俺たちの最後の戦い!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
宇宙間サッカー大会・グランドセレスタギャラクシーをついに制覇した松風天馬たちアースイレブン。そしてブラックホールを消し去る力を持つコズミックプラズマ光子砲に必要なライフエナジーも決勝戦で溜まった。剣城京介が敵に回ったのも、ライフエナジーは魂と魂がぶつかり合うことで生み出されると知っていたからだ。
しかし、現れたビットウェイ=オズロックはカトラ=ペイジとの『コズミックプラズマ光子砲はブラックホールを消し去るために使う』という約束を破り、十人の男女を引きつれてコズミックプラズマ光子砲は自分たちの兵器として使うものだと告げた。
そのためにサッカーが利用されたので、怒った天馬たちは最後の戦いに挑もうとする。
《Everybody listen!! 大変な展開になってきたー! まさに宇宙の存亡を賭けた決戦、ブラックホールの危機迫る中、グランドセレスタギャラクシーの覇者・アースイレブンが戦うその相手は!?》
「フフフフフッ。我らは……――イクサルフリート!」
過去にファラム・オービアスが滅ぼした、オズロックたちの故郷、惑星イクサルから取ったチーム名・『イクサルフリート』は、故郷の復讐のため集まったのだ。
「イクサルフリート……」
「あれがオズロックのチーム……」
天馬と円堂瑞貴がオズロックの他にいるメンバーを一人一人見る。決勝戦前に告げたオズロックの同胞たちだと察すると、中には見覚えのある人物もいた。
「フッ」
「あっ! どうして、イシガシさんが……!」
「あいつも俺たちを騙してたのか!」
「差し詰め案内人として、僕たちに接触しながら、ずっと監視して強さのチェックでもしていたんじゃないでしょうか」
「抜かりないってわけだな……」
今までコーディネーターとして各惑星を渡る度に天馬たちの前に現れたイシガシ=ゴーラムもまた、オズロックの配下であるイクサルフリートとして活動してたと、鉄角真と真名部陣一郎と瞬木隼人も察した。
するとオズロックが右腕を上げ、怒りと悔しさと復讐心を入り交じったように拳を震わせる。
「全宇宙に告ぐ! 我がイクサルフリートを突き動かすモノは、ファラム・オービアスへの滾り立つ憎しみ! 怒り! 私は奪われたモノを奪い返すためにここにいる。それが我々の悲願なのだ……! ただ奪い返すだけではない! お前たちの宇宙全てを奪ってやる!」
パチンッ!
オズロックが指を鳴らすと、今まで何も映していなかった電光掲示板が表示される。現れたのはアースイレブンとイクサルフリートのロゴが入った得点版だ。
「この試合は全宇宙に絶望を与えるための余興だ。お前たちが希望とするサッカーが、お前たちを破壊する!」
「あいつ、どうかしてる!」
「ああ!」
「ええ。ずいぶんとトチ狂ってるね……!」
底知れぬ復讐によって生み出された思考と狂気に、九坂も井吹宗正も眉をしかめ、相手を睨みつける瑞貴のうしろにいる女子たちも恐怖で身を寄せ合っている。
「消えろ、ファラム・ディーテ。目障りだ」
「目障りだと!?」
「目障りはどっちかしら? 宇宙を全部奪うだなんて、ずいぶん大口を叩いてくれたわね――」
「くだらん」
「っ!?」
「ファラム・オービアスの言葉など、耳触りだ」
「なんですってー!?」
バルガ=ザックスたちファラム・ディーテにこの場を去るよう告げたオズロック。ヒラリ=フレイルは挑発するように言うが、それすらもバッサリとオズロックは切り捨てたので、逆に怒りが宿った。
そんなヒラリたちの前に駆け出して現れたのは、リュゲル=バランとガンダレス=バランの兄弟だ。
「おい、悪党! 俺たちが本当に怖いのはお前ではない! あれだ!」
「…………」
「「「「「…………?」」」」」
ビシッと人差し指を突き出して叫んだリュゲルはオズロックから空へと映し出したので、オズロックはもちろん全員が顔を向けると……――そこには今にも星を飲みこもうと近づいて来る、ブラックホールがあった。
しかし、現れたビットウェイ=オズロックはカトラ=ペイジとの『コズミックプラズマ光子砲はブラックホールを消し去るために使う』という約束を破り、十人の男女を引きつれてコズミックプラズマ光子砲は自分たちの兵器として使うものだと告げた。
そのためにサッカーが利用されたので、怒った天馬たちは最後の戦いに挑もうとする。
《Everybody listen!! 大変な展開になってきたー! まさに宇宙の存亡を賭けた決戦、ブラックホールの危機迫る中、グランドセレスタギャラクシーの覇者・アースイレブンが戦うその相手は!?》
「フフフフフッ。我らは……――イクサルフリート!」
過去にファラム・オービアスが滅ぼした、オズロックたちの故郷、惑星イクサルから取ったチーム名・『イクサルフリート』は、故郷の復讐のため集まったのだ。
「イクサルフリート……」
「あれがオズロックのチーム……」
天馬と円堂瑞貴がオズロックの他にいるメンバーを一人一人見る。決勝戦前に告げたオズロックの同胞たちだと察すると、中には見覚えのある人物もいた。
「フッ」
「あっ! どうして、イシガシさんが……!」
「あいつも俺たちを騙してたのか!」
「差し詰め案内人として、僕たちに接触しながら、ずっと監視して強さのチェックでもしていたんじゃないでしょうか」
「抜かりないってわけだな……」
今までコーディネーターとして各惑星を渡る度に天馬たちの前に現れたイシガシ=ゴーラムもまた、オズロックの配下であるイクサルフリートとして活動してたと、鉄角真と真名部陣一郎と瞬木隼人も察した。
するとオズロックが右腕を上げ、怒りと悔しさと復讐心を入り交じったように拳を震わせる。
「全宇宙に告ぐ! 我がイクサルフリートを突き動かすモノは、ファラム・オービアスへの滾り立つ憎しみ! 怒り! 私は奪われたモノを奪い返すためにここにいる。それが我々の悲願なのだ……! ただ奪い返すだけではない! お前たちの宇宙全てを奪ってやる!」
パチンッ!
オズロックが指を鳴らすと、今まで何も映していなかった電光掲示板が表示される。現れたのはアースイレブンとイクサルフリートのロゴが入った得点版だ。
「この試合は全宇宙に絶望を与えるための余興だ。お前たちが希望とするサッカーが、お前たちを破壊する!」
「あいつ、どうかしてる!」
「ああ!」
「ええ。ずいぶんとトチ狂ってるね……!」
底知れぬ復讐によって生み出された思考と狂気に、九坂も井吹宗正も眉をしかめ、相手を睨みつける瑞貴のうしろにいる女子たちも恐怖で身を寄せ合っている。
「消えろ、ファラム・ディーテ。目障りだ」
「目障りだと!?」
「目障りはどっちかしら? 宇宙を全部奪うだなんて、ずいぶん大口を叩いてくれたわね――」
「くだらん」
「っ!?」
「ファラム・オービアスの言葉など、耳触りだ」
「なんですってー!?」
バルガ=ザックスたちファラム・ディーテにこの場を去るよう告げたオズロック。ヒラリ=フレイルは挑発するように言うが、それすらもバッサリとオズロックは切り捨てたので、逆に怒りが宿った。
そんなヒラリたちの前に駆け出して現れたのは、リュゲル=バランとガンダレス=バランの兄弟だ。
「おい、悪党! 俺たちが本当に怖いのはお前ではない! あれだ!」
「…………」
「「「「「…………?」」」」」
ビシッと人差し指を突き出して叫んだリュゲルはオズロックから空へと映し出したので、オズロックはもちろん全員が顔を向けると……――そこには今にも星を飲みこもうと近づいて来る、ブラックホールがあった。