトルの見解を聞いたララヤ=オビエスはファラム・オービアスの行く末はもちろん、宇宙の命運を託したとはいえアースイレブンの安否を心配していた。
☆☆☆☆☆
直接ぶつかっていないとはいえ、松風天馬も剣城京介もオズロックのソウルとその力の脅威を全身で感じ取っていた。
「なんて力なんだ……!」
「憎悪から来る、執念のようなものか?」
「それが、『狂気』ってことなのか」
(そうか、黒岩監督はあのとき……)
『お前たちにはあるか? 敵の計り知れない狂気に立ち向かえる「感情」が』
(それを、俺たちから引き出そうとしたのか……)
天馬と剣城の会話を聞きながら神童拓人は試合前の黒岩流星の言葉を思い返し、観客席を見渡すと二階席の一番うしろで立ち見している彼を見つけた。
(狂気をも理解し乗り越える心の力……それをあの人は俺たちに求めていたのか)
「…………」
神童は黒岩の言葉の意図を理解した。その表情を隣で見ていた瞬木隼人は何かを感じたのか、顔をそっぽ向けたが誰も気づかなかった。
試合が再開され、ローゲ=コリスとの小競り合いをかわした天馬からのパスを、ジャンプして胸で受け取りながら神童は再び思案する。
(狂気を越える感情とは何か、それを理解しなくちゃ、イクサルフリートには勝てない!)
着地し剣城へとボールを回すと、神童は両手を振りながら体を回転する。
「神のタクトFI(ファイアイリュージョン)!」
神童がアースイレブンに次々と的確な指示を出してボールを繋いでいき、天馬が剣城にヘディングパスを出す。
「いっけー! 剣城!」
「はあっ!」
パアアァァアアア――!
剣城はソウル・オオカミを発動させ、ソウルストライクで2点目を取ろうとする。……しかし。
「ふんっ!」
パアアァァアアア――!
フォボス=クェーサーも、ムチのようにしなる四本の触手を持つソウル・ギギラスを発動させた。そして長い触手を撃ちつけるソウルストライクにより止められてしまう。
《止めた!》
「「「「「!?」」」」」
「オズロック!」
「ふっ!」
フォボスが大きくボールを投げてオズロックへパスしようとしたが、その間をジャンプした天馬がカットした。
コズミックプラズマ光子砲も奴らの手にある中、奪取するためには試合に勝つしかない。だが、イクサルフリートは選手一人一人が憎悪を剥きだしにしアースイレブンを戸惑わせる。しかしそれでも1点は取れたが、それもイクサルフリートの『与えて壊す』という絶望へいざないでもあったのだ。
そしてオズロックが内に秘めていたソウル・イクサールを発動させ、アースイレブンをさらなる絶望へと叩きつける。
シュバ――ンッ!!
「止めてやる!」
「はああっ!」
「ふっ!」
パアアァァアアア――!
「「「うわあっ!」」」
「ふんっ!」
パアアァァアアア――!
暗黒のエネルギーを集中させて放つソウルストライクに、鉄角真と真名部陣一郎と皆帆和人も三人がかりのソウルストライクで対抗するが突破され、井吹宗正のソウルストライクも全てを無の闇に飲み込んで葬り去る禁断の力に敵わず、ゴールを許してしまった。
《ゴォ――ルッ!! イクサルフリート、3点目――っ!!》
☆☆☆☆☆
「イクサルフリートのライフエナジーはあまりに邪悪……。このままライフエナジーが膨張すれば力が崩壊し、スタジアムを巻き込んで大爆発してしまうでしょう」
「大爆発!? っ……!」
VIPルームでポトムリ=エムナトルの見解を聞いたララヤ=オビエスはファラム・オービアスの行く末はもちろん、宇宙の命運を託したとはいえアースイレブンの安否を心配していた。
☆☆☆☆☆
直接ぶつかっていないとはいえ、松風天馬も剣城京介もオズロックのソウルとその力の脅威を全身で感じ取っていた。
「なんて力なんだ……!」
「憎悪から来る、執念のようなものか?」
「それが、『狂気』ってことなのか」
(そうか、黒岩監督はあのとき……)
『お前たちにはあるか? 敵の計り知れない狂気に立ち向かえる「感情」が』
(それを、俺たちから引き出そうとしたのか……)
天馬と剣城の会話を聞きながら神童拓人は試合前の黒岩流星の言葉を思い返し、観客席を見渡すと二階席の一番うしろで立ち見している彼を見つけた。
(狂気をも理解し乗り越える心の力……それをあの人は俺たちに求めていたのか)
「…………」
神童は黒岩の言葉の意図を理解した。その表情を隣で見ていた瞬木隼人は何かを感じたのか、顔をそっぽ向けたが誰も気づかなかった。
試合が再開され、ローゲ=コリスとの小競り合いをかわした天馬からのパスを、ジャンプして胸で受け取りながら神童は再び思案する。
(狂気を越える感情とは何か、それを理解しなくちゃ、イクサルフリートには勝てない!)
着地し剣城へとボールを回すと、神童は両手を振りながら体を回転する。
「神のタクトFI(ファイアイリュージョン)!」
神童がアースイレブンに次々と的確な指示を出してボールを繋いでいき、天馬が剣城にヘディングパスを出す。
「いっけー! 剣城!」
「はあっ!」
パアアァァアアア――!
剣城はソウル・オオカミを発動させ、ソウルストライクで2点目を取ろうとする。……しかし。
「ふんっ!」
パアアァァアアア――!
フォボス=クェーサーも、ムチのようにしなる四本の触手を持つソウル・ギギラスを発動させた。そして長い触手を撃ちつけるソウルストライクにより止められてしまう。
《止めた!》
「「「「「!?」」」」」
「オズロック!」
「ふっ!」
フォボスが大きくボールを投げてオズロックへパスしようとしたが、その間をジャンプした天馬がカットした。